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フェラーリと「同じゴールを共有」できなかったベッテル

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2020年5月15日 « フェラーリ、ベッテルの後任サインツとの契約を発表 | インディカー参戦を検討するフェラーリ »
© Mark Thompson/Getty Images
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チーム代表のマッティア・ビノットによると、フェラーリとセバスチャン・ベッテルが新たな契約延長について合意できなかったのは、両者が短期的にも長期的にももはや同じ目的を共有できなくなっていたからだという。

12日(火)、フェラーリは今シーズン末の契約終了をもってベッテルがチームを去ることを発表した。これを引き金に2021年のドライバーマーケットに最初の大きな動きが発生し、カルロス・サインツがベッテルの後任として2年契約を締結、ダニエル・リカルドがその空いたマクラーレンのシートを手に入れた。

チーム離脱を告げる声明の中でベッテルは、2020年シーズンの開幕を無期限に延期させた現在の世界的な新型コロナウイルスのパンデミックの中で、自身のプライオリティーを再確認することになったと述べている。彼の考え方の変化が、別々の道を進むという決断の鍵になったことをビノットはほのめかした。

「過去数週間で世界は変化した。経済的観点からだけでなく、技術的、またスポーツの観点からも厳しいチャレンジや障害が待ち受けている」とビノットは『Motor Valley Fest Digital(モーターバレー・フェスト・デジタル)』で述べた。

「われわれは未来のための基礎を敷いているところだ。そして、明確な展望を持ちたいと考えている」

「セバスチャンと話し合った結果、われわれは短期においても長期においても共通のゴールを持たないことが判明した。サインツはわれわれの良いメンバーになってくれる。彼は賢く、若く、5シーズンを戦っていて、レースで多くのチャンピオンシップポイントを勝ち取れる、強くて信頼できるパイロットだ。シャルル(ルクレール)という生粋の才能の持ち主とペアを組むには最高のパイロットだと考えており、ここで成長し、いずれは勝利を飾ることができるだろう」

まだ1度の表彰台しか実績のないサインツの起用によって、イタリアチームは近年で最も経験の浅いラインアップで来季に臨む。

ここまで2勝、7回のポールポジションと10回の表彰台を獲得しているルクレールが、来年からチームのシニアドライバーだ。

それでもビノットは4度のワールドチャンピオン、ベッテルとたもとを分かつことに何ら疑問を抱いていない。

「こうした決断を下すからには、それが正しいという自信がある。セバスチャンとのサイクルは閉じることになった。セバスチャンがチームで働き始めてから6年になる。私は人として、プロフェッショナルとしての彼を尊敬しているし、とても高く評価しているよ」

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