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フェラーリの士気は保たれているとベッテル

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2018年9月28日 « グロージャン、「問題は青旗ではなくチーム格差」 | Honda、ロシアでアップグレード版PUを投入 »
© Mark Thompson/Getty Images
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失望のリザルトが続いているものの、フェラーリ内の空気は毒されていないとセバスチャン・ベッテルは主張する。

ベッテルがチャンピオンシップで優勝するためのチャンスは、ここ5戦でライバルのルイス・ハミルトンに怒濤(どとう)の4勝を許したことで彼の手の中から滑り落ち始めている。その期間の大半で最速マシンを持っていたのはフェラーリのはずだが、ミスや接触、パフォーマンスを発揮しきれないということが組み合わさり、ランキングでベッテルはハミルトンに40ポイント差をつけられてしまった。

前戦のシンガポールではフェラーリが圧倒的有利と思われていたサーキットで予選3番手、レースも3位で終わっている。しかし、こうしたパフォーマンス不足はチーム内の士気にダメージを与えてはいないとベッテルは主張した。

「いや、むしろその反対だと思うな」と彼は述べた。「明らかにいくつかのレースは僕らの思い通り、僕の思い通りにいかなかった・・・」

「でも、チームのみんなはそれとはほぼ逆の状況なんだ。1年の後半に入り、みんなものすごくタフなシーズンを過ごしているはずなのにね。でも、正直すごく気持ちが上がるよ。たとえがっかりなレースやリザルトでも、ガレージに戻ってきてそういう様子を見られるのはいいものだ。みんなすごくモチベーションが高く、うれしいことを本気で言ってくれるんだ」

「こういうレースを乗り越えるのにそれがすごく僕には役立った。それと、外部のファンやサポーター、シンガポールのレース前やレース後、ここでも受け取った小さなメッセージからたくさんのエネルギーをもらえるんだ――ポジティブな言葉を聞くのは本当にうれしいよ。ネガティブなことが多く予想されるような時にはね」

「でも、それが問題だったとは思っていないから、僕がそこに行って顔を上げろなんて励ます必要はなかったんだ。何かあるとすれば、むしろその反対の形で、彼らにはとても感謝している」

ベッテルが残る6戦で全勝し、ハミルトンが全て2位に入った場合、2ポイント差でベッテルはタイトルを取ることができる。一方、ハミルトンがタイトルを確実なものにするには、ベッテルのリザルトに関係なく、3勝と1回の表彰台を獲得するだけでいい。しかし、2人のチャンピオンに共通してレースの脅威となるのは信頼性のトラブルだ。一度でもDNF(リタイア)があれば、チャンピオンシップの希望は吹き飛ぶか、閉ざされてしまうこともあり得る。

「僕らの立場でそれ(DNF)は決して起きてはならないことだし、他者に起きれば助けられることになる。でも、僕らは長期的にそういう考え方はしていないし、前で何かが起こることを期待してレースに臨みはしない。僕らは周りがベストの状態であることを期待し、自分たちもベストを尽くして彼らを倒すことを期待しているんだ」

今週末のロシアはベッテルにとって必勝のレースとなる。フェラーリは昨年ここでフロントローを独占した。バルテリ・ボッタスが1コーナーでベッテルをパスして2017年のレースに勝利したが、前回のソチでの戦いからはポジティブもネガティブも見いだせないとベッテルは言う。

「僕らはフロントローだったけど、3番手のバルテリとの差は大きくなかった――0.1秒もなかったよ」と彼は述べた。「0.1秒以下の違いで自信満々になれる方法があるなら教えて! 本当に近かったんだ。レースでも拮抗(きっこう)したし、僕らは彼のすぐ後ろ、コンマ数秒のところでフィニッシュした」

「今年はどうかな。僕らのクルマは違うと思うし、去年あれだけコンペティティブだったのはサプライズだったように思う。今年はそこそこコンペティティブじゃないかと期待しているんだけど――とはいえ、過去何戦か僕らがペースに苦しみ、それぞれ違う理由によってレースをまとめられなかったことを考慮しないとね。リザルトには気を取られず、しなければならない仕事に集中して、各セッションごとに取り組むことだ大事だと思う。その上で結果を待つんだ」

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