ドイツGP

/ Features

  • 2年ぶりのニュルブルクリンク

2011年第10戦ドイツGPの見どころ

Kay Tanaka / Jim
2011年7月22日

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の今季初優勝に湧いたイギリスGPを終えたF1サーカスは戦いの場をドイツ・ニュルブルクリンクに移してシーズン第10戦に挑む。ブロウンエキゾーストに関連したエンジンマッピングのルール変更にゴタゴタしたF1界だが、チーム間の争いがどのような展開を見せるか注目だ。ドイツGPの見どころを押さえてレースをより楽しもう!

【その1 - どんなコース?】

ドイツGPはホッケンハイムリンクとニュルブルクリンクで隔年開催されており、2011年はニュルブルクリンクが大役を引き受ける。15のコーナーが含まれるサーキット全長は5.148km、レースは60周で争われる。低速、中速、高速コーナーがそろっており、直線区間が多いとは言えないためダウンフォースを多めに設定して戦うことになる。天気が変わりやすく、突然の大雨などに見舞われることも珍しくない。予測不能なコンディション変化への対応が求められるものの、歴史ある伝統的なニュルブルクリンクを好きなコースに挙げるドライバーは多い。ヨーロッパGPとして開催された2004年には佐藤琢磨(当時B・A・R Honda)が予選で日本人最高位の2番手につけ、決勝レースでも表彰台を争う活躍を披露しており、日本のファンにとっては思い出のコースと言えるかもしれない。

【その2 - 戦略は?】

ピレリはニュルブルクリンクにプライム(ハード)タイヤとしてミディアムコンパウンド、オプション(ソフト)タイヤとしてソフトコンパウンドを持ち込む。晴れれば路面温度は40℃を超えると予想されているが、タイヤに負荷がかかるコーナーはさほど多くないため両スペックが選択された。今回もピットストップは2回以上が基本になる見込み。イギリスGPではピット作業のミスによって大きく順位変動があったため、どのチームも一層気を引き締めて作業にあたらなければならない。

【その3 - 注目の場所は?】

最大のオーバーテイクポイントは、時速300kmから一気にブレーキングして鋭角なヘアピンに突入するホームストレート。ただ、最終コーナーが時速130km前後で旋回する中速コーナーのため、前車に近づきにくいという難点はある。ターン11からターン13までのバックストレートでも、シケインに向かって急減速する際にブレーキング勝負を挑めるはずだ。

ドイツGP週末の天気予報 © ESPNF1
拡大

【その4 - 優勝争いは?】

オフスロットル時のエンジンマッピングに関するレギュレーションで大いに揉めたが、ヨーロッパGP時の状態でシーズン末まで戦うことが承認されたため、この先、勢力図に大きな変化はないと推測される。サーキット特性を考えれば、これまでのようにレッドブル勢が速さを発揮するとの意見が多く、フェラーリとマクラーレンが追随して表彰台、あるいは予選からまとめることができればイギリスGPのように勝利も狙えるはずだ。タイヤの温まりに苦労するフェラーリにとっては、ハードコンパウンドではなくミディアムコンパウンドが用いられるというのは好材料と言えるだろう。

【その5 - ポイント争いは?】

最近のレースではメルセデスGPやルノーが上位3チームの争いに加われなくなってきており、中位グループと呼ばれるザウバー、フォース・インディア、ウィリアムズ、トロ・ロッソらは比較的大量点を得られる7位前後を目指して挑む展開が続きそうだ。コース上でのオーバーテイクもさることながら、それ以上にピットストップなどでのミスが大きなタイムロスにつながってしまうため、ほんのわずかな遅れがレースの最終結果に重大な影響をもたらす。

【その6 - 注目のドライバーたち】

前戦イギリスGPを制し、ホッケンハイムで開催された昨年のドイツGPウイナーでもあるアロンソは要注目。それでも、レッドブル勢は変わらずその競争力を見せつけてくるだろう。マクラーレン勢が復調すれば接戦の上位争いが繰り広げられそうだ。現役復帰後、初めてニュルブルクリンクに乗り込むミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は最後に戦った2006年ヨーロッパGPで表彰台の頂点に上っている。サーキットに集う母国のファンや、巨大グランドスタンドのメルセデスアリーナに陣取るファンから送られる声援に、7度の世界王者はどのようなパフォーマンスで答えてくれるだろうか。シルバーストーンで今シーズン初めてのリタイアを喫した小林可夢偉(ザウバー)は、予選Q3進出とポイント獲得を確実に果たしたいところだ。

★2009年と2010年のドイツGP展開

前回ニュルブルクリンクで行われた2009年ドイツGPはマーク・ウェバー(レッドブル)がF1キャリア初のポールポジションと勝利を記録、歓喜に酔いしれた。132戦目での初勝利は現時点で最も遅いグランプリ優勝記録である。2位にチームメイトのベッテル、3位にフェリペ・マッサ(フェラーリ)が入り、日本人として唯一参戦していた中嶋一貴(ウィリアムズ)はチェッカーフラッグ目前までポイント争いを繰り広げたが12位だった。ホッケンハイムで開催された昨年のドイツGPはベッテルがポールを獲得するも、スタートでフェラーリの2台がリードを奪う。レース終盤にはチームの指示により先頭を走っていたマッサがアロンソに道を譲り、そのままトップチェッカーを受けたアロンソがシーズン2勝目を記録。チームオーダー発令で物議をかもしたとはいえ、シーズン後半戦のアロンソの巻き返しはこのレースがターニングポイントだった。可夢偉は11位でポイント獲得を逃している。

携帯サイト『F1-Live.com MOBILES』ではタイムテーブルや見どころなど、現地の最新情報をまとめてお届けするグランプリスペシャルページを特設! ニュルブルクリンクの情報は"ドイツGPスペシャル"でご覧ください! F1最新ニュースをイチ早く、さらに盛りだくさんの内容でお届けするF1-Live.com MOBILES(月額315円)で、ぜひF1シーズンをご堪能ください。

携帯サイトURL⇒http://k.F1-Live.com/m

i-mode: メニューリストスポーツモータースポーツ
EZweb: トップメニューカテゴリで探すスポーツその他
Y! ケータイ: メニューリストスポーツF1・モータースポーツ

公式twitter URL: @ F1_Live_com

QR Code

© ESPN Sports Media Ltd.