ドイツGP

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ドイツGP決勝レースでトップチェッカーを受けたメルセデスのルイス・ハミルトンがレース終盤にピットレーン入り口とコースのラインを横切ったとしてスチュワードの審議を受けている。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のクラッシュを受けて出動したセーフティカー中にバルテリ・ボッタス(メルセデス)とキミ・ライコネン(フェラーリ)がピットインした一方、一度はピットレーンに向かいながらもステイアウトを選択したハミルトンがラップリーダーに浮上し、14番グリッドからスタートしたレースで優勝を果たした。

しかし、この際、メルセデスのピットウオールとハミルトンの無線連絡に混乱が生じており、ピットインを指示されていたハミルトンはピットレーンに入りかけたが、土壇場でコース上にとどまるよう言われ、コースとピットレーン入り口の間にある芝生を乗り越えてコースに戻った。

こういった行為は国際競技規約で違反と見なされ、別表L章第4条(d)でドライバーは「ピットエントリーとコースを隔てるライン」を横切ることが禁止されているのだ。

国際競技規約はさらに「(スチュワードが許容する)不可抗力がある場合を除き、いかなる方向であれ、ピットレーンに進入するマシンがピットレーンとコースを隔てる線を横断することを禁ず」と定めている。

メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはピットストップに関する判断について、ハミルトンがストップしない方を選んだと明かした。

「あの当時、コース上は混乱を極めていた。正しい判断を下すのは非常に難しかった。無線のやり取りの一部が失われ、最終的には彼がステイアウトを決断したが、それが結果的には賭けを分散できたのでわれわれにとってはよかった。あれが正しい判断だったことも分かっている」

メルセデスのピットウオールとハミルトンの無線通信はこうだ。

ピーター・ボニントン(ハミルトン担当レースエンジニア):ボックス、ボックス。ボックス、ボックス。バルテリとのギャップを作るように。
ハミルトン:キミがステイアウトしているんだけど・・・。
ボニントン:いや、ステイアウトだ! ・・・・・・インだ! イン! イン! イン! イン!
ハミルトン:え、ちょっと・・・。
ボニントン:いや、すまん! OK、とにかくゴーだ。
ハミルトン:エントリーにいたんだよ。やばいの?
ボニントン:それはない、大丈夫だ。だからステイアウトせよ。

このインシデントに関して、ハミルトンは現地時間18時15分【日本時間23日(月)1時15分】にスチュワードとの面談を求められており、スチュワードがレギュレーション違反だと判断すればペナルティを科せられる可能性がある。

ハミルトンはチェッカーを受けるまでプッシュしており、チームメイトのバルテリ・ボッタスより4.535秒早くゴールしている。

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