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メルセデスのDASシステムは「乗りにくそう」とベッテル

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2020年2月21日 « 空力開発に集中するウィリアムズ | バルセロナテスト最終日:2月21日 »
© LLUIS GENE/AFP via Getty Images
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メルセデスの新しいデュアル・アクシス・ステアリング(DAS)システムは、コックピットの居心地を悪くしそうだとフェラーリドライバーのセバスチャン・ベッテルは考えている。

プレシーズンテスト2日目、メルセデスがパドックの注目を浴びた。彼らのマシンにはステアリングホイールを押したり引いたりして作動させる新しいシステムが搭載されていた。

ストレートでメルセデスのドライバーたちは手前に向けてステアリングを引っ張り、コーナーが迫ると元のポジションに押し戻す様子が目撃された。オンボード映像を詳しく分析すると、フロントホイールのアライメント――通常トー角と呼ばれる――がステアリングホイールの動きに合わせて変化していた。

理論的には、トー角を変えることによってメルセデスはより極端なセットアップを使うことが可能となり、ストレートでタイヤを傷めることなくコーナリングのスタビリティーを改善できることになる。

ベッテルはDASについてランチタイムにフェラーリのエンジニアたちから知らされたといい、それはドライバーに困難をもたらす可能性があると考えている。

「見たよ。ランチの時に話した。面白そうだよね」と彼は述べた。「彼らがそれを使っているってことは合法だってことなんだろう・・・分からないけど。あれはステアリングホイールと呼ばれているもので、プッシュやプルホイールじゃない」

「効果があるのかどうかは分からない。きっと、コースに持ってくるまでにかなりの仕事が必要だろうし、ドライバーがそれを使うのも見た目ほど簡単じゃないと思う。でも、まあ見てみよう。目新しいのは確かだからね」

ステアリングを前後に動かすことが問題になると思うのはなぜかと聞かれ、彼は付け加えた。「ランニングシューズで走るのに慣れているのに、いきなりビーチサンダルで走れって言われたら、できることはできるけど感覚は全然違うはずだ。もちろんそこまで極端じゃないけど、完全に新しいものが増えると、最初は違和感があって変な感じがする。でも、それがアドバンテージになったり有利になったりするんなら、やってみせるさ――それだけのキャパがあって十分な練習を積めるんならね」

「彼らが実際にそれを使うかどうかは分からない。使おうとはするだろうけど、まだ早いよ。ドライビングの観点からは、ステアリングホイールを押したり引いたりするのは簡単そうに見えるけど、そう単純なことじゃないと思う。まあ慣れるだろうけどね」

その通りの質問が先にメルセデスドライバーのルイス・ハミルトンにもされていたが、驚くべからず、彼は何の問題もないと述べている。

「それを使いこなし、理解しようとしているところだ。でも、安全上は何の問題もなかったし、FIAもプロジェクトを認めている」と彼は述べた。

F1のイノベーションというのはしばしばライバルチームにコピーされるものだ。しかし、既存のステアリングシステムをDASに改造するのが簡単かどうかは分からないとベッテルは言う。

「僕はランチの前に知ったばかりで、オンボードの映像をいくつか見たんだ。ここでオンボードがあったのはラッキーだった。そうじゃなきゃ見られなかっただろう。分からないけど」

「僕はまだそれほど話していないし、僕らは自分たちのクルマやあれこれで忙しいから、簡単に(コピー)できるかどうかは分からないよ。おそらく難しいと思う。こういうのが簡単なことってまずないからね」

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