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フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は同社およびフェラーリの会長兼CEOであるセルジオ・マルキオンネが手術後の健康障害のため現場復帰しないことを発表した。

欧州時間21日(土)夜に明かされた一報と共に、フェラーリはジョン・エルカンを同社の新会長に指名している。また、株主の承認を待って、数日中にも元フィリップモリス会長のルイス・カミレリがフェラーリCEOの職を引き継ぐ予定だ。

FCAの会長でもあったマルキオンネは2014年に退いたルカ・ディ・モンテゼモーロの後任としてフェラーリを率いてきた。

フェラーリは声明の中で「フェラーリNVの取締役会は本日の会合において、深い悲しみと共に会長兼CEOのセルジオ・マルキオンネが実務復帰できないとの知らせを受けました。役員の思いはセルジオ・マルキオンネおよび彼の家族と共にあります。過去数年に渡り、フェラーリにおいて彼がもたらしたケタ外れの献身に心から感謝申し上げます」とつづっている。

「取締役会は会長としてジョン・エルカンを指名し、数日中にも招集をかける株主の承認を得てルイス・C.カミレリをCEOに任命する予定です。また、取締役会はルイス・C.カミレリに対し、会社経営の継続を確実にするために必要な権限を与えるものとします」

マルキオンネはここ数年を通してフェラーリを成功街道に戻すべく多くの変更を手がけ、ドライバーラインアップやチームの全体的な方向性に関する判断にも深く関わってきた。また、フェラーリCEOとして活動中にはF1の政治において影響力を持つ存在でもあった。

フィアット創業家出身で名誉会長を務めたジャンニ・アニェッリの孫であり後継者でもあるエルカンは今回の発表を受けて次のように語っている。

「セルジオ・マルキオンネの健康状態に関して、フィアット・クライスラー・オートモービルズN.V.は手術から回復中だったマルキオンネ氏が今週になって予想外の合併症を患い、この数時間のうちに悪化したことを深い悲しみを持ってお知らせしなければなりません。その結果、マルキオンネ氏の現場復帰がかなわなくなってしまいました」

「本日、会合を開いたFCA取締役会はまずセルジオ・マルキオンネと彼のご家族に親密感を伝えた上で、彼がこの数年に渡って人間的かつプロフェッショナルとして弊社にもたらした驚異的な貢献を強調しておきます。取締役会は数カ月を通して取り組んできたCEO引き継ぎのプロセスを進めることを決定し、マイク・マンリーをCEOに指名することを決定いたしました。したがって取締役会は近日中に招集する次回株主総会において彼の取締役選任、および社のエグゼクティブディレクター就任を提案する予定です」

「その一方で、完全な職権と当社の経営の継続性を提供するため、取締役会は即時有効事項としてマンリー氏にCEOの全権を委ねることとします。マンリー氏はまたNAFTA(北大西洋自由貿易地域)に関する責任も負うことになります。マンリー氏と彼が率いるマネジメントチームは今年6月1日に提示されたFCAの強力かつ独立した将来を一層強固なものにするための計画である2018年から2022年の事業計画の実現を継続するものとします」

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