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フェラーリ、撤退の脅威に加えて分裂シリーズ発足も

Jim
2017年12月20日 « フェラーリの新車発表は来年2月22日 | 金銭的な問題が"タブー"になっているとウォルフ »
© James Gasperotti/Sutton Images
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フェラーリはF1首脳陣に対し、撤退の脅威を真剣に受け止め、"無用なリスク"を冒していることを認識するよう訴えた。

マラネロで開かれたメディアイベントでフェラーリ社長のセルジオ・マルキオンネはF1オーナーの『Liberty Media(リバティ・メディア)』が先導する方向性に懸念があることを繰り返した。リバティ・メディアと合意に至る時間はまだ多くあると言いながらも、マルキオンネはフェラーリ撤退の脅威は脅しではないと警告する。

「われわれはF1の歴史の一部だ。たわ言も分かっているし、F1のことも理解している。われわれにはF1のためだけのレース開発部門がある。つまり、F1を熟知しているということだ」

「(リバティ・メディアの)利益とわれわれの利益とのバランスを取る必要があるが、フェラーリのF1撤退を回避できるよう時間内に到達できると考えている。ただ、取り組んでいかなければならない」

「われわれが脅していると考える者がいるなら、無用なリスクを冒している」

マルキオンネはF1がフェラーリの求めるプラットフォームを提供できない場合、分裂したチャンピオンシップを発足させる可能性を評価するとも明かしている。

『Autosport(オートスポーツ)』はマルキオンネの発言として「2020年か2021年から別のチャンピオンシップを立ち上げる可能性はある。その可能性を無視してはならない。ただ、できるならば回避したいとも思っている」と伝えた。

「F1を続けたいのだが、すべてのレースでフェラーリのDNAを発揮する可能性なくしてフェラーリ離脱は避けられず、回避するには妥協点を見いださなければならない。それが見つからなければフェラーリは去らなければならない」

「フェラーリが他のチームを引き抜けるかどうかは経済面を考えていく必要があるが、私はできると思っている」

マルキオンネによると、主要な懸念は2020年以降のF1エンジンプランだという。FIAをサポートする上で、F1のモータースポーツマネジングディレクターを務めるロス・ブラウンは今年始めに安価なエンジンを提案したが、マルキオンネはそうなればF1技術のレベル低下につながると考えているようだ。

「リバティ・メディアの中にはF1で素晴らしい経験を積んだ人物、ロス・ブラウンがいるにもかかわらず、その彼がF1のDNAではない方向性を与えようとしていることに私は一番困惑している。2020年以降のエンジンに関する目的がNASCARのように簡易化され、マシンがまったく同じになることなのであれば、フェラーリはすぐにグランプリレーシングを離れるだろう。ロスはテレビでモーゼのように戒律を説いているが、モーゼのボスと話せる人々が異議を唱えることだってできる」

「メルセデス、ルノー、Honda、そしてわれわれは年間1,500万ユーロ(約20億0,600万円)で他のチームにエンジンを供給しているが、すでにそれ自体がミラクルなのだ。ブラウンには"これ以上をやれと言うのか?"と言いたい。来年にはシーズンあたりドライバーにつき3基しかエンジンが使用できなくなるが、信頼性の作業があるためにコストは上昇する」

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