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フェラーリが低コストの人工呼吸器を公開

M.S.
2020年5月14日 « サインツが2021年にフェラーリ入りとの情報 | リカルドが2021年にマクラーレン入り »
© Ferrari/Italian Institute of Technology
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新型コロナウイルスの患者を助けるべく、フェラーリがイタリアのイタリアン・インスティテュート・オブ・テクノロジー(IIT)と共に5週間で人工呼吸器を製作した。

FI5と名付けられたこの人工呼吸器の設計図は世界中の製作者に向けて公開されている。

新型コロナウイルスのパンデミックが始まった際、イタリアの医療従事者の負担を減らしたいというIITの呼びかけにフェラーリが応じた。フェラーリはフェラーリとIITの頭文字、そして製作にかかった期間から名付けられたFI5について"信頼性があり、多機能で容易に使用できる組み立て式人工呼吸器"であり、できる限りコストを抑えるべく手に入りやすい素材を使用していると説明している。

FI5の最初のプロトタイプは先週にジェノバにあるIITの本部で組み立てられ、予備的な機能テストをパスしている。フェラーリはイタリア、メキシコ、アメリカの企業からすでにFI5の製作プロセスを開始するためのコンタクトがあったと述べた。

このプロジェクトはフェラーリのシャシーエンジニアリング責任者であるシモーネ・レスタとF1イノベーションマネジャーであるコッラード・オノラートが率いるワーキンググループが先頭となって率いている。フェラーリのGT部門も助力し、IITは独自のリサーチおよびエンジニアリングチームを立ち上げて協力している。

フェラーリはこのプロジェクトが"スクーデリアのようなF1チームのDNAに組み込まれている創造性、素早いリアクション、ノウハウ"に光を当てると述べた。フェラーリはイタリアの市民保護省に1,000万ユーロ(約11億5,000万円)を寄付している。

フェラーリ代表のマッティア・ビノットは「COVID-19はわれわれが乗り越えたいと望んでいる課題だった。FI5はスクーデリアとしてわれわれが成し遂げた貢献であり、F1チームを作り上げるもののまさに本質を表し、より重要なこととしてフェラーリを特別なものとしているパッション、創造性、進化への欲求というすべての性質を示すものだ」とコメントしている。

「このプロジェクトは実に刺激的であると同時に、関係するすべての者、IITやその他のパートナーから来たわれわれの仲間と共に働いた者たちとって、真に報いがある経験だった。これは#esserFerrari(フェラーリであれ)をただのスローガンではなく、われわれのアイデンティティの特徴とするような構想だ」

モーターレースの統括団体であるFIAは閉鎖されている施設を現在のパンデミックに関係する仕事で使用する許可を各チームに出している。メルセデスとユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)は呼吸困難の患者に用いられるデバイスの大量生産に向けたリバースエンジニアリングを実施。また、F1チームらは世界の健康機関をサポートすべく"プロジェクト・ピットレーン"を立ち上げている。

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