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無線規制で初のペナルティ

M.S.
2016年7月12日 « ハンガロリンクのタイヤ配分が発表 | アロンソが全コンポーネントを交換 »
© Gasperotti/Sutton
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シーズン第10戦イギリスGP決勝では無線ルールの違反が初めて取り沙汰され、違反の代償として10秒のタイムペナルティが発令された。

審議対象となったのはレース終盤にギアボックストラブルに見舞われたメルセデスのニコ・ロズベルグ。チームからの無線で伝えられた内容の中で、モード変更についてはルールの許容範囲内とみなされたものの、7速を使用しないようにせよとの指示がルールに抵触すると判断されている。

また、その前日に行われた予選ではコースリミット超過によって6名のドライバーがタイムを抹消された。

予選でピットレーンの速度違反を犯したフォース・インディアのセルジオ・ペレスは初日にも同じペナルティを2度科されており、合わせて20万円を超える罰金がチームに言い渡されている。

その他を含め、イギリスGPの週末を通してスチュワードが審議・裁定したインシデントおよびペナルティは以下の通り。

イギリスGP初日:7月8日(金)

【フリー走行1回目】

◆セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
違反内容:ピットレーンを時速82.7kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:フォース・インディアに罰金300ユーロ(約3万3,000円)

◆セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
違反内容:ピットレーンを時速92.3kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:フォース・インディアに罰金1,000ユーロ(約11万1,000円)

(フリー走行2回目はペナルティなし)

イギリスGP2日目:7月9日(土)

◆マクラーレン・ホンダ
昨晩、マクラーレン・ホンダF1チームのマシンオペレーションに携わるメンバーが、P3(土曜フリー走行)開始予定時刻から11時間前の7月8日23時に始まり、P3開始予定時刻3時間前の7月9日7時(いずれも現地時間)に終了する8時間のピリオド中にサーキット範囲内に立ち入った。

マクラーレン・ホンダF1チームにとってこれが2016年F1選手権シーズンに2回許容される例外のうち1回目にあたるため、本件に対する措置は取られない。

(土曜フリー走行ではペナルティなし)

【予選】

◆セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
違反内容:ピットレーンを時速86.7kmで走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第22条10項に違反
裁定:フォース・インディアに罰金700ユーロ(約7万9,000円)

◆予選
違反内容:下記のマシンがコースを逸脱、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条4項ならびにレースディレクターの注意事項(ドキュメント17)に違反
裁定:FIA国際スポーティングコード第12条3項1(d)に従ってタイム抹消
裁定理由:下記のマシンが一時的にコースを逸脱し、持続的なアドバンテージを得たとみなされたため。

カーナンバー  ドライバー  チーム  時刻   抹消タイム 
    20 ケビン・マグヌッセン ルノー 13時03分43秒 1分33秒908
    30 ジョリオン・パーマー ルノー 13時04分06秒 1分34秒275
    44 ルイス・ハミルトン メルセデス 13時51分38秒 1分29秒339
    14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 13時59分55秒 1分31秒687
    33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 14時00分27秒 1分30秒925
    27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア 14時00分54秒 1分31秒920

◆ニコ・ロズベルグ(メルセデス) 審議内容:セーフティカーライン間に定められたタイムを超過、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条5項違反の容疑
裁定:おとがめなし
裁定理由:セーフティカーライン間で当該のタイムが計測された際のカーナンバー6(ロズベルグ)のラップがインラップではなかったため。

◆ケビン・マグヌッセン(ルノー) 審議内容:ターン15とターン16でカーナンバー20(マグヌッセン)がカーナンバー26(ダニール・クビアト/トロ・ロッソ)の走行を妨げた疑い、FIA F1スポーティングレギュレーション第31条6項違反の容疑
裁定:おとがめなし
裁定理由: 関連する両ドライバーは予選の最終タイムアタック中だった。スピードが速かったのはKVY(クビアト)の方だったが、2人がターン15(ストウ)で両者が深く関わるまでMAG(マグヌッセン)より大幅に後方にいた。MAGはグリップが非常に低かったためにこのコーナーを通して通常よりもかなりスローになっていたが、コーナー内でKVYを先行させるのに妥当な機会はなかった。ターン15の出口でMAGがスペースを開けたものの、KVYはすでに同様のスピードに落としていた。したがって、スチュワードはこの状況を鑑み、MAGがスポーティングレギュレーション31条6項に記述されているように"不必要に"走行を妨害してはいないと認めた。

◆セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条6項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー5のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。チームはギアボックス交換を7月9日11時15分に技術代表に伝えた。

◆マーカス・エリクソン(ザウバー)
スチュワードは予選でタイムを計測していないカーナンバー9がレースをスタートする許可をザウバーから求められた。FIA F1スポーティングレギュレーション第35条1項に基づき、当該ドライバーがこのイベントのフリー走行で十分なタイムを記録しているため、スチュワードはカーナンバー9マーカス・エリクソンにレーススタートの許可を与えた。レーススタートの許可は当該ドライバーがドライブするのに適しているとの確認をチーフメディカルオフィサーから受けるのを条件とする。

イギリスGP決勝:7月10日(日)

◆マーカス・エリクソン(ザウバー)
スチュワードは土曜フリー走行でアクシデントに関与したカーナンバー9(エリクソン)の再車検の要請をザウバーから受けた。FIA F1スポーティングレギュレーション第25条5項に基づき、スチュワードは7月10日のレース前にこれを実施可能であることを承諾した。

◆マーカス・エリクソン(ザウバー)
違反内容:サバイバルセルおよびギアボックスを交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条2項ならびに第23条6項(a)に違反
裁定:ピットレーンスタート
裁定理由:サバイバルセルの交換によってピットレーンスタートが義務付けられると同時に、FIA F1スポーティングレギュレーション第36条2項が求める手順に従わなければならない。ギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたことに対するペナルティ(5グリッド降格)はピットレーンスタートの義務によって無効となる。

【決勝】

◆ジョリオン・パーマー(ルノー)
違反内容:安全性に欠ける状態でピットストップからリリース、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(c)に違反
裁定:10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティ
裁定理由:右リアホイールが固定されていない危険な状態でピットストップからリリースされたため。

◆セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
違反内容:ターン3で他車にコースオフを強制、FIA F1スポーティングレギュレーション第38条1項(e)が定めるインシデントに関与
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由: ターン3でカーナンバー19(フェリペ・マッサ/ウィリアムズ)にコースオフを強いたため。

ベッテルの累積ペナルティポイント:2ポイント(2016年7月10日時点)

◆ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
違反内容:ドライバーを補助する無線交信、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条1項に違反
裁定:第38条3項に従ってレース後に10秒のタイムペナルティを適用(レースタイムに10秒加算)
裁定理由:本件を広範囲にわたって考慮した上で、スチュワードはチームがドライバーに対して技術指示書014-16で明確に許容されている指示を行ったと判断した。しかしながら、その後チームは技術指示書で許容されない内容の指示を追加で与えたとスチュワードは判断しており、これはドライバーが単独かつ補助なしでドライブすることを義務付けるスポーティングレギュレーション第27条1項に違反する。

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