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マグヌッセンの不満と謝罪

Jim
2019年6月11日 « ペナルティは妥当、とロズベルグ | 物議をかもしたベッテルのペナルティ »
© Dan Istitene/Getty Images
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ハースF1のケビン・マグヌッセンはチーム代表のギュンサー・シュタイナーから軽い叱責を受けることになった無線メッセージについて、カナダGP終了直後にチームに謝罪した。

レース終盤、ラップリーダーから2周遅れとなったマグヌッセンは無線で「今までで最低の経験だよ、どんなレースカーでも経験したことがない。一度も」と訴えたのだ。

ピットレーンスタートとなったマグヌッセンは予選で大クラッシュを喫しており、チームは翌日のレースに向けて徹夜でマシンを再建しなければならなかった。レースエンジニアのゲイリー・ギャノンはすぐさまマグヌッセンにこの件を指摘したが、その後、シュタイナーが文句を言うのをやめるようマグヌッセンをたしなめている。

ギャノンは「われわれの誰もこのペースに満足なんてしていないよ。でも、みんな、マシンを修復するために夜通しがんばってくれたんだから、しっかり完走しような」とマグヌッセンに話しかけるも、そこにシュタイナーが割って入った。

「私たちにとってもいい経験なわけがない。でも、もう十分だ。言葉通りだぞ。十分と言えば十分だ」

レースを終えてピットレーンに戻る間、マグヌッセンはチームに謝罪した。

「みんな、ごめん。みんなだって僕と同じように不満だよね。ごめん。ガレージのみんな、本当にごめん。みんなは本当にがんばってくれたのに。いつも通りね」

介入する必要を感じた理由について問われたシュタイナーは「無線でのオープンなやり取りを望んでいなかったからだ。止める必要があった。かなり礼儀正しくしたつもりだ。何も考えずに言っていたとしたら、あんなふうにはならなかっただろう。公の場でやって、皆に笑われるようなことはすべきでない」と明かした。

また、レース後にさらに謝罪する時間を取ったマグヌッセンをたたえたシュタイナーはレース環境でドライバーがフラストレーションを感じることに理解を示してもいる。

「彼が来てくれたことは良かったと思う。みんながイラ立っているのだ。朝の3時までがんばって、最後尾と後ろから2番目だったのだから。モチベーションになるようなことではないし、どれだけ最悪かをあれ以上話す必要はない」

「全員が完全に意識しているし、私はただ、みんながもうあれ以上がっかりするようなことを避けたかった。レース後、彼が説明したのかどうかは知らないが、彼は別に批判したかったわけではなく、最悪の状況であることを説明しようとしただけで、誰かを避難していたわけではない」

「無線の反対側にいたら、それは分からないこと。もしかすると、理解はできるかもしれないが、みんなにはそれが分からない。話の全体を知っているわけではないからね。彼は全員に謝罪した。大人らしくね。われわれは前に進む。長々と話しても意味はない」

マグヌッセンのフラストレーションはチームが徹夜で施した作業の結果ではある。ピットレーンスタートとなった以上、チームは望み通り自由にマシンに変更を加えられるのだ。チームはマグヌッセンに巻き返しのチャンスを与えられるようアグレッシブなセットアップを選んだという。

「ケビンのマシンを再建するにあたり、われわれは若干異なるセットアップを試した。ピットレーンスタートだったのでそれができたからだ。当然、それが機能しなかった」

「少なくともそれは学んだのだから、今なら分かる。マシンを悪くしようとして意図的に選択したものではなく、良くなるようにしたくて選んだ。それが機能しなかった」

ハースF1にとっては散々なレースだった。ロマン・グロージャンはスターと直後の第1コーナーでアレキサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)とカルロス・サインツ(マクラーレン)の接触に巻き込まれ、最後尾に後退。結局、14位完走にとどまった。

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