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ベッテルがホームで失態、異例の予選で3人に戒告

M.S.
2019年9月11日 « ユベールに最後のお別れ | 新エンジンで母国勝利を手にしたフェラーリ »
© Dan Istitene/Getty Images
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ヨーロッパラウンド締めの一戦であるシーズン第14戦イタリアGPではフェラーリのセバスチャン・ベッテルがチームの母国で失態を犯した。

ベッテルは決勝レースで4番手を走っている際に単独スピンを喫し、後方からランス・ストロール(レーシング・ポイント)が来ているところでコースに戻ってしまった。ベッテルはストロールが見えなかったと話しているが、ベッテルの危険なコース復帰が原因で2人は接触しており、その勢いでコースオフしたストロールが復帰する際にも後続のピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)の走行を妨げる結果となっている。

一連のインシデントを受け、スチュワードはベッテルに10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティとペナルティポイント3点、ストロールにドライブスルーペナルティとペナルティポイント2点を言い渡した。

また、前日に行われた予選では、Q3のラストアタックで有利な条件でのタイムアタックを狙うあまり、ほとんどのマシンがチェッカーフラッグまでにアウトラップを完了できず、マクラーレンのカルロス・サインツがたった1台で最終アタックに臨むという結果となっている。この一件を審議したスチュワードはサインツとストロール、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグに対し、不必要に低速で走行したかどで戒告処分を科した。スチュワードは他のドライバーも低速走行していたという各ドライバーの主張を聞き入れながらも、混雑を形成する上でこの3人が大きな要素となっていたと判断している。

その他を含め、イタリアGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

イタリアGP初日:9月6日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆ランド・ノリス(マクラーレン)
違反内容:4基目の内燃機関(エンジン/ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、4基目のMGU-K、4基目のエナジーストア(ES)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用された。

◆ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)
違反内容:6基目の内燃機関(エンジン/ICE)、5基目のターボチャージャー(TC)、5基目のMGU-H、5基目のMGU-K、3基目のエナジーストア(ES)、3基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用された。

◆マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
違反内容:4基目の内燃機関(エンジン/ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、3基目のMGU-K、3基目のエナジーストア(ES)、3基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用された。

(金曜フリー走行2回目はペナルティなし)

イタリアGP2日目:9月7日(土)

【土曜フリー走行】

◆ランド・ノリス(マクラーレン)
違反内容:4基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用された。このペナルティは先立って科された違反によって当該コンペティターがスターティンググリッド後方からレースをスタートするという事実を変えるものではない。

◆ロマン・グロージャン(ハースF1)
違反内容:ターン11でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(c)およびFIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項、および、レースディレクターの指示書第3版第11条4項(a)に基づくラップタイム2件(1分22秒479、1分53秒980)の削除
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。当該マシンはフリー走行3回目でコースを外れ、合流した際に持続的なアドバンテージを得た。

◆ケビン・マグヌッセン(ハースF1)
違反内容:ターン11でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(c)およびFIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項、および、レースディレクターの指示書第3版第11条4項(a)に基づくラップタイム2件(2分02秒026、1分22秒676)の削除
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。当該マシンはフリー走行3回目でコースを外れ、合流した際に持続的なアドバンテージを得た。

◆シャルル・ルクレール(フェラーリ)
違反内容:ターン11でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(c)およびFIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項、および、レースディレクターの指示書第3版第11条4項(a)に基づくラップタイム2件(1分20秒465、2分11秒989)の削除
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。当該マシンはフリー走行3回目でコースを外れ、合流した際に持続的なアドバンテージを得た。

◆ランス・ストロール(レーシング・ポイント)
違反内容:ターン11でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(c)およびFIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項、および、レースディレクターの指示書第3版第11条4項(a)に基づくラップタイム2件(1分21秒554、1分54秒678)の削除
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。当該マシンはフリー走行3回目でコースを外れ、合流した際に持続的なアドバンテージを得た。

◆ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)
違反内容:ターン11でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(c)およびFIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項、および、レースディレクターの指示書第3版第11条4項(a)に基づくラップタイム(1分21秒358)の削除
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。当該マシンはフリー走行3回目でコースを外れ、合流した際に持続的なアドバンテージを得た。

【予選】

◆アレキサンダー・アルボン(レッドブル)
違反内容:ターン11でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA国際スポーティングコード附則L第4章第2項(c)およびFIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:FIA F1スポーティングレギュレーション第31条4項、および、レースディレクターの指示書第3版第11条4項(a)に基づくラップタイム(1分20秒456)の削除
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、レースディレクターからタイミングインフォメーションを受け取った。当該マシンは予選でコースを外れ、合流した際に持続的なアドバンテージを得た。

◆ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
違反内容:不必要な低速走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条4項に違反
裁定:戒告(ドライビング/今季1回目)
裁定理由:スチュワードは証拠映像、GPSデータ、無線コミュニケーションを確認し、カーナンバー27のドライバー(ヒュルケンベルグ)とチーム代表者から事情を聴取した。ドライバーは予選ラップに向けて"トウを得る"ために"不必要に低速に"走行していたことを認めている。また、ドライバーは他のドライバーも低速走行していたとの見解を示している。しかしながら、スチュワードはカーナンバー27のドライバーがQ3最後のアウトラップの重要なステージで渋滞ができる上で重要な役割を担ったと考えている。スチュワードはFIAがこの種の状況に対するソリューションを早急に練ることを強く推奨する。

◆ランス・ストロール(レーシング・ポイント)
違反内容:不必要な低速走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条4項に違反
裁定:戒告(ドライビング/今季1回目)
裁定理由:スチュワードは証拠映像、GPSデータ、無線コミュニケーションを確認し、カーナンバー18のドライバー(ストロール)とチーム代表者から事情を聴取した。ドライバーは予選ラップに向けて"トウを得る"ために"不必要に低速に"走行していたことを認めている。また、ドライバーは他のドライバーも低速走行していたとの見解を示している。しかしながら、スチュワードはカーナンバー18のドライバーがQ3最後のアウトラップの重要なステージで渋滞ができる上で重要な役割を担ったと考えている。スチュワードはFIAがこの種の状況に対するソリューションを早急に練ることを強く推奨する。

◆カルロス・サインツ(マクラーレン)
違反内容:不必要な低速走行、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条4項に違反
裁定:戒告(ドライビング/今季1回目)
裁定理由:スチュワードは証拠映像、GPSデータ、無線コミュニケーションを確認し、カーナンバー55のドライバー(サインツ)とチーム代表者から事情を聴取した。ドライバーは予選ラップに向けて"トウを得る"ために"不必要に低速に"走行していたことを認めている。また、ドライバーは他のドライバーも低速走行していたとの見解を示している。しかしながら、スチュワードはカーナンバー55のドライバーがQ3最後のアウトラップの重要なステージで渋滞ができる上で重要な役割を担ったと考えている。スチュワードはFIAがこの種の状況に対するソリューションを早急に練ることを強く推奨する。

◆セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)
違反内容:4基目の内燃機関(エンジン/ICE)、4基目のターボチャージャー(TC)、4基目のMGU-H、3基目のMGU-Kを使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
裁定:スターティンググリッド後方からのレーススタート
裁定理由:FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(b)に則り、上記のペナルティが適用された。

◆キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:マシンがパルクフェルメ状態にある際に内燃機関(ICE)を異なる仕様に変更、および、3基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を使用、FIA F1スポーティングレギュレーション第34条6項ならびに第23条3項(a)に違反
裁定:ピットレーンからのレーススタート
裁定理由:変更されたパワーユニットエレメントは予選で使用されたものと仕様が異なるものだった。このパーツは第34条2項にあるように、FIA技術委員の承認を得て交換されている。ICEは予選で使われたものと仕様が異なるため、当該コンペティターはFIA F1スポーティングレギュレーション第34条6項に基づいてピットレーンスタートが義務づけられる。

◆キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー7(ライコネン)のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

イタリアGP決勝:9月8日(日)

◆セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
違反内容:コースを離脱し、安全性に欠ける方法で復帰、合流する際にカーナンバー18と衝突、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項(c)、および、FIA国際スポーティングコード附則L第4章2項(d)に違反
裁定:10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティ、およびペナルティポイント3点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、カーナンバー5(ベッテル)がターン9でコースを外れ、安全性に欠ける方法でコースに戻ったと判断した。その中で、当該マシンはカーナンバー18(ランス・ストロール/レーシング・ポイント)と衝突している。スチュワードはこれを危険なインシデントだとみなした。

ベッテルの累積ペナルティポイント:9ポイント(2019年9月8日時点)

◆ランス・ストロール(レーシング・ポイント)
違反内容:カーナンバー5(セバスチャン・ベッテル/フェラーリ)が引き起こした衝突によってコースを離脱したものの、安全性に欠ける状態で合流、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:ドライブスルーペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を確認し、カーナンバー18(ストロール)がターン10で衝突によってコースを外れたものの、安全性に欠ける方法でコースに戻ってカーナンバー10(ピエール・ガスリー/トロ・ロッソ)にコースオフを強いたと判断した

ストロールの累積ペナルティポイント:7ポイント(2019年9月8日時点)

◆アレキサンダー・アルボン(レッドブル)
違反内容:ターン5でコースを外れ、合流時に持続的なアドバンテージを獲得、FIA F1スポーティングレギュレーション第27条3項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント1点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは証拠映像を検討し、カーナンバー23(アルボン)がターン5入り口でコースアドバンテージを得たと判断した。スチュワードはレースディレクターがチームに対し、ポジションを戻したドライバーにはその正当性を認めると助言したものの、チームはカーナンバー23がコースオフを強いられたとの見解を元にこれを拒絶したことをここに記す。それでもなお、スチュワードはカーナンバー20のドライバー(ケビン・マグヌッセン/ハースF1)のアクションが現在のドライビングスタンダードへのアプローチ("let them race/彼らにレースさせよ")に一致するものだと考えている。

アルボンの累積ペナルティポイント:1ポイント(2019年9月8日時点)

◆キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)
違反内容:予選Q2で最速ラップを計測した際に使用していたものではないタイヤでレースをスタート、FIA F1スポーティングレギュレーション第24条4項(j)に違反
裁定:10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティ
裁定理由:カーナンバー7(ライコネン)が不適切なタイヤセットでレースをスタートしたとの報告を技術委員から受けたスチュワードは、これがレギュレーション違反にあたり、強制的なペナルティが与えられるものであるとの結論に行き着いた。

◆カルロス・サインツ(マクラーレン)
違反内容:ピットストップからの安全性に欠けるリリース、FIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(c)に違反
裁定:マクラーレンに罰金5,000ユーロ(約60万円)
裁定理由:スチュワードはカーナンバー55(サインツ)のピットストップに関する証拠映像と音声を確認し、チーム代表者から事情を聴取した。スチュワードは当該マシンがFIA F1スポーティングレギュレーション第28条13項(c)に話して安全性に欠ける状態でリリースされたと判断している。ドライバーは右フロントタイヤの問題が秋化になった時点で、できる限り早くマシンを止めたことをここに記す。

オーストラリアGP:開幕戦では3チームに罰金
バーレーンGP:レース中のインシデントは全ておとがめなし
中国GP:レッドブル&トロ・ロッソ勢のみが処罰の対象に
アゼルバイジャンGP:燃料流量違反とウイングのたわみで予選除外処分
スペインGP:ルノー、不適切なウイング交換でペナルティ
モナコGP:苦戦をものがたる大量ペナルティ
カナダGP:物議をかもしたベッテルのペナルティ
フランスGP:コース逸脱と復帰に厳しい判断
オーストリアGP:白熱のレースにおとがめなし、週末には珍しい違反も
イギリスGP:ただ一人ペナルティを科されたベッテル
ドイツGP:大量のタイム抹消、決勝ではトルクのルール違反
ハンガリーGP:予選での走行妨害以外に目立った違反なし
ベルギーGP:バトルはおとがめなしで後半戦が幕開け

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