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  • モノコック破損も体は「大丈夫」

コックピットからの景色 - ブラジルGP

Vitantonio Liuzzi / Jim 2010年11月11日

ESPNF1のコラムニスト、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が2010年シーズン第18戦ブラジルGPを振り返ってくれました。ESPNF1独占でお届けします!

ブラジルでもタフなレースを強いられたビタントニオ・リウッツィ © Sutton Images
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【ビタントニオ・リウッツィ 2010年11月8日】

全体的にはアップダウンのあった週末で、最後は49周目の大クラッシュでおしまい。僕たちは左フロントのアップライトが壊れたと考えているけど、チームが今週マシンを持ち帰ってファクトリーですべてを分析することになっている。

残念なことに、モノコックが損傷を受けていて、日本ではフェリペ・マッサに突っ込まれたし、たった3戦で2つのシャシーがおジャンだ。それから、もうひとつ悪いニュースがある。代わりのシャシーが旧式のクラッシュテスト用で、あまりいい状態じゃないんだ。幸い、残りは最終戦だけだから、あるものでベストを尽くすしかない。

僕の体はというと、サスペンションの破片がモノコックに穴を開けた影響で足首に打撲傷が少しあるけど、それ以外はまったく問題ないし、大丈夫。無事だったよ。テレビでは大クラッシュに見えたようだけど、コックピットからはそれほどひどくはなかったんだ。曲がれはしたけどブレーキが効かなくてね。

レースの前半にフロントブレーキがロックしてしまう問題が発生した。僕はソフト側のコンパウンドでレースをスタートした戦略も間違っていたと思っている。最初の15周は苦戦しっぱなしで、グレイニングはひどいしブレーキもオーバーヒートしていたけど、プライムタイヤに履き替えたら本当にいいペースで走れた。中盤は強力なレースができたのに、クラッシュですべてが台無しさ。

どっちにしても16番グリッドから追い上げるのは難しいと分かっていたし、僕たちの問題は予選にある。土曜日に何が起こったのかをきちんと理解しないと。最後のフリー走行後は2台ともトップ10に近いところにいけると楽観していたんだけどね。でもQ1ではグリップが本当に低くて、フロントもリアのブレーキもロックしていた。午前中のタイムと比べると、最後の2つのセクターで1秒のタイムロスがあったんだ。フリー走行と予選の間はマシンに一切触れていないから、一体どうしちゃったんだと理解できなかったけれど、マシンの挙動がおかしくなった理由はあるはずだ。

最終戦アブダビGPでシャシーの変更を余儀なくされたリウッツィ © Sutton Images
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予選が終わった後、チームメイトのエイドリアン・スーティルと僕が、僕のミスについてケンカになったっていううわさがあったけど、実際は何もなかったし、チーム内に問題は何ひとつかなった。メディアはいつも何かネタを探しているし、事実以上に大げさに伝えがちだからね。僕が思うに、自分とエイドリアンとの関係はいつもと変わらず同じだよ。

ブラジルでの週末ではジェンソン・バトンがホテルに戻る途中で武装集団に襲われそうになったとか、他にもそれと同様の内容でもっと心配な話題がいくつかあった。幸い、僕たちはすべて問題なく、僕はカバンでちょっとあったけど、他の人ほど問題じゃない。インテルラゴスはいつも本当に素晴らしい雰囲気だから、僕はインテルラゴスが大好きだと言っておかなきゃね。幸いにも僕はそういうトラブルに遭ったこともない。確かに最も安全な場所ではないから、高価な時計とか、そういうものは持っていかないように気をつけないといけない。

フォース・インディアのコンストラクターズ選手権の順位は、サンパウロでのダメージは最小限だったと思う。ニコ・ヒュルケンベルグがポールポジションからスタートしたけれど、ウィリアムズは数点を加算しただけだったからね。状況やペースを考えると楽ではないと思う。でも、アブダビはチャンピオンシップを争う人がいて何が起きるか分からないから、クレイジーなレースになる可能性がある。

僕たちの一番の問題はウィリアムズ、それからザウバーがこの数戦で大きく前進を遂げたこと。それは僕たちの手に負えない。チームは開発をプッシュしてくれているから、僕はシーズン後半戦で他のチームの方が少しだけ開発面で優れていたんだと思っている。それでも、仕事の一部であることには違いない。僕たちは小さなチームだ。アップグレードが簡単にできるものじゃないということを受け入れなきゃいけない。

アブダビではポイント獲得を目指すリウッツィ © Sutton Images
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でも、もし僕たちがランキング6位を逃したとしても、それはシーズン序盤に多くのチャンスを逃したことが理由だと思う。マレーシアなどのレースでは確実にコンペティティブなマシンだったのに、それを生かしきれなかった。今そのつけを払っているんだと思っているけど、これは普通のことだと思うし、トップチームと戦うんだから、いつも簡単に最高の開発を手に入れられるわけじゃない。

アブダビではポイントを狙わなきゃいけないし、少なくともウィリアムズとの争いでは数ポイントを手に入れる必要がある。だけど、ことはそう簡単には進んでくれないだろう。昨年はアブダビが自分たちの好きなサーキットとは言えなかったし、マシンもベストではなかった。それでも一生懸命戦えば入賞は可能だと思っている。でも、楽な週末にならないことはすでに理解している。

レースが終われば2011年の新タイヤでテストを実施する。ピレリがどんなタイヤを造ったのか本当に楽しみだ。ピレリは長い間F1を離れていたから新世代だね。彼らの能力を確かめるのは楽しみだし、きっとおもしろい初テストになるんじゃないかな。僕は最終日の土曜日(20日)にドライブを担当する予定。来年がどんな感じになるのか、その兆候が見られることを楽しみにしている。

それから、タイトル争いについて。僕はフェルナンド・アロンソが勝つと確信している。どんなコンディションでも、彼なら勝つために全力を尽くすだろうし、ミスは犯さないだろうからね。もちろんレッドブルは今でも最速のマシンだ。だけど、彼らはリスクを犯しすぎていると思うから、フェルナンドが勝ち取るはずさ。

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend Tonio Liuzzi has raced in Formula One since 2005, driving for Red Bull, Toro Rosso and Force India before landing his latest seat at HRT for 2011. He has been an ESPNF1 columnist since 2010, giving a driver's insight into every race weekend