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コックピットからの景色 - シンガポールGP

Vitantonio Liuzzi / Jim
2010年10月1日

ESPNF1のコラムニスト、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が2010年シーズン第15戦シンガポールGPを振り返ってくれました。ESPNF1独占でお届けします!

シンガポールで厳しい週末を過ごしたリウッツィ © Sutton Images
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【ビタントニオ・リウッツィ 2010年9月28日】

僕たちにとっては真っ二つの週末だった。金曜日は自信たっぷりだったのに、日曜日は超ガッカリ。自分たちのマシンがコースに合っていないことは分かっていたからシンガポールの週末は難しくなるだろうと予想はしていたけど、結局、この結果は不運によるところが大きい。

金曜日はすべてがうまくいき、マシンバランスに満足していた。その夜にいくつか変更を施したけれど、土曜日に向けてポジティブな感触があったし、最初のセッションまでにアップグレードも間に合ったんだ。最後のフリー走行はトラフィックに引っかかってしまったとはいえ順調だったし、ストリートサーキットではとても重要なマシンバランスにも自信を持っていた。

Q1はQ3に近づけるか、進出も可能じゃないかと思うほどまずまずの調子。でも、Q2でブレーキに大問題が発生してしまう。理由はまったく分からない。ブレーキをかけるたびにマシンが左に流されちゃって、テレメトリーを見るとコーナーで減速しようとしたらマシンに1G以上の横Gがかかっていたんだ。

だから16番手は確実に自分たちの力に見合った結果じゃなかったし、ブレーキが僕たちのセッションをとめてしまった。チームは何がダメだったのか分からず、レース前にすべてのシステムを変更している。唯一の問題はスタートまでに、すべてうまく機能しているか、マシンの調子がどうなのか、1周のインストレーションラップで確かめるしかなかったこと。

リウッツィのマシンで作業中のフォース・インディアのメカニック © Sutton Images
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この問題が起きたら最悪のサーキットで起きてしまった。シンガポールは本当にブレーキに厳しくて、温度もずば抜けて高くなる。レースでも問題があれば確実にタフになるだろうと思ったけど、結果的にはそのことについてあまり心配する必要はなかったわけだ。

スタートは良かったし、最初の3つのコーナーも切り抜けられた。若干の接触と、後ろから少し突かれた感じはあったけど、それが誰だったのかは分からなかった。その時、マシンはまだ問題なかったからターン7でニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)をオーバーテイクしようとしたんだけど、チームメイトのエイドリアン・スーティルも僕と同じようにブレーキをかなり遅くして、僕たち2台をアウト側から抜こうとしていた。結果、彼はブレーキングがちょっと遅れすぎたみたいで彼ら2人とも深めにコーナーに突っ込んだから、僕が通常のラインを走ることができたんだ。

直線では3台が並ぶ形になったけど、エイドリアン(スーティル)がインサイドにいて次のコーナーのライン取りをするために、僕の方にハイドフェルドを押してきた。だから僕はウオールに大接近してしまい、コンクリート(ウオール)との距離を保たなきゃいけなくなったからニック(ハイドフェルド)にぶつけさせるしかなかった。リアサスペンションの破損はそれが原因だったはず。

ちょっとだけ走り続けられたんだけど、2周目に入ったところでリアの先が完全に壊れてしまい、ストップするしかなかった。リアサスペンションが折れてからはマシンを直線にキープしておくのが本当に難しく、直線でスピンを喫して他の皆に危険を及ぼすようなことになるんじゃないかと心配もしていた。

リウッツィはレーシングラインを外してマシンを停めたものの、レースディレクターの判断でセーフティカーが導入された © Sutton Images
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バリアの穴を確認しながらストップするのに一番安全な場所を探そうとしたんだけど、結局、ターン10を過ぎたところのコース左側にマシンを停めた。僕はあのサーキットで一番安全な場所のひとつだと思ってマシンを停めたけど、まあ結局はセーフティカーが発動された。どっちにしたって僕のレースは終わっていたし、それだけのこと。

シンガポールGP週末にはポール・ディ・レスタが来年のフォース・インディアのシートをつかむとかいう、うわさがあったね。個人的には彼がシートを手に入れるかどうか、彼の契約がどうなっているかなどは知らない。でも、僕が理解している限り、それが事実ならエイドリアンが(チームを)出て行くってことになる。だって僕には契約があるから。チーム内ではそんな話は何も聞いていないし、何も変わりない。だからテレビや新聞で報じられているだけのうわさだと思っている。

チームは(これまでの)結果が僕のせいじゃないということをしっかり分かってくれているし、ビジェイ・マルヤは僕のことを完全に信用してくれている。あと数週間もすればもう少し情報が出てくるんじゃないかな。でも、メディアで言われているうわさについては何の心配もしていない。シーズンのこの時期になると、こういう話が出てくるのはいつものことだしね。特にF1に昇格させたいようなルーキーがいる場合は、うわさが出ては消え、また出ては消えという感じになる。僕はまったく恐れていない。とにかくチームのために、フォース・インディアがチャンピオンシップで6位を確保できるように、自分のベストを尽くすだけ。

それだけじゃなく、僕たちはウィリアムズを打ち負かさないといけない。彼らはコンストラクターズ選手権で4点差まで迫ってきている。僕は自分たちがシーズン末まで速いだろうと確信しているし、次の鈴鹿はギャップを広げる大きなチャンスになるだろう。それでも、ここ数カ月にわたってウィリアムズが素晴らしい仕事をしてきたことは否定できないし、僕たちを楽にするために休んでくれるはずがないことも分かっている。でも、僕たちがポイントを取るべきところでマシンに不運があったりして数ポイントを逃してきているという事実も忘れちゃいけない。

日本GPを楽しみにするリウッツィ © Sutton Images
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特に日本GPのことを考えると、鈴鹿はよく知っているし、スパやモンツァのようにチャンピオンシップに今も残る伝統的なサーキット。まさにドライバーズサーキットだ。昨年は予選がウエットコンディションでかなりスピンが多かったから、調子をつかんでおかないと。高速のテクニカルコーナーは本当に楽しいし、特に正確さが求められる最初の連続コーナーは楽しい。

シンガポールよりは(鈴鹿のような)サーキットが僕たちのマシンに合っているから、ウィリアムズとのギャップを広げる最大のチャンスだと思っている。その後は韓国に行くけど、そこは誰も知らない未知なサーキットだし、ブラジルとアブダビでもマシンは問題ないと思う。とはいえお気に入りとは言えないかもしれない。だから僕たちにとっては鈴鹿が重要な決戦なんだ。

チャンピオンシップのトップには5人のドライバーがいる。この先2カ月は最高のバトルが見られるはずだよ。僕が誰か1人に賭けるとすればマーク・ウェバー(レッドブル)かな。だって・・・、鈴鹿ではフェラーリが強さを発揮するだろうけど、レッドブルはマシンに全体的なアドバンテージがあるからね。それにウェバーはミスを犯していないし、すべてを最適化している。もちろん、アップデートに関しては各チームが何を予定しているのか知らないけど、自分のお金を賭けなきゃいけないとすればウェバーに賭ける。

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