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FIA、オーバーテイク時のルールを明確化

Kay Tanaka
2012年1月5日 « ブエミ、レッドブルのリザーブドライバーに就任 | マクラーレン、開幕戦勝利が目標 »
イタリアGPにてラインを何度か変えてハミルトンの攻撃を抑えたシューマッハの行動は今後ペナルティ対象に © Getty Images
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FIAはコース上におけるオーバーテイクからポジションを守る際のルールを明確化することを決めた。

FIAが今回の判断を迫られた要因の1つは、2011年イタリアGPでルイス・ハミルトン(マクラーレン)にプレッシャーをかけられたミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が何度かレーシングラインを変更してポジションを守ったことだ。これまではドライバー間の暗黙の了解として、ポジションを守るためにライン変更する回数を1回までとしていた。しかし今回、FIAはスポーティングレギュレーションにオーバーテイクからの防御する際の取り決めを盛り込むことにしたようだ。

スポーティングレギュレーション第20条3項には「ポジションを守るためのレーシングライン変更は1回までとする。どのドライバーも当初ブロックしていた位置からラインを変更した際、自分のマシン以外に少なくともマシン1台分のスペースを空けてコーナーにアプローチしなければならない」と記されることになった。

これにより、前を走るドライバーがイン側のラインを抑えた後、続くコーナーに向けてイン側のラインに変更した際、後ろを走るドライバーはアウト側のラインを保持することができるようになる。

また新レギュレーションには、「正当な理由なく」コースをショートカットすることを禁じることも明記された。2011年韓国GPでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がショートカットしてピットインした事例があったが、今後はペナルティの対象になる。

さらに変更となったのはセーフティカー導入中の周回遅れのマシンに関するもの。スポーティングレギュレーション第40条12項には、安全のために変更がなされると明記された。

「もしレース審議委員会が安全性を考慮の上で必要と判断した場合、"LAPPED CARS MAY NOW OVERTAKE(周回遅れのマシン勢は周回遅れを取り戻せ)"との表示がタイミングモニター上に出る。これにより、ラップリーダーに周回遅れにされたマシン勢はリードラップに戻り、セーフティカーの隊列に加わることになる。これが可能になるのはセーフティカー導入中の第1セーフティカーラインから第2セーフティカーラインまでの区間に限られる」

「周回を取り戻す際は適切な速度で他車をオーバーテイクすることなく行い、セーフティカー隊列に並ぶためにポジションを取り戻さなければならない。安全のために、セーフティカー導入中はリードラップにいるマシン勢はレーシングライン上を走行し、周回遅れのマシン勢はオーバーテイクを実行しなければならない」

「もしレース審議委員会が路面状況をオーバーテイク困難なものだと判断した場合、タイミングモニター上には"OVERTAKING WILL NOT BE PERMITTED(オーバーテイク禁止)"との表示が出される」

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