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英国ウェザーを乗り越えウェバーがポール

M.S.
2011年7月9日
Q3序盤の最速タイムでポールを決めたウェバー © Sutton Images
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9日(土)日本時間21時から2011年FIA F1世界選手権第9戦イギリスGP予選が実施された。舞台となるのは大幅な改修と最新鋭のパドック施設を備えて生まれ変わったF1初開催の地、シルバーストーン・サーキット。

同地に乗り込んだF1サーカスはイギリスらしい気まぐれな天候に直面し、ウエット路面に見舞われた初日はフリー走行1回目をレッドブルのマーク・ウェバーが、後半のセッションをフェラーリのフェリペ・マッサが制している。

グランプリ2日目朝のシルバーストーン上空も灰色の雲が広がり、一時的に降雨が確認されたものの、路面コンディションはドライを保った。金曜日には下位にとどまっていたチャンピオンシップリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分31秒401をたたき出してトップに立った土曜フリー走行は、ベッテルにわずか0.063秒差の2番手にフェラーリのフェルナンド・アロンソが入り、3番手にウェバーがつけた。また、ザウバーの小林可夢偉が7番手の好位置で予選前最後のセッションを終えている。

予選開始時の天候は曇り、気温20度、路面温度25度のドライコンディション。雨を警戒してか、Q1のスタートと同時に各陣営が一斉にドライバーをコースへと送り出し、開始からわずか2分で全車がサーキット上に出揃った。

まずはアロンソが1分33秒741の最速タイムを刻むもベッテルがそれを上回る。さらなるペースアップを図ったアロンソだったが、コースオフを喫してグラベルに飛び出してしまい、それ以上のタイム更新はかなわず。

ソフトタイヤが登場した中盤にはウィリアムズのパストール・マルドナドが暫定トップに立ち、マッサ、ベッテル、ウェバー、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)が上位に名を連ねた状態でQ1は残り10分を迎えた。

ウェバーがマルドナドのタイムを塗り替えた頃に雨が降りだし、コースはまたたく間にウエット状態に。多くのマシンがガレージに引き上げる中、ノックアウトゾーンにいるマシンを中心に数台が走行を続けたものの、速さを見いだせるコンディションではなく、3分のセッション時間を残してコースは無人と化した。

Q1はそのまま終了時刻を迎え、18番手のハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)以下、セバスチャン・ブエミ(同)、ティモ・グロック(ヴァージン)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、ジェローム・ダンブロジオ(ヴァージン)、ビタントニオ・リウッツィ、ダニエル・リカルド(共にHRT)がここで予選を終える。Q1のトップタイムはウェバーが記録した1分32秒670だった。

Q2が始まるまでに雨は止み、上空はところどころに晴れ間ものぞく。ピットレーンがオープンになるとメルセデスGPのニコ・ロズベルグが真っ先にコースに入り、ライバルたちも順次それに続いた。タイヤ選択はそれぞれに異なっており、ロズベルグがインターミディエイトタイヤを装着したのに対し、レッドブル勢はドライのプライムタイヤをチョイス。全体としてはオプションタイヤを履いているマシンが多い。

序盤にはバリチェロとマルドナドのウィリアムズコンビが暫定1-2を飾るも、その後トップタイムはウェバーからフォース・インディアのエイドリアン・スーティルへと変わる。12名のタイムが出たところでスーティル、ウェバー、可夢偉、セルジオ・ペレス(ザウバー)、バリチェロがトップ5につけている。アタックに入らずにガレージに戻ったロズベルグ含め、フェラーリの2台とディ・レスタ、ロータスのヘイキ・コバライネンの5名がノータイムだった。

少しの間を置いてタイムを残していない面々も順次始動し、残り時間3分でこのセッション初の1分31秒台をたたき出したアロンソが最速タイムを塗り替えたものの、ウェバーとマッサが立て続けに自己ベストを更新してトップの座を奪う。

今季3度目の予選Q2進出を果たしたコバライネンは早めにガレージへと戻ったが、それ以外のノックアウトゾーン近辺のドライバーは最後までタイムアタックを続行。相次ぐタイム更新の末、1分31秒640を刻んでいたマッサ以下、ウェバー、アロンソ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ロズベルグ、ベッテル、可夢偉、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ディ・レスタ、マルドナドがQ3行きの切符をつかんだ。

11番手以降のスーティル、ペレス、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)、バリチェロ、ニック・ハイドフェルド(ルノー)、コバライネンの予選順位がここで確定している。

10分で行われるQ3で先陣を切ったのはベッテルとウェバーのレッドブル勢だった。可夢偉を除く9名が順次ガレージを離れ、タイムアタックを開始する。シルバーストーン上空では太陽がいっとき顔を見せたものの、Q3が開始する頃には空は陰っている。

最初のアタックで暫定トップにつけたのはウェバー。ベッテル、アロンソ、マッサ、バトンがそれに続く。可夢偉はライバルたちが1回目のタイムアタックを終えたタイミングで始動し、8番手タイムをマークしてピットへ帰還した。

残り3分を切って6番手から8番手に並ぶディ・レスタ、マルドナド、可夢偉以外の全員が最後のタイムアタックに向かうも、再びコースの一部で雨が落ち始める。急いでアウトラップを終えた各車だったが、コンディションの変化が速いためにタイムアタックを中断せざるを得なかった。

イギリスGPでポールポジションを獲得したのは1分30秒399を刻んだウェバー。ベッテルが2番手に入り、レッドブルがフロントローを独占した。2列目にはアロンソとマッサのフェラーリコンビが並ぶ。

5番手からはバトン、ディ・レスタ、マルドナド、可夢偉、ロズベルグ、ハミルトンというオーダーで予選は決した。

イギリスGP決勝は10日(日)日本時間21時スタート予定。決勝レースもお楽しみに!

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