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ベッテル、計量台での問題行動で戒告と罰金

Jim
2018年11月11日 « ベスト・オブ・ザ・レストを達成したザウバー | ハミルトン、シロトキンへの「失礼」発言を訂正 »
© Will Taylor-Medhurst/Getty Images
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フェラーリのセバスチャン・ベッテルはブラジルGP予選で重量測定に呼ばれた際、FIAオフィシャルの指示に従わなかったとして戒告と2万5,000ユーロ(約322万円)の罰金処分を科された。

このインシデントが発生したのは予選Q2のセッション中、ベッテルがタイヤ交換のためにピットに戻ってきたタイミングだ。雨が降り始めており、フェラーリは素早いタイヤ交換を実現させ、トップ10入りを確実にできる十分なラップタイムを残さるべくドライコンディションのコースにベッテルを送り出そうとしていた。

FIAは各車が常に合法的に走行していることを確実にするため、マシンがピットに戻ってくるタイミングでランダムにドライバーをウエイトブリッジ(計量台)に呼んでいる。しかしながら、時間との勝負だったベッテルは三角コーンでの停車やエンジンオフなど通常の停車手順を無視し、三角コーンに突進するとウエイトブリッジに自らマシンをドライブして乗り上げたのだ。

ベッテルはその後、測定値を読み取れるようにすぐにエンジンを切り、マシンのハイブリッドシステムを使って再びエンジンを起動させると、自力でウエイトブリッジを脱した。各ホイールが適切に計量台に乗り、計量台を破損することがないよう、FIAは機材保護の観点からウエイトブリッジへの乗降はオフィシャルの手に委ねることをドライバーに求めている。ベッテルはこの手順を無視して計量台を傷つけてしまったのだ。

当初はグリッドペナルティの可能性もささやかれていたが、実際にエンジンを切っていることから、実質的にベッテルはウエイトブリッジ関連のスポーティングレギュレーションに違反しておらず、競技に関するペナルティを受けることはなかった。それでも、スチュワードはオフィシャルの指示に従わなかったことに関しては「危険な状況になる可能性があった」として罰金と戒告がふさわしいと判断している。

スチュワードは声明の中で次のように説明した。

「スチュワードはオンボードカメラとピットレーンCCTVの映像を見直し、チームのエンジンテレメトリーを確認すると共に、カーナンバー5のドライバー(セバスチャン・ベッテル)とチーム代表者の話を聞いた。スチュワードはまず、第29条1項a.i.に違反していたかどうかを検討し、通常、確立された手順に予測されるタイミングではなかったにせよ、当該ドライバーはFIAガレージで停車後に最終的にはエンジンを止めており、重量が測定されている。これらの要素はレギュレーションの要求を満たしているため、スチュワードはこの条項に違反しているとは考えていない」

「とはいえ、オフィシャルは測定機を破損することなく、規則に従って安全な方法で計量の手順が実行されるように、計量台でドライバーに指示を与えている。スチュワードは計量台でオフィシャルに指示された当時に当該ドライバーがエンジンを停止せず、計量台への経路として停車場所を示す(三角)コーンをなぎ倒していたことを確認した。マシンの前に立っていたオフィシャルから"ブレーキをかけろ"とのサインを示された際、オフィシャルにぶつかることはなかったものの、計量台に向かって走り込んできたためにオフィシャルが脇にどかなければならなくなった。その後、エンジンを停止している」

「測定を終えると、計量台からマシンを降ろすオフィシャルを待たなかった。スチュワードは彼がオフィシャルからの指示を勘違いした可能性を受け入れつつも、当該ドライバーは再びエンジンを起動させ、ドライブして計量台を降りており、測定機を破損する恐れがあるために手順としていない行為を彼は取った。マシンが降りた計量台によって負傷者は出ておらず、また、当該ドライバーが危険をかえりみない形で計量台から走り出していないことを確認したとはいえ、この手順は測定機を傷つけたり、危険な状況を招いたりする可能性を防ぐために定められたものであり、今回はまさにそれが起こった」

「スチュワードは当該ドライバーが今回の事案を安全かつ規則に従って実行しようとした関連オフィシャルの指示に従わなかったと判断し、戒告(ドライビングに関連しない)と罰金2万5,000ユーロを科す」

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