Ferrari

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フェラーリは22日(火)、キミ・ライコネンが2018年シーズンもチームにとどまることを発表し、ライコネンの将来に関する憶測に終止符を打った。

フェラーリに復帰した2014年以降は勝利から遠ざかっているライコネンだが、ここ数年は単年契約を続けながらフェラーリに残留している。2007年にフェラーリと共に世界王者の称号を得たライコネンの昨今のパフォーマンスを踏まえ、来年はライコネンがシートを失うのではないかと言われてきた一方で、今季のチャンピオンシップ制覇を目指す相棒セバスチャン・ベッテルに対しては優れたサポーターとなっており、先のハンガリーGPでは猛追するルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきる後部銃手の役割を果たした。

おそらく、今回のライコネンとの契約締結を受けて、同様に今季末で現行契約が満了するベッテルも残留が決まると見られている。ベッテルはライコネンと良好な関係を保っており、ライコネン残留を主張してきた一人だ。

フェラーリ社長のセルジオ・マルキオンネがオーストリアGP週末にライコネンを"のろま"と表現するなど、ライコネンはチーム内部からパフォーマンス改善のプレッシャーを受けてきた。5月にはライコネンがモナコGPで2008年以来となるポールポジションを獲得したものの、レースではフェラーリがベッテルの勝利を後押しするような戦略を採用したことから、フェラーリの"推し"ドライバーがベッテルであるとの憶測を加速させたが、それでもなお、フェラーリはライコネンにプレッシャーをかけ続けた。

今後、フェラーリはチャンピオンシップリーダーであるベッテルのサポートに注力していくだろう。ベッテルは新たな長期契約を先延ばしにしており、最近、イタリアではハミルトンの現行契約が2018年末で満了することからメルセデスのシート状況を踏まえてベッテルが1年の契約延長を望んでいるとも報じられている。

とはいえ、ライコネンの契約延長により、ベッテルが少なくとも来年1年はフェラーリをドライブする可能性が高くなったと言えよう。

フェラーリのラインアップが変わりそうにないのと同様に、メルセデスも今年と同じコンビがとどまることになりそうだ。今年は昨季の王者ニコ・ロズベルグの電撃引退によりバルテリ・ボッタスが1年契約でメルセデス入りを果たしたが、ベッテルの今後が不明であることから、今後の契約提示は行き詰まっていると言われている。また、レッドブルはダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが少なくともあと1年はコンビを組むことになっているため、上位3チームの顔ぶれは来年も今年と同じになりそうだ。

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