
先週末のカナダでフォース・インディアはアップデートされたメルセデスの最新エンジンを使っていなかったことが明らかになった。
ドイツのエンジンメーカーはパフォーマンス"トークン"を1つも使うことなく、アップグレードされたパワーユニットをモントリオールに持ち込んだ。
パドックのうわさによれば、パワーの改善はないものの、信頼性の向上によってエンジンはより高いパフォーマンスモードに"ターンアップ"することが可能になっているという。
「いつでも必要なときにターンアップとターンダウンができる」とルイス・ハミルトンは述べた。
新ユニットはメルセデス、ウィリアムズとロータスのマシンに搭載されていたと考えられている。
ところが、フォース・インディアは違った。ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』によるとセルジオ・ペレスは2015年にまだ一度もエンジン交換を行っておらず、彼のエンジンはカナダ後に累積4,800km近くを積み上げたことになるという。
「燃料システムにいくらか問題があり、時間内に8基のエンジンを作ることができなかった」とメルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフは述べた。
「フォース・インディアがステージ2に選ばれたのは、彼らのエンジンがダメージ面で最も状態が良さそうだったからだ」
オーストリアではフォース・インディアにもモントリオール仕様のアップグレードが提供されるとウォルフは述べた。
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