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フォース・インディアに救世主現る

Jim
2018年8月8日 « メルセデスがeスポーツチームをお披露目 | 長期プランを見据えるグロージャン »
© Mark Thompson/Getty Images
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フォース・インディアF1チームに救世主が現れた。ウィリアムズドライバーのランス・ストロールの父親ローレンス・ストロール率いる投資家のコンソーシアムがチームを行政管理下から救ったのだ。

管理者が一連のビジネスオファーを比較評価した上で、7日(火)夜に一報が伝えられた。ハンガリーGPに先だってはセルジオ・ペレスが未払いの報酬に関して法的措置を取っており、チーム解散の危機に直面していたフォース・インディア。7月27日(金)には行政管理下に置かれ、チームの負債を肩代わりしてくれる新たなオーナーの登場を待っていた。

8月7日に調印された協定では、新しい投資家は全債権者に対する満額の支払いが約束され、チームの全405名の仕事が保証されている。この一報により、フォース・インディアの将来に関するうわさに終止符が打たれる。元共同オーナーのビジェイ・マルヤは現在、詐欺の嫌疑があるとしてイギリスから送還させようとするインド政府と戦っているが、本人は疑惑を否定している。

フォース・インディアの最高執行責任者(COO)を務めるオトマー・サフナウアーは管理者と共に新たな投資家探しに励み、チームの今後は明るいと自信を見せた。

「今回の結果により、フォース・インディアのF1における今後が保証され、わがチームのレーサーたちはフルポテンシャルでの競争が可能となる。チームとしてのわれわれを信じ、現在および将来のF1においてフォース・インディアが相当のビジネスの可能性を持っていると考えてくれた投資家連合の支援に感謝している」

「フォース・インディアはその専門知識と献身により、常に自分たちの実力を上回る相手と張り合ってきた。今回の新たな投資でわれわれの前には明るい未来が約束されたことになる。また、状況が許す限り、チームをサポートし続けてくれたビジェイ(マルヤ)とサハラグループ、モル家の方々にも感謝したい」

資産の共同管理人のジェフ・ローリー氏は「ひとつの会社が救済され、支払能力のある立場に戻されるケースは稀(まれ)です。関心を寄せた多岐にわたる団体の資質は印象的であり、手続きを進める中で慎重な検討が必要でした。強力なプロセスに従いながら、最終的に会社を救済し、支払能力を元通りにする強固に信頼できるオファーを待ち続けました。全債権者が満額の支払いを受けることになっており、あらゆる仕事が維持されます。さらに、このチームは将来への投資において重要な資金提供を受ける予定です」と説明し、こう続けた。

「チームを支援する資金提供は本日より可能となり、2週間ないし3週間後を見込む管理下から脱した際にはさらなる額が投じられるでしょう」

フォース・インディアは資金不足により新パーツの実戦投入が遅れていたが、これによって今年のチャンピオンシップを戦う上で強力なポジションに立つことができる。チームは現在、コンストラクターズ選手権6位につけているが、過去2年はランキング4位で締めくくっている。

投資家としてストロールがチームに関係するとあって、息子ランスは2019年にウィリアムズから移籍する可能性が高いと見られているものの、現時点で来季のドライバーラインアップに関する詳細は分かっていない。昨年、ウィリアムズからF1デビューを果たしたランスはF1参戦にあたり、父ローレンスの資金援助を受けている。

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