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アブダビGPのスチュワードはハースF1によるフォース・インディアへの異議申し立てを棄却した。

ハースF1は現在のフォース・インディアがスポーティングレギュレーションで定められるコンストラクターにあたらないとして、フォース・インディアマシンの合法性に関して意義を申し立てていた。

フォース・インディアは今夏に管理下から救済されてF1活動継続の道が開けており、新たなオーナーシップを得たチームはレーシング・ポイント・フォース・インディアとしてF1世界選手権に再エントリーしている。

レーシング・ポイント・フォース・インディアは旧チームのサハラ・フォース・インディアが設計・製造したマシンを使用し続けており、ハースF1はコンペティターが別のコンペティターにマシン製造をアウトソースすることを禁じたスポーティングレギュレーション第6条3項に違反していると主張した。しかしながら、スチュワードはサハラ・フォース・インディアがすでに存在しておらず、コンペティターに該当しないため、レーシング・ポイント・フォース・インディアは同じマシンを使用し続ける権利を有していると結論づけている。

しかしながら、今週末の抗議は単純にアブダビGPにおけるフォース・インディアマシンの合法性以上に、フォース・インディアがF1賞金、いわゆる"Column 1(カラム1)"と呼ばれる賞金を受け取るに値する資格を持っているかどうかに端を発する。

F1収益から分配され、2,400万ポンド(約34億7,700万円)ほどに上ると言われるカラム1の賞金は通常、チームが過去3年のうち2年のシーズンでコンストラクターズ選手権をトップ10以内で終えるまで保留される。

事実、ハースF1は初参戦した2016年を終えた後、2017年シーズンを戦い切るまで賞金を受け取れていない。そのため、ハースF1はF1の基準に従って今年のベルギーGPで新規チームとしてF1に参戦したレーシング・ポイント・フォース・インディアも同様に扱うべきだと主張しているのだ。

しかしながら、レーシング・ポイント・フォース・インディアが新チームとしてチャンピオンシップに再参戦することになった8月、協定の一環として2018年シーズンからカラム1の賞金を受け取る権利を維持することが含まれていた。

24日(土)にスチュワードが発行した声明にはレーシング・ポイント・フォース・インディアが「新チーム」と記載されており、レーシング・ポイント・フォース・インディアがカラム1の賞金を得る資格を与えられるべきかどうかの議論において、その言及がハースF1の主張に役立つ可能性がある。

スチュワードの裁定が下る前夜、ハースF1を率いるギュンサー・シュタイナーは「この問題はもしかするとフォース・インディアよりも大きなものかもしれないが、われわれはただ、全員が平等に扱われることを目指している。私たちがもくろんでいる唯一のことがそれだ。自分たちがもっと多くを得ようとしているわけではない。将来、この立場になる誰しもが何をすべきなのか、それをはっきりさせようとしているだけだ」と語っていた。

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