イギリスGP

/ News

  • イギリスGP - 予選

ロズベルグがポール、雨が予選をかき回す

M.S.
2014年7月5日
雨の予選を制したロズベルグ © Sutton Images
拡大
関連リンク

F1カレンダーで最も長い歴史を誇る舞台の一つ、シルバーストーン・サーキットにて、5日(土)日本時間21時から2014年FIA F1世界選手権第9戦イギリスGP予選が実施された。

晴天で行われた初日のフリー走行では、2回の両セッションでメルセデスコンビが1-2を決めたが、2日目のシルバーストーンは雨に見舞われ、トリッキーなコンディションとなった。同セッションでメルセデス勢はタイムを残さず、セバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドのレッドブルデュオがタイムシートの上位を独占した。

今週末はハードコンパウンド(プライム)とミディアムコンパウンド(オプション)の2種類のドライタイヤが持ち込まれている。予選スタート時はコースの一部で軽い雨がぱらついており、気温16度、路面温度21度のウエットコンディションだった。

マルシャのマックス・チルトンはギアボックス交換のため、今回の予選結果から5グリッド降格される予定。ザウバーのエステバン・グティエレスには前戦においてピットレーンでの危険なリリースに対して10グリッド降格のペナルティが科された。また、予選前にスチュワードはコプスとクラブでコースを外れてアドバンテージを得たドライバーのタイムは抹消される旨を通達している。

Q1がスタートする前からピットレーンには数台のマシンが列をなし、オープンと同時にコースへと飛び出していった。各車インターミディエイトタイヤを装着して走行を開始したものの、路面はかなりドライになっている様子だ。

ウィリアムズ勢を除く20台がタイムアタックに入り、ハミルトンが1分43秒676の暫定トップタイムをマーク。その後ろにはリカルド、ロズベルグ、ベッテルとレッドブルとメルセデスのドライバーたちが並ぶ。ウィリアムズもやや遅れて始動し、バルテリ・ボッタスが5番手、フェリペ・マッサが6番手につけた。

Q1が後半に入るとドライのミディアムタイヤが登場する。マルシャのジュール・ビアンキはミディアム10番手に浮上した。小林可夢偉(ケータハム)もミディアムを投入したが、何らかのトラブルに見舞われた模様でタイムを計測せずにピットへ。

コンディションはドライタイヤ向きになっている様子で、上位勢に先んじてミディアムに切り替えたバックマーカーらがタイムシートの上部に飛び込んだ。ほぼ全員がミディアムタイヤでタイム更新に励む中、エリクソンがべケッツでスピンしてイエローフラッグが掲示される。

また、ザウバーのエイドリアン・スーティルがコースオフを喫し、グラベルでマシンを止めた。さらに、フェラーリはフェルナンド・アロンソがミスを犯してQ2進出を逃し、キミ・ライコネンもタイム更新に失敗して同じくまさかのQ1敗退という波乱の展開に。

大混乱の予選Q1は1分40秒380を刻んだロズベルグにダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、ハミルトン、ビアンキ、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が続く形で幕を閉じた。チルトンが6番手に入っている。

17番手ボッタスからマッサ、アロンソ、ライコネン、エリクソン、可夢偉がここで予選を終えた。9番手スーティルもコース上でストップしたため、以降のセッションには参加できない。ケータハムの2台はトップから107%以内のタイムを出すことができず、決勝の参戦可否はスチュワードの判断に委ねられる。可夢偉はテクニカルトラブル、エリクソンはスピンの影響でタイム更新ができなかった模様だ。

Q2では全車がインターミディエイトを履いてタイムアタックに乗り出し、まずはベッテル、ハミルトン、ロズベルグ、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)、ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)がトップ5に並んだ。

後半にはミディアムに切り替えるドライバーが多く、コンディションの変化も相まってタイムシートのオーダーは常に変動していく。ラスト5分を切るとすべてのドライバーがミディアムで最後の勝負に挑んだ。

チェッカーフラッグを目前に、Q1でストップした僚友に続いて今度はザウバーのエステバン・グティエレスがクラッシュ。ロータスのパストール・マルドナドもウオールに接触した。

コース上では1周ごとに各車のペースが上がり続け、最終的には1分34秒870をたたき出したハミルトンに次いでロズベルグ、ベッテル、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、クビアト、ヒュルケンベルグ、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、マグヌッセン、ベルヌ、リカルドが最後の関門であるQ3に挑戦する権利を得た。

11番手ロマン・グロージャン(ロータス)以下、ビアンキ、チルトン、グティエレス、マルドナド、スーティルの予選順位がここで決している。

Q2後半にはほぼ雨が上がっていたが、Q3開始と同時にまた降雨が確認される。Q3を戦う10名は皆ミデイアムタイヤでコースインしていた。ハミルトン、ロズベルグ、ペレス、リカルド、クビアトが上位に並んだ状態で全員がピットへ引き上げ、ベッテルはノータイム。しばし様子見が続き、残り2分でリカルド、クビアト、ベルヌ以外の7名が再度ピットレーンを後にした。

この頃にはセクター3の路面状況がかなりの改善を見せていた模様で、最後のタイムアタックでオーダーが大きく入れ替わる。ヒュルケンベルグが最速タイムを塗り替えるも、その後からラインを横切ったベッテル、バトンらがそれを上回っていった。

ラストアタックを途中でやめたハミルトンのポジションは後退し、最大のライバルであるチームメイトのロズベルグがシルバーストーンのポールポジションを獲得している。

ロズベルグのタイムは1分35秒766だった。2番手以降はベッテル、バトン、ヒュルケンベルグ、マグヌッセン、ハミルトン、ペレス、リカルド、クビアト、ベルヌがトップ10に入っている。

イギリスGP決勝は6日(日)日本時間21時スタート予定。決勝レースもお楽しみに!

© ESPN Sports Media Ltd.