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ハースF1代表のギュンサー・シュタイナーはスペインGP決勝レース終盤に交錯した所属ドライバー2人の間に怒りの感情はないと自信を見せた。

セーフティカー解除後、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンは7番手を争って激しい攻防戦を繰り広げた。レースが再開された際、ターン1でインサイドを取ったマグヌッセンに追い抜かれたグロージャンはコースオフを余儀なくされ、その数周後には同じコーナーで2人が衝突、衝撃でグロージャンが再びランオフエリアに押し出されている。

結局、グロージャンはペースが落ち、タイヤ温度を失う中で10番手に後退。それでも、トロ・ロッソのアレキサンダー・アルボンをなんとか抑えて1ポイントをもぎ取った。

13日(月)に公開された無線のやり取りではシュタイナーがマグヌッセンに対してレース終了後、最初に会いに来るようにと要請しており、「ケビン、まず私のところに来るように」とシュタイナーが伝えるとマグヌッセンは「もちろん、了解です」と返答している。

これに続いてグロージャンのもとにも無線連絡を入れたシュタイナーは「ロマン、ギュンサーだ。私が対処にあたる。だから、冷静に、落ち着いて帰還してほしい。その後で話そう。とにかく冷静に。よろしく」と話した。

シュタイナーが両ドライバーと話し合いの場を持ったことから、レース後に恒例となったメディアセッションは遅れてスタートした。

その後、シュタイナーは「打ち合わせが難しいことはなかった。両ドライバーと話したが、はっきりさせておきたかったのだ。誤解を解いて、問題なし。取るに足りないことだ。私からは"夜中までここに座って誰の責任かを調べるために映像を見るつもりはない"と彼らに伝えた」と明かしている。

「ここから学び、前に進まなければならない。数点を失ったとはいえ、乗り切れたのはラッキーだ。最終的に2台とも入賞したのだから、それはいつだってうれしいこと」

また、シュタイナーは2人のコンペティティブなドライバーを起用すれば常にリスク要素があることを理解しているとも主張する。

「彼らは彼らなりに良い関係を築いている。前にもこういうことがあったし、どちらかがもう一方に不満があるようなことはないようにしたいので、レース後すぐに彼ら2人をつかまえて、確か15分ほどだったと思うが、"ここから前に進む。二度とやらないように"と話した」

「彼らが二度とやらないと約束できるか? ノーだ」

ハースF1はスペインで投入したアップグレードにポジティブな感触をつかんで現地を後にしており、バルセロナの週末全体の評価について問われるたびにシュタイナーはその点を強調した。

さらに、両ドライバーが時折クラッシュすることは、2人の競争力の高いドライバーがそれぞれのマシンの力を最大限に引き出そうとしていることの証明になるため、良い問題となるのではないかと問われたシュタイナーは次のように答えている。

「そうだね、だが、お互いに衝突してほしいとは思っていない。誤解を解いた。レースなので起きてしまうことではある。こういったことは起きるものだし、そこから前に進む。確かに良いことと言えるが、ネガティブなのは数ポイントを失ったこと。それでも、ポイントをかけて戦っているのであればマシだ」

加えて、シュタイナーはいつものように、ハースF1勢の同士討ちが発生するまでグランプリそのものはあまりエンターテインメント性がなかったことから、スパイスを与えられたのはハースF1のおかげだとジョークを飛ばすことも忘れなかった。

「だいぶ退屈になりそうだったので、それによってレースに少しスパイスが加わったのではないかと思っている」と冗談ながらに話したシュタイナーは「なにかほしいものだ。皆さんを楽しませ続けたのだから、ちょっとしたプレミアムポイントをもらえるべきではないかな! ボーナスポイントとしてね! ファステストラップはボーナスポイントがあるのだから、ベストエンターテイメント賞があってもいいのでは・・・」と続けた。

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