Ferrari

/ News

  • フェラーリ

「勝つことへの恐怖」を拭い去れ、とアリバベーネ

Jim
2018年11月6日 « 2008年に負けていれば復活できたか分からないとハミルトン | セッテ・カマラがマクラーレンのテスト兼開発ドライバーに »
© Mark Thompson/Getty Images
拡大

フェラーリを率いるマウリツィオ・アリバベーネはチームに対し、常勝街道復帰の道を見直し、ゴールに近づいた時に恐れることをやめるよう求めている。

2週間前のメキシコGPでフェラーリは今年もドライバーズタイトルを手に入れられず、11年にわたって無冠の状態が続いている。今年はフェラーリがライバルのメルセデスを上回ることも多く、優勝候補筆頭とも言われていたにもかかわらず、セバスチャン・ベッテルとチームの相次ぐミスが影響して徐々にポイント差をつけられてしまった。

『Autosport(オートスポーツ)』によると、アリバベーネは「われわれが優れている部分もあれば、彼ら(メルセデス)が優れているところもあるが、私は自分たちにまだ勝利の習慣が不足していると思う」と語ったという。

「自分たちの意義をもっとよく知り、勝つことに恐れぬようにしなければならない。テニスではこれを"イル・ブラチーノ"と言う。目標に近づいた時に勝つことへの恐怖が生まれる。自分たちを信じるべきだし、勝利という素晴らしい習慣をつけなければ」

ベッテルは今年、何度も優勝のチャンスがありながらもフランス、ドイツ、イタリア、日本、オースティンの各グランプリで結果に大きく影響を及ぼす接触にからんでおり、表彰台の頂点に立ったのは8月のベルギーGPが最後だ。

シーズン中盤は高い競争力を誇ったフェラーリだが、ベッテルのミスによってメルセデスに対するパフォーマンスのアドバンテージを最大化できなかった。シンガポールGP以降はフェラーリ自身がパフォーマンスに苦しむようになり、日本の予選ではまだドライ路面にもかかわらず、インターミディエイトタイヤを履かせるなど大きなミスを犯している。

フェラーリが競争力を再発揮したのは一連のアップグレードを戻した先月のUS GPになってから。それでも、アリバベーネはその責任を分け合うことに意味はないと主張する。

「(2018年は)われわれが驚異的だった場面があったが、その後、ドライバーが指摘される時期があり、最後にはマシンがやり玉に挙げられた。結局、勝つ時も負ける時も一緒だということを思い知っただけだ」

「ベッテルのミスがあり、より小さい範囲ながらチームのミスもあったが、われわれが理解したレッスンは誰かをやり玉に挙げる必要はないということ」

「レーシングチームにはマネジャーがいる。私だ。(鈴鹿では)怒ったこともあるが、3年半の中で一度ならば受け入れられるだろうと思う」

「うまくいかない時にこそ私の出番だ。常にそう言ってきた。しかし、すべてが順調な時は表彰台の下で国歌を歌い、拍手を送ることに満足感を得ている」

© ESPN Sports Media Ltd.