ドイツGP

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「エステバンはいいね。彼って最高」

M.S.
2016年8月2日
© Goria/Sutton
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大不評の無線ルールが緩和されたシーズン第12戦ドイツGPから、興味深いやりとりを『ESPN』が厳選。

「ニコ、最初の4周のプランを忘れるな」

スタートで出遅れ、レッドブルのダニエル・リカルドをパスしようとして何度か失敗したニコ・ロズベルグ(メルセデス)は、チームからタイヤをケアする計画を思い出すよう促された。

「OK、ルイス。ハマータイムだ」

ホッケンハイムにもピーター・ボニントンのおなじみのフレーズが響いた。リードを順調に伸ばすハミルトンに対し、初回ピットストップまでに飛ばせとの合図が送られている。

「ニコが僕を押し出した。僕に場所を残さなかったんだ」

レース中盤、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はヘアピンでインサイドから深く突っ込んできたロズベルグに不満をぶつけた。フェルスタッペンはコースオフを強いられ、ランオフエリアを走行。スチュワードはフェルスタッペンの見方に同意し、後にロズベルグに5秒のタイムペナルティを科している。

「僕はステアリングが完全にロックしていたって説明してくれる? 彼はブレーキングで動いたんだ。問題だよ。そんなの許されていない」

一方、"最高の"オーバーテイクに対してペナルティを科されたロズベルグもこれに抗議している。

「リカルドがかなりプッシュしている。19秒台中盤が必要だ、ニコ。これは重要だぞ・・・」

ペナルティを知って、レッドブル勢を抑えるために十分な時間を稼ごうとロズベルグに指示したメルセデス。だが、このペースが実現することはなく、ロズベルグは4番手に後退している。

© Goria/Sutton
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「ボックス、セバスチャン。ピットだ」
「ダメ、もう2周する。タイヤはまだ大丈夫だよ」

フェラーリから最終ピットストップの連絡を受けたセバスチャン・ベッテルは、ヨーロッパGPのときと同じように強硬な態度を取った。

「で、誰をアンダーカットしたいわけ?」
「フェルスタッペンさ・・・」

続けて質問を発したベッテルに、フェラーリはレッドブルのフェルスタッペンが狙いだと告げる。3番手のフェルスタッペンは、当時遠く離れていた。

「OK、ステイアウトしよう・・・」

最終的に折れたのはフェラーリ。ベッテルはレース後、チームの戦略に反対したのは"間違い"だったと認めている。

「ボッタスは32周したプライムだ、ジェンソン」
「よっしゃ、行くぞ!」

レース終盤、ジェンソン・バトンは2ストップ戦略でミスを犯して苦しい走りを強いられるバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)に近づいていた。言葉通りの動きを決めたバトンは、8位でチェッカーフラッグを受けている。

「エステバンはいいね。彼って最高」

あまりにも長くエステバン・グティエレス駆るハースF1に行く手をはばまれたダニエル・リカルドの皮肉。後にリカルドは青旗の対処はグティエレスが一番良くないと非難している。

「OKダニエル、心配するな。彼は誰に対してもああだから。君だけにやっているわけじゃない」

リカルドの訴えに応じたレースエンジニアのサイモン・レニーは、グティエレスが青旗無視の常習犯だと伝えた。

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