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ビアンキの事故を受けて規制の変更を示唆するFIA

Jim
2014年10月11日 « ビアンキに最高の敬意を表したマルシャ | FIAがビアンキ事故の詳細を公表 »
© Sutton Images
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日本で発生したジュール・ビアンキ(マルシャ)の事故を受けて、FIAは11日(土)にロシアでチームと会合を開き、イエローフラッグが掲示された場合にマシンを確実に減速させる方法について議論する予定だと明かした。

悪天候に見舞われた鈴鹿のレースでは先にエイドリアン・スーティル(ザウバー)がターン7でクラッシュを喫し、そのマシンを回収車が撤去していたところにビアンキが突っ込んだ。ビアンキはこの事故で頭部に重傷を負い、今も三重県立総合医療センターに入院している。

スーティルのアクシデント後には危険を知らせるダブルイエローフラッグが振られていたが、当時のようなコンディションで各ドライバーがどの程度減速するかはそれぞれの判断に委ねられている。FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは統括団体が各車に速度制限を強制する方法を見いだしたがっていると明かし、新しいレギュレーションの施行は来季まで持ち越される見込みとはいえ、チームとイエローフラッグ中の減速について議論する予定だと語った。

「学ぶべきことはあると思っている。アイデアを出し合ってしっかりとした考えを導き出せるよう、すべてのチームおよびドライバーと協力していきたい。われわれが学ぶべき最も重要なことのひとつは、ドライバー以外が減速の判断を下す方がいいかもしれないということ」

「同じような環境に遭遇した場合に、われわれが各車にどの程度の減速を求めているのか、全員にもっとはっきり分かるようなシステムを導入する方がいいだろうと思う。全チームと会う明朝から取り掛かる予定だ。強制できる方法、もっと分かりやすい表現方法、速度制限を正確に議論していく。そのような速度制限にはならないかもしれないが、革新できる明快な速度制御の方法ということにはなるだろう」

重大なインシデントが発生し、セーフティカーが導入された場合にはすでにマシンを減速させるシステムが存在する。ドライバーたちは減速していることを示すため、特定のデルタタイムを厳守しなければならず、それにより、サーキット全体が事実上中立化される。ホワイティングはイエローフラッグ掲示区間に差し掛かるマシンの減速を強制するような同様のシステムの導入を考えているようだ。

「われわれにできるのは効果的にセーフティカーを導入しつつ、実際にはセーフティカーを導入しない方法もある。つまり、今やっているのと同じことだ。ドライバーたちはダッシュボード(ステアリングホイールのモニター)でセーフティカー導入時のデルタタイムを確認し、それに従わなければならない。現状はピットレーン入口手前のセーフティカーラインを通過する際に、セーフティカー導入時のデルタ(タイム)を超えるタイムを刻む必要がある。したがって、そのポイントでデルタタイムを上回っていれば合法だ」

「われわれが考えているのはその要件を拡大することだ。ドライバーたちはダブルイエローフラッグの区間を通して(指定タイムを)超えなければならない。例えば鈴鹿を例にすると、ターン6から2つのイエロー区間を通してずっとプラスタイムで走らなければならなくなるということ。それが今検討している数多くの方法のひとつだ。複数のソースからいくつかのアイデアが上がってきている」

今週末のグランプリで変更を適用させるのは難しいとあって、FIAは回収車を導入する際には「細心の注意」を払うと強調している。ドライバーとの会合を終えたホワイティングはFIAが回収車のさらなる安全確保も考慮すると話した。

「ドライバーたちと1時間近く話し、その中で、以前にも議論されたことだが、再度の議論が見込まれる議題がひとつ持ち上がった。他に適当な言葉が見つからないので、スカートのようなもの、と言っておくが、一般道で後進する車を止める際に目にするようなものだ。そういったことを検討するひつようがあるので、考慮していくことになる」

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