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フェラーリ、上訴は取りやめて再調査を検討

M.S.
2019年6月14日 « プレッシャーには決して負けないとボッタス | F1が2021年のルール策定期限を延長 »
© Charles Coates/Getty Images
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フェラーリはカナダGPでセバスチャン・ベッテルの手から勝利を奪うことになったペナルティに対する上訴を取りやめた。

トップでフィニッシュラインを通過したベッテルだったが、48周目に起こったインシデントによる5秒のタイムペナルティを受けて、最終的な順位はルイス・ハミルトン(メルセデス)の後ろとなった。ターン3でミスを犯したベッテルはターン4のエイペックスをカットしてコースに合流しており、レーススチュワードはベッテルが危険な方法でコース復帰してハミルトンにコースオフを強いたと判断している。

レース後、怒りをあらわにしたベッテルは "何も見えていない" スチュワードがフェラーリから勝利を盗んだと批判。この裁定はマリオ・アンドレッティやナイジェル・マンセルを含む多くの元ドライバーたちからも批判された一方、2016年のチャンピオンであるニコ・ロズベルグはスチュワードの決定を擁護している。

F1のレース部門を取り仕切るロス・ブラウンは、現体制はメルセデスびいきとの非難がある中、今回の決定は何ら悪質なものではないと主張していた。

フェラーリは決勝日の夕刻に上訴の意向を示しており、それを正式なものとするまで96時間の猶予があった。しかし、13日(木)になってフェラーリは特別な行動を起こさないことを明らかにしている。

フェラーリのスポークスマンは『ESPN』に「われわれは上訴の意向を取り下げ、再調査の権利を検討している」と述べた。

再調査はインシデントから14日以内に正式に申し入れなくてはならない。すなわち、デッドラインはフランスGP決勝日にあたる23日(日)となる。

再調査はFIA国際スポーティングコードで規定されているオプションであり、新しい証拠がある場合、チームはイベント後に裁定の再調査を申し込むことができる。

FIA国際スポーティングコード第14条1項 1には次のように定められている。

「競技時に各陣営が再検討を求めることができなかった重要かつ関連性のある新たな要素が見つかった場合、スチュワードがすでに裁定を行ったか否かを問わず、これらのスチュワード、もしくはそれができない場合はFIAが指定した人物が、各陣営の中で合意された日程で集まり、該当する関係者、あるいは該当する各関係者から関連する説明を受け、彼らの前にもたらされた事実や要素に照らし合わせて判断するものとする」

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