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グロージャンに次戦3グリッド降格処分

Jim
2018年5月14日 « サインツの入賞で選手権4位に浮上したルノー | ギリギリのタイヤで完走したボッタス »
© LLUIS GENE/AFP/Getty Images
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スペインGP決勝レースで2人のドライバーを巻き込むインシデントを引き起こした責任を問われ、ハースF1のロマン・グロージャンに次戦モナコGPでの3グリッド降格処分が科された。

グロージャンはオープニングラップでターン3を通過中にスピンを喫し、マシンがアウト側のコース外ではなくコース内を横切る形でインサイドに移動してしまったため、後続のピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)を巻き込んだ。グロージャンは前方にいたチームメイトのケビン・マグヌッセンがふらついたことに対応するうちにマシンのコントロールを失ったが、スピンを喫した後もスロットルを開いたままにしていたことが批判を受けている。

グロージャンがスピン後もアクセルを踏み続けたことについて問われたヒュルケンベルグは『BBC Radio Five Live(BBCレディオ・ファイブ・ライブ)』で「あのシナリオだと良くはないよね。どうも彼は今週末を通してかなりスピンするのが気に入っていたみたいだけど、1周目はタイミング的にダメだよね」とコメント。

「ターン1とターン2はマシンがいたるところにいてかなり騒々しかったし、ターン3では他のマシンに視界を遮られていてほとんど何も見えず、最後の瞬間はスモークが上がってきて僕に向かって、あるいは僕の方に向かって突進してくるマシンが見えた。右に動いて避けようとしたけど、向こうのスピードが速すぎて左リアのコーナーが全部持っていかれてしまった。それでおしまい」

「戻ってくる時にリプレーを確認したら、あの状況じゃ僕にできることは何もないし、ロマンは単独スピンで、バレエダンサーみたいに回りながら、他に2人を巻き込んだんだから、ものすごくイライラする」

インシデント後にレーススチュワードの元を訪れたグロージャンは他車を回避しようとしてスロットルを開け続けたと説明したが、結果的にこれでモナコGPでの3グリッド降格処分を受けることになった。

スチュワードの声明には以下のようにつづられている。

「当該ドライバーはスチュワードに対し、他車を回避するためにコースを横切る決断を下したこと、それが最善の選択肢だと考えたことを説明した。スチュワードは、当該ドライバーが他の選択肢を取っていた場合にマシンがどこで止まることになったかを考えるのは推測である一方、後続の集団が迫る前でコースを横切ると、彼がそうすることを選んだことで接触が発生したと判断した」

「加えて、映像を見直したところ、スチュワードは彼が横断を決断した際、マシンがコース左側のラインに沿っており、ほぼ完全にコース外に出ていたことも確認した。したがって、スチュワードは当該ドライバーを処分することとする」

グロージャンのペナルティ決定の一報はハースF1を率いるギュンサー・シュタイナーが紙媒体メディアの質疑応答に臨んでいる最中にもたらされた。

当初、シュタイナーは「疲労困憊(こんぱい)な人の顔を蹴るようなものだな」との反応を示し、グロージャンがオーバーテイクの失敗によって他の2人に接触したわけでなく、彼のマシンが難しいポジションにあったことが原因だと指摘。

「彼は行き場をなくし、"決めなければ、ここに突っ立っておくか、それとも抜けるか?"と言っていた。彼は抜けることにして2人をノックアウトした。もし、その場にい続けていたなら、5台を巻き込んだかもしれない。それは分からない。あの場所は決して良い位置ではない。何をどうしたって集団の真ん中だ」

「私にしてみれば、スタートのインシデントであり、その後に何をしようとも間違っているということになる。コースに戻りかけていて、しかもそのど真ん中となれば、何とかして抜け出そうとするものだ。彼が真ん中にい続けたとして5台を道連れにしたのか、どうなったかは分からない。彼らはそうなっていた方がよかったというのだろうか?」

「私はよくあることのひとつだと思う。スタートで何かをやったわけではなく、ブレーキを遅らせたわけでも、誰かに突っ込んだわけでもない。彼のマシンがスピンを喫したのだ。確かに、コースの中央にいるタイミングで加速するのは良くないことのように見えるだろうが、ほんの一瞬の判断を下さなければならず、彼は走り抜ける決断を下した。巻き添えを食らった人たちには申し訳なく思っているけれども、彼らを道連れにしようとオーバーテイクを仕掛けたわけでもなければ、何かに向かってハンドルを切ったわけでもない。現時点で、彼の評判は最高というわけではないので、やるべきことでないことをしてしまうと、容易にターゲットになってしまうのかもしれない」

グロージャンはグリッドペナルティ以外にも、スーパーライセンスに付与されるペナルティポイントも2点与えられている。12カ月有効なグロージャンのペナルティポイントはこれで5点に達した。12点に到達すると自動的に1戦の出場停止処分が科せられることになっている。

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