
ブルーノ・セナ(HRT)がイギリスGPでレースに参戦できなかった理由は、メールを誤送信してしまったためかもしれない。
先週末のイギリスGPにおいて十分な説明がなされることなくブルーノの不出走が発表されたため、スポンサー関係のトラブルが発生したとうわさされていた。代役としてレースを戦った山本左近が、500万ドル(約4億4,185万円)ものスポンサーフィーを持ちこんだという報道もあった。
しかしシルバーストーン・サーキットで何度も行われたミーティングの後、ホッケンハイムリンクで行われる次戦ドイツGP以降はブルーノがステアリングを握ることが決定。何やら、深い問題が発生していた雰囲気が漂っていた。
先週末にブルーノがレースできなかったことについてドイツ誌『Auto Bild Motorsport(アウトビルド・モートアシュポルト)』は、単純なメールが原因になったと報じている。
伝えられるところによると、26歳のブルーノはHRTのチーム代表であるコリン・コレス本人やコレスのチームマネジメントについて批判するメールを書いたのだが、あろうことかそれをコレス本人に送信してしまった模様だ。
この報道が正確であるとしたら、左近が久しぶりのレース復帰を果たした背景には、ブルーノの反抗的態度に対するチームからの処罰があったということになる。
また同誌は、スポンサーフィーの納入遅れが原因で、イギリスGPではカルン・チャンドックがレースシートを失う直前までいっていたとも伝えている。
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