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パワーユニットは合法だと主張するフェラーリ

Jim
2019年12月17日 « ハミルトン、シューマッハと比較されることは「夢のよう」 | フェラーリがルクレールと2024年まで契約 »
© Dan Istitene/Getty Images
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ライバルチームからのルール明確化の要望と非難、FIAによる一連の確認作業を受けて、フェラーリは2019年に使用したパワーユニットの合法性に自信を見せている。

2019年シーズンにライバルと比較して直線速度に大きなアドバンテージを誇ったフェラーリだが、エンジンの運用方法に関する憶測が浮上。F1のパワーユニット規約は比較的に成熟しているため、フェラーリが他の3社、メルセデス、ルノー、Hondaに対して明白なアドバンテージを得たことに驚きと疑問の目が向けられたのだ。

非難の声がピークに達したのはF1統括団体のFIAが許容量以上に燃料流量を増やす特定の方法を除外した技術指南(TD)を発行して数日後のUS GPで、フェラーリは突如としてパフォーマンスに苦戦した。フェラーリはFIAが明確化した指示によってパワーユニットの運用方法を調整しなければならなかったというのが理論だ。レース後にはレッドブルドライバーのマックス・フェルスタッペンがこれまでのレースでフェラーリが「いかさまをしていた」と訴えるに至った。

フェラーリはテキサス州オースティンでエンジンの運用方法に変更を施したことはないと否定していたものの、FIAはフェラーリの燃料システムの調査を継続、次のブラジルGP後にマシンからパーツを押収している。FIAの拠点で広範囲にわたる調査が実施されたが、マシンに違法性のあるものは見つからなかった。

先ごろ、イタリア・マラネロで開かれたメディアイベントでフェラーリ代表のマッティア・ビノットは今回の憶測に言及し、FIAの調査の徹底さがいかなる違反の疑いをも根絶するはずだと述べている。

「シーズン全体を振り返れば、われわれは最も検査を受けたチームのひとつになる。そのTD(技術指南)の前後どちらもだ。開幕戦以降、ライバルに比べてパワーアドバンテージがあったわれわれは確かにシーズンを通してアドバンテージがあり、そういったようにパフォーマンスにアドバンテージを持つと、検査を受けるのは通常であり、TD発行後に検査を通して自分たちの合法性が証明されることは良いことだと思っている」

「うちのマシンの検査回数は増え、その結果はFIAに示されており、詳細も議論されている。したがって、FIAとの協力によってなされたものはすべて終わったことだ」

「シーズン終盤にエンジンの運用方法を変更したことは一度もなく、われわれのパワーユニットが完全に合法であることは示されている。それが事実でなく、非合法なものがあれば、最初の検査で発覚したはずだ」

また、ビノットは現行のエンジンレギュレーションが採用された2014年はメルセデスに大幅なパフォーマンス差をつけられていたと強調し、アドバンテージを得るまでにはそのギャップを縮めるために懸命の努力がなされたと主張した。今年のフェラーリと同様、近年はメルセデスのエンジンに対する疑問も浮上しており、ルールの抜け穴を塞ぐべく技術指南が発行されてきたことも指摘している。

「ハイブリッドフォーミュラの初年度は馬力で劣っていたことを認めざるを得ない。あの当時は単純に説明するか、さらなるレギュレーションに対応するか、TDや議論を増やすかだった。しかし、競争力のアドバンテージを有すればF1では間違いなく起き得ることだ」

「われわれとメルセデスとの間に大きなギャップがあった2014年、当時は80馬力ほど(メルセデスが)上回っていた記憶があるし、われわれもそれは認めた。パワーユニットに多大な努力を講じ、投資することでそれに対応し、改善してきたのだ」

「そして今のわれわれはあの当時に彼らが持っていたアドバンテージに比べれば小さなものであり、その理由はチームとして必死に取り組んできたからにすぎない。自分たちが成し遂げたことについて私は非常に満足していると言えると思う」

同じメディアイベントで、今回の非難に明らかに不満を抱えていたフェラーリCEOを務めるルイス・カミレリは、ニューヨーク証券取引所に上場している企業にとってのコンプライアンスの重要性を強調した。

「フェラーリは公開企業であり、世界的に知られている。品位とコンプライアンスが重要なのだ。そういった主張は月日の流れと共に一層強くなるもので、それらの申し立てを考えようとするのであれば、この(上場企業であるという)要素を考慮すべきだと思う」

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