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ドイツGP救済を誓うケアリー

Jim
2018年8月10日 « ブラウン、将来的な完全電気化を除外せず | ブラウン、2021年以降の新規参入が成功判断の基準 »
© Jan Woitas/picture alliance via Getty Images
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F1のCEOを務めるチェイス・ケアリーはホッケンハイムで開催された今年のレースが成功を収めたことを受け、ドイツGPの将来について戦う準備があると明かした。

現行契約では7月に行われたレースが最後の一戦となっており、ドイツにおける今後のF1グランプリ開催の行方は不確かな状態だ。しかしながら、これまで減少していた観客数も今年は完売に近く、7万人を超えるファンがホッケンハイムリンクのグランドスタンドを埋め尽くした。

過去のインタビューでF1のホームである欧州戦を維持すると誓っていたケアリーだが、F1のボトムラインを犠牲にすることはなさそうだ。最近ではベルギーGPが地元政府の資金援助によって契約を更新した一方、シルバーストーンが舞台のイギリスGPは2019年以降のレース開催を中断する契約条項を行使し、和解を目指しているものの、いまだ解決に至っていない。

ホッケンハイムもF1との交渉では同様に強気姿勢を見せており、F1が求める開催費の支払いは不可能だと主張するが、ケアリーはドイツGPがカレンダー残留を果たせるようソリューションを見いだす決意だと明かしている。

『Sport Bild(シュポルト・ビルド)』に「それを目指して戦っているところだ。ホッケンハイムは重要なコースであり、ドイツは巨大なファンベースを有する自動車大国であり、われわれにとって重要な国だ」と語ったケアリー。

「今年のスタジアムセクションのシーンには感動した。それに、もちろん、F1がドイツと共に成長し続けてくれればと思っている。しかし、それに携わり、レースをサポートしてくれるパートナーが必要だ。われわれはそこに取り組んでいる」

ドイツGPとの契約延長を果たせなければ来年のF1カレンダーは今年の21戦から減って20戦になる可能性が高い。レースプロモーター費用はF1収益の大部分を担っており、カレンダーに記載されるレース数が経ればF1収益そのものも減少することになる。

来年はマイアミでの市街地レースがF1カレンダーに加わり、21戦開催を維持するかに思われたものの、計画段階でトラブルが発生し、実現は早くても2020年まで延期されている。これまで公開されていた暫定カレンダーも今年はいまだ日の目を見ないなど、F1カレンダーに関連する問題があるにもかかわらず、ケアリーはメルセデスのルイス・ハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルによる接戦のタイトル争いを理由に、F1が健全だと強調した。

「2人のトップスターが世界選手権を争って直接対決を演じているのだ。F1のアドバンテージはまさにそこにある。他のスポーツ、例えばフットボール(サッカー)で言えばトップチーム同士の対戦となるが、われわれはそのチーム対決もありつつ、個人対決もある。異なるキャラクターを持つ2人の一騎打ちとなれば、人々をしびれさせる」

「ベッテルとハミルトンの決闘はしごく素晴らしい。ジョン・マッケンロー対ジミー・コナーズ(テニス)のような素晴らしさがある。2人とも偉大なチャンピオンであり、彼らはお互いに全力を出し合って戦っているし、とりわけ、それぞれにとって5度目となるタイトルを争っている。ハミルトンが盛大に感情表現すれば賛否両論を招くのでそれもわれわれにとっては都合がいい」

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