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ストロール、「われわれの名に泥を塗ろうとしている」と激怒

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2020年8月10日 « レースを振り返って今後に生かすとウィリアムズ | 戦略ではなくベッテルのスピンが問題とフェラーリ »
© Ben STANSALL / POOL / AFP
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F1のコピー騒動が激化する中、レーシング・ポイントの共同オーナーであるローレンス・ストロールはライバルチームたちを"スポーツマンシップに乏しい"と非難し、彼らが自分のチームの名に"泥を塗ろうとしている"と憤慨している。

FIAのスチュワードはレーシング・ポイントのリアブレーキダクトの設計プロセスがF1の競技規則に反していると判断し、40万ユーロ(約5,000万円)の罰金とチャンピオンシップポイントから15ポイントを減点した。しかし騒動はこれで収まらず、この裁定はF1パドック内部の対立を深めることになった。マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズとルノーは処分が甘すぎるとして上訴の意向を申請している。

同様にレーシング・ポイントも上訴の意向を示しているが、こちらは国際控訴審判所で汚名をそそぐと強気の姿勢だ。

9日(日)朝、昨年半ばに自らコンソーシアムを率いてチームを買収したストロールは、スチュワードの判断とライバル4チームの反応に強く反発した。

「私はめったに公的な場で話さないが、われわれが陰で取引をしただの、不正を働いただのとうわさされて非常に憤っている。とりわけそうしたコメントがわれわれのライバルたちから出るというのは不愉快だ」と彼は述べた。「私は人生で一度も不正を働いたことなどない。こうした告発は決して受け入れられるものではなく、真実とは違う。私――そしてチーム――の誠実さは疑う余地のないものだ」

彼はさらに付け加えた。「レーシング・ポイントが技術規則に従ったことが明白であるにもかかわらず、ルノー、マクラーレン、フェラーリとウィリアムズがここぞとばかりに上訴し、われわれのパフォーマンスをそごうとするとは、開いた口がふさがらない。彼らはわれわれの名に泥を塗ろうとしている。こんなことは決して見過ごすことも受け入れることもできない」

「あらゆる必要な行動を起こしてわれわれの無実を証明するつもりだ。私のチームは今のグリッド上にあるコンペティティブなマシンを作るために疲れを知らず働いた。ライバルたちのスポーツマンシップの欠如には心底腹を立てている」

「FIAのいる状況が立場上、多くの理由によって難しく、複雑なのは理解できる。だが同時に私はスポーツにとって最大の利益を考えて解決策を見つけようとする彼らの努力には感謝している」

スチュワードの裁定の決め手となったのは、レーシング・ポイントが昨年メルセデスの使用したリアブレーキダクトをベースにして2020年のブレーキダクトを設計した点だ。ここには複雑な事情も絡んでおり、2019年の時点でブレーキダクトはライバルチームからの購入が可能なリスト外パーツに分類されていたのだが、今年はチームが独自に設計しなければならないリストパーツに変更された。

レーシング・ポイントは昨年、ブレーキダクトがまだリスト外パーツだった時にメルセデスの情報を合法的に入手していたが、この年はフロントブレーキダクトの設計だけを使用し、リアブレーキダクトは独自設計のものを使っていた。2019年中に使用していたことを理由に、スチュワードはフロントブレーキダクトの設計を今年も継続使用することは"既得権パーツ"とみなされることから許容できると判断している。しかし、メルセデスの2019年型設計を元にしたリアブレーキダクトを2020年型マシンに導入することはレギュレーション違反だと結論づけた。

ストロールはレギュレーションに"既得権"についての記載はどこにもないと反論し、FIAが今年3月にチームのファクトリーを訪れ、設計プロセスを調査した際にRP20は合法との判断を示していることを指摘した。

「リストパーツへの移行がレギュレーションの精神や意図の範囲内でどう扱われるかについて、FIAから特定のガイダンスや説明はなかった」とストロールは付け加えた。「現状のルールの文言では、2019年より後にブレーキダクトの設計を共有または取得してはならないと書かれている。その時点で知っていること、すでに学んだものは個人の情報だ。そこから先はその個人の自由だ。われわれはその通りにしたまでだ」

「つまり、明確にすると、リスト外パーツからリストパーツへの移行を巡り、FIAはガイダンスを用意していなかった。そしてレーシング・ポイントは2020年3月にこれに関し、われわれのコンプライアンスを示す承認書を受け取っている」

「今週になってFIAが新たな既得権条項を導入したことにも私はショックを受けた。そんなものはこれまで存在もしなかったというのに」

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