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ミックが父の愛車だったフェラーリF2004をドライブ

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2019年7月28日 « 満足のサインツ、落胆のノリス | ハースF1、スピード不足もW入賞に満足 »
© Sebastian Gollnow/picture alliance via Getty Image
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父ミハエルの2004年型フェラーリでデモンストレーション走行したミック・シューマッハはその間ずっと、あまりにも完璧なフィット感に笑みが浮かぶのを止められなかったという。

20歳のミックがコースに出ていくと、母国の観衆は歓喜に沸いた。彼は父が2004年にホッケンハイムで勝利を飾り、そのままシーズンのタイトルへと突き進んだF2004で3ラップを走った。それはミハエルにとって7度目、そして最後のタイトルとなり、1人のドライバーが獲得した最多タイトル記録として今もF1に残り続けている。

ミックがかぶったヘルメットは半分が自分のもの、半分が有名なフェラーリ時代のミハエルのデザインだった。マシンを降りた彼はまるで父の生き写しのようでもあり、その類似性は顔立ちだけにとどまらないことがこの日、明らかになっている。彼はミハエルが使っていたオリジナルのシートにそのまま乗り込んだが、何の調整も必要ないほどぴたりとフィットしていたという。

「素晴らしかったよ」と走行を終えたミックは語った。「ここでこのクルマをドライブできるなんてアメージングだ。シートも何もかも僕の父のもの。それが完璧にフィットしたからさらに素晴らしかった」

待った者には幸福が来るというが、レーシングスーツを着てベルトを締めたミックはコースインするまでにピットレーン出口でしばらく待機しなければならなかった。

「とにかく早く出たくて、ドライブしたくてたまらなかった! ピット出口とはいえ、待たされるのは拷問のようだったよ。自分で(信号を)変えて出ていきたいくらいだった」

「ピットレーンを出ていく時から戻ってくる時まで、僕から笑顔が消えることは一度もなかった。ずっと笑みを浮かべ続けていたんだ。ロックアップした時でさえ笑顔さ! 本当にクールだった」

© Uli Deck/picture alliance via Getty Images
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ミックは28日(日)に開催されるドイツGP決勝レースに先だってもデモンストレーション走行に臨むことになっている。いつも通り、若きドイツ人ドライバーのミックには多大なる注目が集まっており、デモ走行後には彼の声を聞こうとテレビクルーをはじめとするメディアが大挙して押し寄せていた。

不必要な注目を回避するため、母コリーナさんの旧姓を使い、ミック・ベッチュの名前でレース活動をスタートさせたほど、ミックのキャリアは大きな関心が寄せられている。父のキャリアと同義として見られるチーム、フェラーリファミリーの一員となったことも、彼に対する注目度を高めるだけだった。ただ、今のところ初めて挑むF2シーズンはチャレンジングなものとなっており、ミックはいまだ表彰台フィニッシュを果たせていない。

同じくドイツ出身で、ミハエル・シューマッハに次ぐドイツ人F1王者となったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は今週始め、ミックのキャリアについていくらかの注意を強く迫った。

25日、「彼に必要な時間を与えてあげることが重要だと思う」と語ったベッテルは「彼や彼のレースが評価されるのは、僕ら全員が評価されているようにフェアなことだと思うし、同じように評価されるべきだと思うけど、他の人や彼のお父さんと比べすぎるのは良くない」と続けている。

「それはフェアじゃないと思う。時代だって違うし、レースだって違っている。マイケルは僕らが子供だった頃にものすごく騒がれていた1人だから、彼の存在でドイツではシューマッハの名前を知らない人はいない」

「確かに、F1の扉の目前にミックがいることや、いずれ参戦するとなれば、とてつもなく大きなことだと思うし、ドイツにとって大きな後押しになればとも願う。しかも、その名前があるにもかかわらず、彼は本当にいい子で、素晴らしい人なんだ。だから、僕らみんなが彼の活躍を願っているんだと思うよ」

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