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2013年第8戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2013年7月1日 « 3位を喜びつつも"改善必須"とアロンソ | 逃した勝利を淡々と語るハミルトン »

週末一番の好天に恵まれたシルバーストーンで30日(日)、シーズン第8戦イギリスGP決勝レースが開催された。

ポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)をはじめとする複数台の左リアタイヤがバーストするトラブルが相次いだほか、チャンピオンシップリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が問題を抱えて脱落する波乱の展開となった伝統の一戦。

セーフティカーが度々導入されたレースを制したのはフロントローからスタートしたメルセデスのニコ・ロズベルグだった。レッドブルのマーク・ウェバーが2位、フェラーリのフェルナンド・アロンソが3位で表彰台に上っている。

ロズベルグはレース後、イエローフラッグ中の速度に関してスチュワードから呼び出しを受けたものの、戒告処分だけで済み、優勝が確定した。

レースを終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(リタイア)

「残り数ラップというところでリタイアに終わるなんてすごくガッカリだよ。ギアボックスのトラブルだ。たぶん5速が壊れて、それがギアボックス全体を壊してしまったんだと思う。続行は不可能だった。いいポジションだったし、ここは勝てたらうれしいレースだから残念。また来年挑戦しなきゃね。次のレースまでが短いのは良かったよ」

マーク・ウェバー(2位)

「なんて日だ! こんな展開は誰も予想しなかっただろう。このところスタートは良かったのに、今日はかなり悪かったから、調べてみないといけない。その後グロージャンと接触してウイングにダメージを受けた。クルーの交換作業は素晴らしかったよ。その後は本格的にレースに復帰できた。僕はセーフティカーが出るのを祈ってはいたけど、あんな原因は望んでいない。次が自分かもしれないんだからね。あれじゃまるでロシアンルーレットだ。仲間にあれほどタイヤトラブルが続出していたんじゃ、落ち着いてなどいられない。セーフティカーピリオドは最大限に活用できた――今日の戦略は僕らのベストだった。とてもうまくいったと思う。必要な時にペースをコントロールしようと努力し、最後は僕とニコ(ロズベルグ)だけが残った。あと数ラップあればうれしかったけど、これが今日の運命だ。もうちょっとでスペシャルな日になったけど、まあいい1日だったよ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「あと12周でレースに勝てたというのに、トランスミッショントラブルでリタイアというのは胸が痛む。場所が場所だけにね。だがセバスチャンはすべて正しかった。本当に残念だよ。マークは厳しいスタートのあと1コーナーでヒットされたが、ノーズ交換がうまくいき、そこからの彼のドライビングが素晴らしかったこともあって見事なリカバリーを見せた。彼は集中してポジションを取り戻し、勝利は目前だった。だがチームにとって大事な週末での2位獲得は素晴らしいパフォーマンスだ」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(3位)

「今日の朝、自分が表彰台に上れると教えられていたとしても、たぶん信じなかったと思う。昨日の予選は下位に沈み、今回のレースは5位か6位がいいところだと予想していたし、できるだけたくさんポイントが取れればいいなと願うだけだった。ただ今日はペレスにはじまり、最初のピットストップでは幸い最終コーナーまでたどり着けていたけどタイヤは完全に摩耗していたし、その後にはベッテルのリタイアもあったから、自分たちにとってはラッキーな出来事があったと言える。難しい週末を終えて、こんなに(選手権の点差を)縮められるなんて想像もできなかったけれど、次のドイツでのレースからすぐに改善できるように努力しないといけない。ドイツになれば僕たちが後退してしまったのか、それとも(ペース不足が)今回限りのことなのかが分かるだろう。カナダGPまでフェラーリは表彰台を争う力があったし、予選ではちょっと苦戦してもレースペースは最高だったから、今はとにかくその状況に戻ることが目標。タイヤに関しては何が起きたのか分からない。専門家が説明すべきことだ」

フェリペ・マッサ(6位)

「今回のレースは本当に非の打ち所のないレースだったからとても満足している。最高のスタートを決め、完ぺきなオープニングラップだった。もしかするとキャリアの中でも一番かも。攻めの第1スティントを走ることができた。10周目、ターン5のコーナー中盤で左リアタイヤが壊れ、ピットに入らなきゃいけなくなった。この緊急ピットストップ後は最下位になってしまったけれど、そこからたくさんの素晴らしい追い抜きを成功させてポジションを上げられた。タイヤのトラブルがなければ表彰台も可能だったかもしれない。今日はマシンの感触がとても良く、僕もフェルナンドも僕たちが上位を争えることを証明したと思う。今の僕たちの最大の懸念は安全面。僕でさえ、今日は何が起きたのか説明できない。安全じゃないと知りながらドライブするなんてあり得ないことだ。幸い、深刻な事態にはならなかったけど、それでも目にしたものはとても危険だった。前にもバーレーンでこの問題に2回も遭遇している。もし何もしていないのだとすれば、きっとすぐにまた同じことが起きると思う。数日後にはニュルブルクリンクだ。とても好きなコースだから、予選でもっと競争力を発揮できるマシンであることを願っているし、もっと前からスタートできれば次も強力なレースを戦えると思う」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「今週末に実際に示したのとはまったく異なるパフォーマンスを期待してシルバーストーンにやってきたが、目下のわれわれの課題はなぜこのような状況に陥ってしまったのかを早急に理解することだ。パフォーマンス面ではライバルたちがさらに前進を遂げているので、チャンピオンシップを戦い続けたければマシンを改善することが必要不可欠。ポイントランキングは自分たちで定めた夏休みまでにギャップを縮めるという目標にマッチできたと思う。フェルナンドもフェリペも驚異的なレースを戦ってくれたし、チームは考えられる最善の方法でタイヤ問題に対応してくれた。この後は少しだけ対応する時間があるので、ドイツGPまでは忙しい日々となりそうだ。その時間を使って、今週末に抱えた疑問の答えを見いだすべく冷静かつ着実に取り組まなければならない」

パット・フライ(シャシーディレクター)

「見応えのあるレースだったが、2回のセーフティカーピリオドに加えてタイヤに関する懸念があったため、ピットウオールの仕事はかなり複雑になり、対応は容易ではなかった。タイヤトラブルの可能性をできる限り回避するため、われわれは主に(タイヤの)プレッシャーを管理しながら、ドライバーたちに対してこの難しい状況に対応する術をアドバイスするなどの変更を行っている。フェリペはそれほどでもなかったが、フェルナンドはちょっとした運があった。それでも、金曜日と土曜日に比べればF138のパフォーマンスは2台とも改善されていたので、自分たちのレースの読み方に関しては満足できると思う。次のドイツのレースまでは短時間しかないが、今日見たように、ポイントは日曜日にしか与えられないので、予選とレースの適切な妥協点を見いだし、パフォーマンス改善に役立つあらゆることに組織的に取り組むつもりだ」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(13位)

「僕はハードタイヤでスタートしたけど、すぐにグレイニングが出てしまって第1スティントで苦労した。ミディアムの方が良かったよ。ペースは悪くなかったけど、最後のスティントはキツかった。最後のセーフティカーピリオド後はタイヤのトレッドがあまり残っていなかったから、温度を上げるのがとてもトリッキーだった――もともと僕らが不得意な分野だけどね。終盤は全然戦えなかった。タイヤの新しい人たちが次々と襲いかかってきて、それを防ぐためにオフラインを走るとますますタイヤの温度を取り戻すのが難しくなった。この週末に発生したタイヤトラブルは、安全上の理由から対処が必要だ。コントロールを失うかもしれないんだから、クルマに乗っているドライバーにとって危険だよ。それに、後ろのドライバーもラバーのベルトが当たるかもしれないから危険だ。できれば次のレースまでに変えてほしい。最後に、今週末の僕らを応援してくれたファンのみんなに心から"ありがとう"と言いたいんだ。みんなの応援が毎年大きくなって、スポーツへの情熱が深くなっているのを感じている――こんなに熱狂的な人たちの前でレースができたことは光栄だし、感謝している。みんなの応援が週末の力になった。だから、ありがとう」

セルジオ・ペレス(20位完走扱い)

「チームにとってすごく残念だ――この結果が僕らには必要だったのに。レースはうまくいっていた。レースの大半でトップ10を走っていたけど、急に左リアが破裂したんだ。ハンガーストレートで破裂したのを感じて――どうすることもできなかったよ。タイヤは大きな懸念だ。誰にも深刻なことが起きなくてラッキーだったけど、一度みんなで集まり、説明を受けて対処しないと。全体としては週末を通して堅実な進歩ができたと思う。有益な改善ができたし、ペース面で一歩前進した。それらはポジティブだったかな。今日はとにかくアンラッキーだった」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「チェコ(ペレス)にとっては我慢の週末だった。彼の責任ではないが、土曜日も日曜日も多くの問題を克服しなければならなかった。だが今日の彼は素晴らしいドライビングを見せ、鋼の強さと不屈の精神を示して、ハードチャージャーとしての魅力を発揮した。レースを通して良い走りをしており、ポイントフィニッシュに向かっていた。それなのに2度目のタイヤトラブルによってレースを終えてしまうとは、何と不運なことか。だが私は逆境での彼の素早い対処に満足している。この週末は彼をさらに強いドライバーにしてくれるだろう。ジェンソンもまた不運だった。われわれは最後のセーフティカーピリオドで彼をステイアウトさせた。タイヤがフレッシュな人々を抑えるのは難しいと分かっていたが、それでもリザルトを持ち帰れるだろうと考えていたのだ。だがそれは間違いだった。彼は最終スティントでフィニッシュまでタイヤに熱を入れることができず、結果としてポジションを守る力を失ってポイント圏外まで滑り落ちてしまった。あらゆる天候を通してこの週末のF1を支持してくれた数万人のファンには敬意を表したい。イギリスのファンは間違いなくわれわれの最大のサポーターだ。このような難しい週末でもわれわれをサポートしてくれる彼らの存在は本当にありがたかった。ファンは実に素晴らしかったよ。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにとって厳しい週末だった。だがわれわれは有益なレッスンを受けた。これを来週末のドイツGPに生かし、より良い結果へとつなげたい」

ロータス

キミ・ライコネン(5位)

「レース終盤は持ちこたえようとしたけど、他の人たちよりもたぶん20周分くらい使い込んだタイヤだったから彼らを抑えておくのは不可能だった。そこまでのレースはかなりうまくいっていただけにがっかりだ。ペースも良かったし、楽に2位になれるはずだったのに。まあでもレースとはこういうものだから。期待できる結果を出せなかったレースはこれで3戦目だけど、あと少し運に恵まれて、いくつかのミスを克服すれば上位に戻れるだろうから、そうなるよう願っている」

ロマン・グロージャン(19位完走扱い)

「レース終盤、フロントウイングのかなり大きなパーツを失ってしまい、ドライブするのが本当に難しかったんだ。だから最後は安全性を考慮してリタイアするのがベストだった。デブリのせいなのか、新しいパーツだったからそのせいなのかは分からない。問題の根源を探すために作業していくつもりだ。それまでのレースもあまり計画通りとは言えず、タイヤのパフォーマンスに苦戦していたけど、これはレース序盤からあったフロントウイングの問題に関係している。セーフティカーも僕たちの有利には働かず、忘れるべきレースとなってしまった。ドイツに行って、今度はもっと良い週末を過ごそう」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「今日のレース結果はここ最近チームが必死に取り組んできた大量の仕事に報いるものではない。予選ではタイヤのグリップを生み出すのに若干苦労したものの、ここに持ち込んだアップデートの多くは機能しているようなのでそれはポジティブな兆候だ。今日の戦略は最後のセーフティカーが導入されるまで最高だった。キミが少なくとも1つのポジションを守り、表彰台に上れるようピットに入れるべきだった。残念ながら誤った判断を下してしまい、キミとチームに謝罪したい。こういうことは時々起こる。多くのセーフティカーピリオドがある場合は対応が容易ではない。数日後にはドイツに行くので、自分たちには競争力があると自信を持ち、償いを目標に挑みたい」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「今日は複雑な気分だ。レース中に何度もポジションを上げることができた一方で、後知恵ではあるが、最後のセーフティカー導入時はキミをピットに入れるべきだったと思っている。あの時はそれほど明白ではなかったとはいえ、今になって考えることは常に勉強になる。ロマンはレース終盤にフロントウイングの故障があり、まだ原因は分かっていない。今日のタイヤ問題がわれわれに影響することはなかったが、ドライバーたちには原因の疑いがあるターン4の縁石を避けるよう警告していた。期待していたほど良くはなかったものの、過去2戦よりは良い週末だった。ドイツにはさらなるアップグレードが投入されるのでがんばりたい」

メルセデス

ニコ・ロズベルグ(1位)

「モータースポーツ発祥の地、シルバーストーンで優勝なんて僕にとってもチームにとっても最高の瞬間だ。シルバーアローチームにはものすごい勢いがあるし、その一員でいられることを心から誇りに思う。今回の優勝は僕たちのマシン製造に携わった一人ひとりのものだ。今日のルイスは残念だった。僕もタイヤに問題が発生していたけど、セーフティカーが導入されたから(ピットに戻れ)ラッキーだったんだ。今日の勝利は本当にスペシャル。特にここからたった10分の距離にあるファクトリーで働くチームメンバーや彼らの家族の目の前だったからね。レースは本当にエキサイティングだった。慎重にタイヤをケアしなきゃいけなかったし、縁石を避けるよう指示も受けていた。最後はマークを抑えるのもきつかったし、タイヤをケアするのも難しかったけど、ポジションをキープできたし、最高の勝利を飾れた。今は来週末にニュルブルクリンクで開かれる第二のホームレースを楽しみにしている」

ルイス・ハミルトン(4位)

「もちろん、今日のレースにはガッカリしているし、今日はシルバーストーンに来てくれたすべてのイギリス人ファンに勝利をプレゼントしたかった。今日のレーススタートは最高だったんだ。先頭で快適に走れていたし、ペースも管理できていた。タイヤトラブルは本当に残念。そこからはもうとにかく全力で可能な限りポジションを上げられるよう必死に戦うしかなかった。何度かいいオーバーテイクを披露できたと思うし、もう一周あればフェルナンドをかわして表彰台に上れたかも。すべてを考慮すれば、10周目にビリになった後で4位なんだからかなり良かったと思っていいと思う。チームにとっては最高の結果だ。トリッキーな状況の中で勝利を手にしたニコにおめでとうと言いたい。これで僕たちはコンストラクターズ選手権2位に踊り出た。ここからすぐのところにあるファクトリーの皆にとっては最高のご褒美だね」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「シルバーストーンで勝てたことは本当に特別な思いがある。これだけドラマティックな時間を過ごした後は特にそう思う。今日のニコはみじんの隙もなく、実に見事なドライブだった。必要だったタイヤのケアもしっかりと取り組み、他のドライバーがトラブルに見舞われたときにチャンスをつかめるような、完ぺきなポジションにつけていた。2回目のセーフティカー導入後のラスト数周は非常にハラハラしたが、ニコはそれに応える速さがあり、しっかりと完走させる冷静さを持っていた。この3戦で2勝目なので、本当に見事だったと思う。ルイスに関してはまさに彼らしいところを見せてくれた。先頭で美しいドライビングを披露し、タイヤトラブルに苦しむ直前には徐々にだが差を広げてもいた。その後の彼は後方から4位に巻き返す大活躍。しかも最後の数周はダメージを負ったマシンながら、とてつもない速さで周回していた。今日のレースペースを見て、彼はきっと残りのシーズンに向けてたくさんの励みを得たはずだ。とはいえ、最大の称賛はチームに与えるべきだろう。今年のチームはこのマシンを改善し、タイヤマネジメント問題を解決し、そしてライバルと戦うポジションに着くために昼夜問わず必死にがんばっている。今日はまた大きな一歩を踏み出すことができた。おそらく、また一皮むけたと思う。たくさんの仲間たちや彼らの家族、友人がいるこのシルバーストーンでそれを達成したというのがさらに特別さを増している。チーム全体におめでとうと言いたい」

クリスチャン・トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター)

「チームにとっては何と素晴らしい一日だろう。この数カ月間に渡り、ブラックリーとブリックスワースの皆はシュトゥットガルトの完全サポートと支援を受けつつ、このようなパフォーマンスをもたらすために必死に取り組んできた。今日は今季これまでに示してきたポテンシャルをようやく発揮できたと思う。2台ともレースを通して見事なペースだった。ルイスには不運な出来事が起きてしまったが、最後のセーフティカー導入時にはニコが罰を受けることなくダメージを負ったタイヤを交換できるという運にも恵まれている。ニコは素晴らしいドライブを披露し、ルイスは下位に後退したにもかかわらず絶対に巻き返してやるとの思いで表彰台に後一歩のところまで全力で戦った。われわれを上位に押しやるべくファクトリーで懸命に働いてくれた皆の勝利だ。要求の厳しいサーキットで行われた通常のレースで、予選もレースもずっと上位にいられたことが今日一番の朗報かもしれない。シュトゥットガルト、ブリックスワース、ブラックリーの皆に感謝する。今シーズンはさらなる結果を達成したいと思っているので、これからもプッシュを続けなければならない」

ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ(10位)

「今日のレースはすごく楽しかった。何度かいいバトルをして限界までプッシュできたね。シルバーストーンみたいな高速サーキットでマシンをドライブするのはおもしろかった。セーフティカーが2回出たしコースにはタイヤデブリがたくさんあって、レースの途中で何が起こっているのか分からなくなったくらい。第2スティントでスローパンクチャーが起こり、予定より早くピットに入らなきゃいけなかったんだ。スピードは期待通りだったと思うし、全体的に昨日の予選より良かった」

エステバン・グティエレス(14位)

「クレイジーなレースだった。たくさんのことが起こって、僕はとにかく集中して状況を最大に生かそうとした。左フロントタイヤの問題でピットインしなくちゃならなかったけど、フロントウイングにもダメージがあって2周後にまたピットストップを強いられた。安全上の理由や、タイヤによってレースが決まってしまうのを避けるために、このことについては詳しく調べる必要がある。低速コーナーではまだマシンをドライブするのがちょっとトリッキーだけど、全体としてはOKだった」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「苦労して手にしたポイントです。ニコはいい仕事をしながらもタイヤの問題でスローダウンしたのが残念です。エステバンは2回の緊急ピットストップやタイヤのトラブルで後退してしまいました。今のところマシンに奇跡はまったく期待できませんが、このリザルトはチームの士気を上げてくれるでしょう」

トム・マッカラ(トラックエンジニアリング責任者)

「ここしばらくの間でもピットウオールが最も忙しい一日だった。ニコのマシンがスローパンクチャーに見舞われた上、エステバンのマシンには左フロントに問題が生じており、この双方が戦略の妨げになった。エステバンは前もってフロントウイングに起こっていたダメージの影響で2周後に再度のピットストップを強いられている。とは言え、非常に難しい状況からニコは10位にこぎつけ、とても有益なポイントをわれわれにもたらした」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(9位)

「僕にとって最もクリーンなレースとはいかなかったけど、今週末に起こったすべてのことを考えれば今日は2ポイントに満足していいと思う。ニコ(ヒュルケンベルグ/ザウバー)を抜こうとしてフロントウイングを失ったから、ちょっと見苦しいレースだった。セーフティカーが出たときにそれを替えることにしたんだけど、多分それでいくつかポジションを落としただろう。レースの終盤には新しいタイヤを履いてリカルド(トロ・ロッソ)に迫っていたけれど、あと数周足りずにもうちょっとのところで届かなかったんだ。アップダウンのあるレースだったけれど、ポイント獲得を続けてまたダブル入賞できたのはチームにとって間違いなくいいことだね」

エイドリアン・スーティル(7位)

「僕らは常に2ストップ戦略を計画していたし、オープニングラップで4番手に上がったからレースの序盤はすごくいい調子だった。タイヤをケアして保たせるのは一つのチャレンジだったけど、僕にとっての主な問題は2回目のセーフティカーが出た時に周りのマシンがピットに入るのを選んでいたことだった。僕はコースにとどまったからリスタートのときに3番手だったけれど、フレッシュなタイヤを履いた後ろのマシンには大きなアドバンテージがあり、ラスト数周で彼らに簡単に抜かれてしまったよ。フィニッシュ直前でこんなにポジションを下げたのはガッカリ。でも、7位でいいポイントが取れたから結果には満足できる」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「レース前に両マシンでのポイントフィニッシュという目標を設定していたので、この目標を何とか達成できてうれしい。これでわれわれは過去6戦でポイントを挙げたことになる。エイドリアンのレースは非常に強く、しばらくの間は表彰台が見えていた。しかし、2回のセーフティカーピリオドが全体の差を縮め、彼の2ストップ戦略による恩恵を限られたものにしてしまった。ポールのレースは大変忙しかったが、彼は再びポイント圏内までバトルを繰り広げてマシンのスピードを示してくれた。今日獲得した8ポイントでわれわれはチャンピオンシップ5位という位置を強化しており、この勢いを継続するという決意と共にドイツへと向かう」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(11位)

「難しいレースだったけど、僕らのペースは安定していた。十分な速さはなかったけどマシンバランスには満足しているし、タイヤの問題も起こっていない。特に予選でこれから改善し続けることを期待している。今日は僕らの今季初ポイントまであとすこしだったのに、2回目のリスタートの前にヒュルケンベルグがコースオフしたとき僕はそのインサイドにいて、彼が戻ってきたときに接触してしまった。そのせいでポジションを2つ失った」

バルテリ・ボッタス(12位)

「マシンがかなり扱いにくくて、僕にとっては楽なレースじゃなかった。予選にもレースにも最高のセットアップができなかったし、ピットストップでもタイムロスしたんだ。だからすべてのエリアで改善して進んでいかなくちゃ。今日はポイントが確実だったのに逃してしまって残念だ」

マイク・コフラン(テクニカルディレクター)

「タフなレースだったが両ドライバーがわれわれのためにポイントに値する優れた仕事をした。バルテリはファイナルラップでうまくバトンをかわして12位に入った。パストールはあとわずかでトップ10フィニッシュだったものの、2回目のリスタートの際にポジションを2つ落としてしまった。2人ともうまくタイヤを管理し、全体としてはスタート時より多くのポジションを上げている。今日はウィリアムズのすべてのスタッフやパートナー、そしてこのわれわれのホームでサポートするために来てくれたすべてのファンに感謝している」

トロ・ロッソ

ジャン-エリック・ベルヌ(リタイア)

「スタートが悪かったことが僕らのパフォーマンスを損なってしまったから、慎重に見直さなければならない。でも今日は大きな違いはなかっただろうね。タイヤが壊れたことで僕は問題を抱えてしまったから。何が起きたのか分からない。何の警告もなく、ブレーキングで突然壊れたんだ。なんとかピットには戻れてニュータイヤで復帰することはできたけど、クルマに大きなダメージがあるとチームに言われた。僕にもそれははっきり感じられた。そこからクルマはドライブがすごく難しくなってしまって、続けても得るものはなかったから、最終的にチームはリタイアを決めた。危険は感じなかったけど、こういう問題がチームの週末の努力を台無しにしてしまうのは本当に残念。すごく不愉快だし、早急に何かしなければいけない。リザルトという面では忘れたいレースだけど、クルマの速さは証明できたし、今後のレースではいい戦いができるはずだ」

ダニエル・リカルド(8位)

「なんてカオティックなレースだ。でも僕は大部分でいい位置を走れた。スタートは最高じゃなかったけど、どうにか埋め合わせたよ。でもピットストップで2回とも少しタイムロスしてしまった。レース終盤はすごくいいペースだったけど、最後のセーフティカーが出た時にはもっといい戦略があったと思う。それまではフォース・インディアとフェラーリに対抗できていたんだ。僕らは最後にユーズドタイヤだったから、3回交換した人たちに抜かれてしまった。8位はいいリザルトだけど、もっと多くポイントを取るチャンスを逃してしまったと感じている。今日はフェラーリより速かったんだ。特にマッサはタイヤに問題を抱えていたから、彼らより後ろでフィニッシュというのがちょっと悔しいよ。タイヤに何が起きていたのか知らないけど、何人もコースオフするのが見えたし、そこら中にデブリが散らばっていた。少し危険だったから調べてみないとね。僕自身は通常のデグラデーションだった」

フランツ・トスト(チーム代表)

「もっと良いレースを望んでいた。2台ともスタートが良くなかったので調査が必要だ。その後、ジャン-エリックに不運なタイヤトラブルがあり、ピットレーンの入り口まではそう遠くなかったのだが、彼のマシンはひどいダメージを負っていたのでリタイアさせることを決めた。ダニエルに関しては3つのトラブルがあった。最初のピットストップでホイールの1本がなかなか外れず、それでポジションを落とした。次に2回目のストップでは別のマシンが入ってきていたのでリリースが遅れ、再び3秒ほどロスした。最後は終盤にセーフティカーが入った時に難しい判断を迫られたことだ。彼のタイヤは古く、交換できるような新しめのタイヤも残っていなかった。だが後ろの人々はピットに入り、比較的新しいタイヤに履き替えたため、必然的にわれわれはパスされてしまった。パフォーマンスに満足できた点はポジティブだったといえる。マシンは明らかに改善を続けており、それをより大きなポイントに変えられるニュルブルクリンクまでは数日の辛抱だ」

ケータハム

シャルル・ピック(15位)

「なかなかいいレースだったと思う。満足だよ。レースの大半でタイヤデグラデーションを管理していたけど、最後のセーフティカーが出る直前に僕はボッタスの前に出ていて、エキサイティングなラスト数ラップになりそうだった。最終的に15位というのは悪くないし、直近のライバルよりかなり前に出られたから、2度目のセーフティカーの時にゲインを大きく失ったことを思えば、まあポジティブなリザルトだよ。僕にとってはバーレーンやスペインで見られたパフォーマンスを少し取り戻すことができたいい週末だった。ピットストップも成功し、戦略のおかげでチェッカーまでウィリアムズの2台と戦うチャンスをもらった。今日と昨日の空力作業によって持ち込んだアップデートについての情報をたくさん得られた。カナダを終えた時よりだいぶいいポジションにいる。このままドイツに直行して上昇曲線を描き続けよう」

ギド・ヴァン・デル・ガルデ(18位)

「正直言ってちょっとイライラの募るレースだったかな。でも僕にできることはあまりなかった。僕らは昨日のFP3と予選で立てた戦略でスタートした。タイヤデグラデーションをできるだけ長く管理して、前に何かが起きた時にアドバンテージを得るというものだ。計画は良かったし、デグラデーションレベルの管理も狙い通りだった。でも、最初のセーフティカーが入った時に僕らはもうピットインを終えてしまっていて、まだストップしていなかった人たちよりタイムロスしてしまった。その後のレースは位置的に僕らにできることはあまりなく、プラン通りに走っていた。最終スティントはうまくいっていたんだけど、ここでも僕がストップした直後に2度目のセーフティカーが入り、また振り出しに戻ってしまった。残りはあと数周で僕は新品のミディアムだったから、チェッカーまでプッシュしたよ。チルトンとはほぼ同時にラインを越えるいいバトルだった。残り2周のところで一度は彼をパスしたんだけど、コース上がタイトでポジションをまた明け渡してしまった。それは残念だったものの、クリーンな戦いができたし、セーフティカーが入らなければ確実に彼の前に立てたはずだ。戦いを覚悟して臨んだ週末だったけど、僕らは少し進歩できたと思うし、直近のライバルに対してやや近づけたんじゃないかな。次のドイツは僕の好きなコースだ。シルバーストーンの直後だし、プッシュを続けられる。このシーズンはそのためにある。学び続け、戦い続け、あきらめないことだ」

シリル・アビテブール(チーム代表)

「シーズン二度目のホームレースはモントリオールを出発したときよりも間違いなく満足して終えられた。とはいえ、これまで以上にもっとハードにがんばり続けなければならない。レース終盤のシャルルは後方のマルシャとの間隔をしっかり築き、ボッタスやグティエレスと争うことを目指していたので、これは今季に掲げていたパフォーマンスレベルに戻りつつあるという兆候だ。しかしながら、これだけ波乱の展開になったにもかかわらず、もっとポジティブな結果を残すチャンスを生かせなかったことにフラストレーションを覚える。リタイアが続き、モントリオールでも最悪の結果となってイライラするレースが相次いでいたが、今週末はシーズンの再スタートのように感じている。今のチームは完全に戦闘態勢に入っている。現場とファクトリー、ドライバーとエンジニアが力を合わせ、そして技術パートナーと共に自分たちのパッケージの力を最大に引き出していきたい。まだまだパフォーマンスを発揮できると思っているし、このマシンの特性に見合うようなコース上での攻撃モードに切り替えるときだと思う」

マルシャ

ジュール・ビアンキ(16位)

「スタートからしてすごく悪くて、大体のところが厳しいレースだった。スタート後はシャルル(ピック/ケータハム)を追いかけなきゃならなかったんだけど、今日はケータハムの方が少し強くて彼についていくのは大変だった。早めにピットストップしようと決めたのに、その後に最初のセーフティカーが出たから僕らにとってはうまくいかなかった。そこからのレースは同じ調子で、最後のセーフティカーがチャンスだったかもしれないけれど、差は小さかったのに追い越すことはできなかった。順調な週末ではなかったね。問題に取り組むには数日しかないけれど、ドイツでは事態が良くなることを願っている」

マックス・チルトン(17位)

「今日は決して忘れられない日になった。グリッドでは本当に待ちきれなくて、最高のスタートを決められたのが役に立ったね。ジュール(ビアンキ)とピックをスタートでかわし、彼らが抜き返してきたけど僕がまたポジションを取り戻した。最初の数周はものすごい接戦だったよ。何周かは彼らのペースが若干上で、僕はヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)の後ろに下がってしまった。終盤に彼を抜き返し、それで問題なかったはずなのに、またセーフティカーが出て彼はピットに入った。それが彼にとってとてもうまく行ったんだ。彼は最後の10周を新しいタイヤで走り、僕は古いタイヤだったから大バトルになったけど、何とか彼を後ろにとどめたよ。結局、いろいろなことが起こった週末から僕はとてもたくさんの経験を積むことができた」

ジョン・ブース(チーム代表)

「今日は自分たちのホームレースを最高の天気で迎えられ、ファンにとっては素晴らしいニュースだったと思う。ここは金曜日からレースまでにロングランを走ることで路面コンディションが大きく変化するため、このレースの戦略はカナダと同じようにいつも難しくなる。全体としてはどちらのタイヤもうまく対応できた。スタート時に計画したプランをできる限り生かすため、エンジニアとピットクルーが今日もしっかり協力して取り組んでくれたが、残念ながらジュールにはピックに挑むペースが足りなかった。マックスは長いレースのさまざまなステージでギドとバトルを繰り広げ、最終的に前でゴールできたので昨日の予選で非常にガッカリしていた彼にとっては吉報となったはずだ。全体的には少し後退してしまったのでわずかな失望があるものの、ドイツに向けてセットアップの早急な改善策についてはいいアイデアを持っているので、自分たちの元いた場所に戻れるよう願っている」

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