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ピレリ、パンクチャーに関する広範な調査を開始

Kento
2020年8月3日 « 「絶滅への反逆」活動家4人がイギリスGPで逮捕 | ピレリ、問題は高い摩耗と極端な力に起因 »
© Clive Mason - Formula 1/Formula 1 via Getty Images
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F1のタイヤサプライヤーであるピレリがイギリスGP終盤に起きた一連の劇的なタイヤトラブルの原因に関して広範な調査を開始した。

バルテリ・ボッタス(メルセデス)、カルロス・サインツ(マクラーレン)に続いてレースリーダーだったルイス・ハミルトン(メルセデス)が終盤4周で左フロントタイヤのパンクチャーに見舞われた。レッドブルはマックス・フェルスタッペンのタイヤも「限界ギリギリ」だったと明かしており、タイヤに検出された最大50カ所の傷はデブリが原因だと考えられるという。

このトラブルが発生する少し前に、アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンがフロントウイングのトラブルを抱えており、コース上にはそのデブリが散らばっていた。ピレリの自動車レース責任者を務めるマリオ・イゾラは、それがレースの終盤の流れを左右する要因だった可能性があると考えている。

イゾラは日曜日の夜に、「最後の数周で何が起きたのかはもちろん詳しく調査するつもりだ。結論を出すには少し早い。当然ながら、このサーキットで38周以上を走ったタイヤは摩耗が激しくなる可能性があるが、摩耗が問題の原因だと言っているわけではない」と語った。

「キミのフロントウイングのパーツや他にもデブリがコース上にあったので、デブリという可能性はある。そのため、トラブルの起きたタイヤだけでなく、レースのラスト数周で使用されたすべてのタイヤを調査し、他に傷がないか、問題の原因となった可能性を示す他の兆候がないかを確認したい」

「あらゆる可能性を除外したくはない。この種の調査を行うときの大きな間違いは、可能性を除外してしまうことであるため、360度すべてを分析したい。私たちはすべての可能性を考慮しなければならない」

「私たちにできるのは、レースからタイヤを分析して、タイヤの構造に過度のストレスとなったものなどがないかを理解することであるが、それも調査のうちの1つだ」

F1は今週末にもシルバーストーンで再びレースを開催することになっており、1950年に同地が初めてのF1世界選手権レースを開催した記念としてF1 70周年記念GPと題したグランプリが行われるため、調査に対する迅速な結論を出すことが不可欠である。ピレリは今週の月曜日か火曜日までに結果が出ることを望んでいる。同じ開催地でのダブルヘッダーを盛り上げるための変更として、ピレリはシルバーストーンの2戦目に"より柔らかい"レンジのタイヤを持ち込む。そのため、2戦目でも同様のパンクチャーに見舞われる可能性が高まるのではないかとの意見があるが、イゾラはピレリがタイヤ選択に直前の変更を加える必要があるとは考えていない。

「現時点では多くの疑問があり、何が問題の原因であるかに応じて、適切に対応する必要がある。しかし、摩耗については反応が違ってくるかもしれない。例えば、今回使用したものと同じコンパウンドでいくにせよ、より柔らかいコンパウンドにするにせよ、各タイヤの最大ラップ数はそれぞれのマシンに依存する。各車はそれぞれに異なる」

レッドブル代表のクリスチャンホーナーは、次戦では各チームがレース戦略により保守的なアプローチを取るだろうと示唆した。

現在のタイヤ選択のまま2度目のレースに挑むことについて懸念があるかどうかを尋ねられたホーナーは、「そうでもない。おそらく、来週はいくつかピットストップが増えるだろうね! 私はそれについてまったく心配していないし、結局、それは誰にとっても同じだ」と語った。

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