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コックピットからの景色 - 2011年オーストラリアGP

Vitantonio Liuzzi / Jim 2011年4月2日

残念ながら予選敗退を喫したものの、ESPNF1のコラムニストであるビタントニオ・リウッツィ(HRT)が2011年シーズン開幕戦オーストラリアGPを振り返ってくれました。ESPNF1独占でお届けします!

オーストラリアGP予選で敗退し、決勝に出られなかったリウッツィ © Sutton Images
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【ビタントニオ・リウッツィ 2011年3月30日】

確かに僕たちは週末を通して苦戦した。マシンに問題を抱えていたことや、すべての準備を整えるにはあまりに時間が限られていたことが原因。たった一度のグランプリ週末をやり終えるのに2カ月分の仕事が必要だったんだ。

金曜日に始めた僕たちは最後にインストレーションラップを走った以外は周回を重ねられなかった。すべてのパーツが持ち込まれ、普通なら12月や1月にやっておくべき作業をサーキットにきてやらなきゃいけなかった。インストレーションラップを走るためにパーツを適切に修復し、取り付ける必要があったからマシンの準備が遅れて金曜日はたったの1周しか走れなかったんだ。

それで土曜日の朝は電子系のボタンがおかしなトラブルを起こしてコース上でストップするしかなく、最後のフリー走行も僕たちは1周も走れないまま、予選に向けてすべてをまとめることになった。

あれだけ短い時間でマシンを走らせられるようにできたことはポジティブだと思っていいと思うけど、もちろん、レースに出られないことはポジティブな週末じゃない。日曜日に第三者的な立場でレースを見るのは本当に変な感じだった。レース用具一式に着替えないとか、かなり変だったし、他にもいろいろと慣れないことが多かった。だけど、うん、そういうものだからね。

予選前にマシンのことを何も知らない状態で、レースに出られるとか、Q1で最速タイムから107%以内に収まるなんて楽観視はしていなかった。でも、僕たちがわずか11周で記録したラップタイムを見ると、今後に向けてはポジティブになっていいと思う。

もちろん、オーストラリアでマシンを走らせたのにレースができないというのはチームにとって少し不公平にも思えた。だから、僕たちはレースでマイレージを稼げないかどうか良識を求めたんだ。F1はプロのドライバーばかり。皆が分別ある限り、107%以上ペースの遅いマシンと一緒に走っても、そのマシンを周回遅れにする時も、そんなに大きな問題はないと思う。F1チーム間の予算の差はかなり大きい。だから、シーズンの最初にコース上で上位勢と遅いマシンにこれだけの差があることは普通のこと。

リウッツィがコックピットに座ったまま、マシンの作業に追われるHRTのメカニック © Sutton Images
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とはいえ、ルールはルールだ。自分たちが望んでいたのとは違ってしまったけれど、僕たちはスチュワードの決定を受け入れた。とにかく、もう二度と同じことが起こらないようにしないと。

スタートで出遅れてしまったから、この後、マレーシアで行われる"僕たちの"シーズン開幕戦に向けてしっかり準備していく必要がある。マレーシアでは状況が変わると思うけど、残念ながら、シーズン序盤戦の会場となるサーキットで107%ルールにとって最悪のコースはどこかと聞かれれば、僕はその特性からマレーシアだと答えるだろう。それでも、オーストラリアとは違う改善したところを見せられると思っているし、ヴァージンと比較してもいいペースがあることを示せると思っている。

シーズンが始まる前はチャンピオンシップで10位になることが目標だったけれど、ヴァージン(をとらえること)が現実的な目標だ。ロータスがオーストラリアであまり強そうになかったのは確かだけど、緒戦は誰にとっても難しいものだから、自分たちが狙いを定める前に彼らがマレーシアでどうなのかを見てみないといけない。僕たちの大半は今、自分たちのパフォーマンスに集中している。マシンにはたくさんの新パーツが投入される。適切なフロントノーズとウイング、改良されたリアダンパーとか、マレーシアまでにはいろいろと変わってくるから、もっといい形にできると思う。

マレーシアでは決勝レースを戦えると自信を見せるリウッツィ © Getty Images
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僕たちにとっては距離を走ることが一番大事。現時点では、僕たちが40kmしか走っていない一方で、数千kmを走り込み、それぞれのマシン情報をたくさん持っている人たちと戦っているんだ。もちろん、シーズン中のテストが禁じられていることは僕たちにとって何の役にも立たないけれど、ルールはルールとして受け入れて、自分たちにできるベストを尽くすしかない。

グリッドの上位を見ると、今年はレッドブルがチャンピオンシップを独走するんじゃないかな。マクラーレンのペースにはビックリしたけど、レッドブルはテストから当然のように速かったし、もちろん、昨年の最速チームだから、そのことが彼らの仕事を楽にしているとも思う。今年の彼らは本当に強力なペースだから、2010年に比べてもそんなにたくさんのライバルがいるとは思わない。

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ビタントニオ・リウッツィがグランプリごとにレースを振り返り!

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Tonio Liuzzi Close
Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend Tonio Liuzzi has raced in Formula One since 2005, driving for Red Bull, Toro Rosso and Force India before landing his latest seat at HRT for 2011. He has been an ESPNF1 columnist since 2010, giving a driver's insight into every race weekend