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V6導入は尚早とモンテゼモーロ

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2012年9月10日 « 2012年第13戦ドライバーコメント決勝 | コバライネンがロータス入り? »
「V6に反対なのではない。その時期が問題だと言っているんだ」と述べたモンテゼモーロ © Sutton Images
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フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、新しい1.6リッターV6ターボエンジンを2014年に導入するのは間違いだと述べており、チームらのF1撤退を招くかもしれないと主張した。

来シーズン末でF1は2.4リッターV8エンジンを廃止し、より高度なエネルギー回生システム(ERS)を組み合わせたV6ターボに移行する。新ユニットの当初のコストは現行エンジンよりも高くなると考えられており、チームらは新たなドライブトレーンに対応するためにシャシーをゼロから設計しなければならない。

モンテゼモーロはV6エンジン自体には反対ではないものの、結果としてグリッド上のマシンが減ってしまう恐れがあると警告している。

「われわれは6気筒エンジンの開発を強いられている」とモンテゼモーロは8日(土)にモンツァで述べた。「私は6気筒に反対なのではない。そのタイミングに反対しているんだ。われわれがこのエンジン(V8)であと2年続けることができれば、大きな失敗は避けられるだろう。とにかく、今は(新エンジンの)問題があり、それはコスト増加とイノベーションを意味する。私はエンジンマニュファクチャラーだが、科学知識が必要だ。コストについて真剣に捉えなければ、2、3年後にはチームが足りなくなっているかもしれない」

コスト問題についてはFIAのジャン・トッド会長も警鐘を鳴らしており、小規模チームにとってF1は高価なものになりすぎていると述べている。モンテゼモーロは1つの解決策として、小規模チームらにフェラーリなどがカスタマーカーを提供することが考えられると述べた。

「だからこそ、私は2年前にフェラーリかマクラーレン、レッドブルなどが小さなチームにマシンを1台供給するべきだと言ったんだ。マシンを一から企画開発するのはわれわれにでさえ容易ではないのだから、小さなチームの状況は想像できる。もし自分が小さなチームでフェラーリのマシンが使えるなら、若手ドライバーを乗せるだろうし、自らマシンを開発するよりコストも少なくて済む」

だがバジェットキャップには反対だとモンテゼモーロは明言し、それぞれのチームの出費が少なくなるようにルールを変えることが必要だと述べた。

「私は低コストの重要性を真っ先に訴えた1人だ」と彼は述べた。「しかし、だからといって皆が同じになり、きっちり同額を費やすべきだという意味ではない。各チームのコストが少なくて済むようなルールを求めているんだ。制限を決めたからといって・・・どうやってコントロールするというのだ? つい最近も不正をした者がいる。そのため、コスト減を可能にする明確なルールを要求したい。観客やコンペティションに影響しない部分がいい」

彼は、F1がロードカーとの関連性をもっと高め、テストの機会を増やすべきとの見解を再び示した。

「私やフェラーリにとって、F1からロードカーに技術を移行できることは重要だ。今日の状況はそうではない。またテストの機会をもっと増やすべきだ。以前のテストは多すぎたかもしれないが、今ではゼロだ。若手ドライバーにチャンスを与えたくても、一体どうすればいいんだ? テストの可能性もないのに、若手ドライバーをフェラーリに乗せることは絶対にあり得ない。要するにわれわれは先を見通さねばならないのだ。世界は経済危機のただ中にあり、10年前とは状況が違うというところからスタートする必要がある」

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