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コックピットからの景色 - 2011年イタリアGP

Vitantonio Liuzzi / Jim 2011年9月18日

ESPNF1のコラムニストであるビタントニオ・リウッツィ(HRT)が2011年シーズン第13戦イタリアGPを振り返ってくれました。ESPNF1独占でお届けします!

衝撃の一瞬。スタート直後のアクシデントにからんだリウッツィ © Getty Images
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【ビタントニオ・リウッツィ 2011年9月13日】

残念なことに短い週末になってしまった。最後尾スタートだったとはいえ、ものすごくいいスタートを決められてダニエル(リカルド)やヴァージンの2台を追い抜けたし、ロータスのコバライネンよりも速さがあっただけに、ターン1のアクシデントは本当に悔しい。僕はスペースがあったから彼(コバライネン)のインサイドに入ったんだけど、サイド・バイ・サイドになったときに彼が僕を右側に押してきて芝生に追いやられたんだ。彼の方向転換と同時に芝生部分に差し掛かったコースが狭くなっていくから最悪。もうどこにも行き場を見つけられなかった。

芝生に乗った途端、マシンのコントロールを完全に失ってしまい、ブレーキングゾーンに近づいていくのにまったくスローダウンできなかった。マシンが芝生に乗ると止まるすべはなく、ペトロフとロズベルグに突っ込んでおしまい。この流れに巻き込まれてしまっただけの彼らには本当に申し訳ない。でも僕の責任ではないんだ。

もうマシンをコントロールできないと分かってからはとにかく身構えるのに必死で、手をケガしないようにホイールから両手を離さなきゃいけなかった。基本的には芝生を横向きにすべっていく感じで、誰か不運なマシンにぶつかってしまうんだろうなと思いながら、数秒間はただ衝撃を待つだけの瞬間だった。幸い、誰も負傷しなかったけど、意図的にやったわけじゃないから本当に不運な状況と言える。

シンガポールでは5グリッド降格処分を受けることになり、僕はそれを受け入れたけれど、だからといってスチュワードの判断に同意したわけじゃない。彼らは僕がシケインでのアクシデントを引き起こしたと言ったけど、そこで起きた事故ではなかった。でもスチュワードの裁定を拒否するつもりはない。それに結局のところ、シンガポールでの僕たちに何か大きな違いがあるわけでもないだろうからね。それでも、僕がその結論に同意したということにはならない。自分の責任じゃなかったことは僕が分かっている。

いい結果を残すチャンスがありながらも、クラッシュに終わった週末。予選は24番手だったけど、モンツァの予選は他のどこよりもストレートで前にいるマシンの真後ろにつき、それを生かせるかどうかが勝負なんだ。モンツァのアウトラップはいつもちょっとした混乱が生まれる。というのも、スリップストリームを得ようと他のマシンに対してブレーキテストを仕掛ける、まるで子供みたいな動きをするドライバーがいるんだ。もちろん、特に僕たちのように遅いマシンにとってはトウが本当に重要なんだけど、アウトラップでそんなゲームはしたくなかったから僕はとにかく自分の予選を走っただけ。

シンガポールでは厳しい戦いになると予想するリウッツィ © Sutton Images
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だけど、チームメイトのダニエルには僕のスリップストリームを使うチャンスをあげたんだ。その結果、彼は僕を0.2秒上回った。スリップストリームの活用は小規模のカテゴリーで学ぶことだし僕は気にしない。僕たちはポールを争ったりQ2進出を競ったりしているわけじゃないから、僕にとっての優先はマシンの改善だ。予選後は実際、優れたレースペースがあっただけにとても楽観していた。それを発揮することはなかったけれど。

この先はいくつかチャレンジングなサーキットが控えているから本当に楽しみにしている。僕の一番の心配はシンガポール。僕たちのマシンはシンガポールのコース特性をひどく嫌っている。バンプや縁石、低速コーナーでマシンがうまく反応してくれないんだ。シンガポールはそれらのコンビネーションで構成されているから、タフな週末になると予想している。鈴鹿と韓国はもっといいと思うし、この数カ月はちょっとスローダウンしていたから、うまくいけばいくつか新しいアップグレードを得られるようもっと激しくプッシュできるはず。モンツァでも予定はあったんだけど届かなくて、シンガポールには大丈夫なはずだけど、ヴァージンがどんどんコンペティティブになってきているから、激しくプッシュしないといけないし、コンストラクターズ選手権11位のポジションを確実にする必要がある。

2012年に向けては、ジオメトリーや時間までに準備する必要のあるすべてのことを決めないといけないから、来年のマシンについて技術部隊と何度か議論している。今後に向けて必死に取り組んでいるし、もうすぐ自分たちの立ち位置に関する全体像が見えてくるだろう。ひとつだけ僕が言えるとすれば、来年は今年のマシンとまったく違うものになるってこと。何ひとつパーツを持ち越す計画はないと思う。すべてが大きな前進につながるはずだ。

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend Tonio Liuzzi has raced in Formula One since 2005, driving for Red Bull, Toro Rosso and Force India before landing his latest seat at HRT for 2011. He has been an ESPNF1 columnist since 2010, giving a driver's insight into every race weekend