- ドライバー:
- ファイルーズ・ファウジー
- |
- ルイス・ハミルトン
- |
- フェリペ・マッサ
- |
- ミハエル・シューマッハ
【10時30分】
曇りがちの天候と濡れた路面でスタートしたヘレステストは、開始後1時間で2度の赤旗中断があったものの、ロータスの新車T127はどうにか観客たちの前で初走行を披露することができた。
最初にコース上に姿を現したのはフェリペ・マッサで、続いてロータスに乗ったファイルーズ・ファウジーが登場。ヴァージン以外の全チームがインストレーションラップを済ませたところで、ファウジーが初のタイムアタックを行い、ガレージに戻った。
印象的な走りを見せたのはミハエル・シューマッハで、最初のラップで1分30秒549を記録。ライバルたちを3秒近く引き離してみせた。
最初に赤旗を出したのは、マクラーレンをコース上にストップさせたルイス・ハミルトンだった。15分の中断後、セッション再開となったが、そのわずか4分後、フォース・インディアのポール・ディ・レスタがマシンをスピンさせ、再び中断された。
【12時30分】
ヘレスでようやく全11チームがコース上に登場。現地時間午前11時45分になってヴァージンがようやくエンジンに火を入れ、コースインしていった。先週はパーツ不足でタイムロスを強いられており、ティモ・グロックのドライブでようやく再スタートを切った形だ。
午前中の大半でトップに立っていたのはペドロ・デ・ラ・ロサで、ほかとのタイム差は1秒以上。しかし、彼が速いタイムを出した直後、午前11時頃に激しい雨が降り出した。
その後は太陽が顔を出しはじめ、マシンが走行を重ねたこともあって、路面は再び乾き始めている。ここで1分27秒655をマークしたフェリペ・マッサがトップにジャンプアップ。
ロータスの新車は大きなトラブルなく走行を終えており、天候にも左右されず午前中に35周を走り切った。ファイルーズ・ファウジーのタイムはライバルのヴァージンをわずかに上回っているものの、どちらも1ラップのタイムよりも信頼性の確保にまずは集中する必要があるだろう。
先週もサーキットを訪れていたチームらは雨に悩まされ続けていることになり、フェラーリはこのコンディションでは"まともなテストなどできない"と語っている。しかし、この後も予報は雨。中断と再開を何度も強いられるチームたちはさらにいら立ちを募らせそうだ。
【ヘレス - 2010/02/17(13時の時点)】
1. フェリペ・マッサ - フェラーリF10 - 1:26.867 - 40周
2. ペドロ・デ・ラ・ロサ - BMWザウバーC29 - 1:27.825 - 44周
3. セバスチャン・ベッテル - レッドブル・ルノーRB6 - 1:27.871 - 51周
4. ルーベンス・バリチェロ - ウィリアムズ・コスワースFW32 - 1:28.256 - 78周
5. ポール・ディ・レスタ - フォース・インディア・メルセデスVJM03 - 1:30.080 - 57周
6. ミハエル・シューマッハ - メルセデスGP W01 - 1:30.273 - 50周
7. ルイス・ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-25 - 1:30.453 - 26周
8. セバスチャン・ブエミ - トロ・ロッソ・フェラーリSTR5 - 1:31.555 - 37周
9. ヴィタリー・ペトロフ - ルノーR30 - 1:32.752 - 12周
10. ファイルーズ・ファウジー - ロータス・コスワースT127 - 1:34:396 - 46周
11. ティモ・グロック - ヴァージン・コスワースVR-01 - 1:34.453 - 4周
【14時30分】
ランチタイム後に始まった午後のセッションは、序盤から2回の赤旗中断に見舞われた。12時35分にはウィリアムズを駆るルーベンス・バリチェロが基本的なシステムチェックを行っている最中にコース上でストップしたのだ。2回目の赤旗中断はトップタイムをマークしているマッサが原因だった。フェラーリによれば、このトラブルは心配する必要がない軽いものだという。チームは、スリックタイヤに履き替えて1分23秒204を刻んだことに満足している様子だった。
一時期はマッサとルイス・ハミルトン(マクラーレン)が好タイムを連発していたものの、この時点でハミルトンはマッサから1秒遅れの3番手となった。マッサに次ぐタイムを刻んだのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)で、安定して1分23秒台のタイムをマーク。ここまでの時点でベッテルは75周以上を走破、この距離に匹敵するのはバリチェロとポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)ぐらいだ。
一方でヴァージンは、またもフラストレーションがたまる1日を過ごしている。ティモ・グロックはこの時点で4周しか走っておらず、当然のようにタイムシート最下位に沈んでいる。同じく新規参入チームのロータスはこの日がグループテスト初参加だが、すでに50周を走破。しかし、ドライブしているテストドライバーのファイルーズ・ファウジーのタイムは、トップから8秒遅れだ。しかし6番手のシューマッハがマッサから3秒遅れになっているなど、タイムシートのギャップはかなり大きくなっている。
【15時30分】
ベッテルがマッサのベストタイムを0.5秒更新し、1分22秒593というトップタイムをたたき出した。25周のロングラン中にマッサのタイムを上回ったベッテルは、この時点で最多となる90周を走破している。
一方、ロータス代表のトニー・フェルナンデスは、ファウジーがパワーステアリング(パワステ)なしで走行していることを明かした。サプライヤーの到着が遅れているようでパワステを装着できない状態となっているようなのだが、テスト2日目には間に合わせたい意向のようだ。ファウジーのタイムはベッテルから9秒遅れているものの、56周を走っている。これは、先週行われたヘレステストの最初の3日間でヴァージンが走破した距離をすでに上回る計算だ。
【ヘレス - 2010/02/17(16時の時点)】
1. セバスチャン・ベッテル - レッドブル・ルノーRB6 - 1:22.593 - 90周
2. フェリペ・マッサ - フェラーリF10 - 1:23.204 - 50周
3. セバスチャン・ブエミ - トロ・ロッソ・フェラーリSTR5 - 1:23.322 - 67周
4. ルイス・ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-25 - 1:24.367 - 52周
5. ミハエル・シューマッハ - メルセデスGP W01 - 1:24.532 - 87周
6. ペドロ・デ・ラ・ロサ - BMWザウバーC29 -1:24.616 - 62周
7. ポール・ディ・レスタ - フォース・インディア・メルセデスVJM03 - 1:25.088 - 74周
8. ヴィタリー・ペトロフ - ルノーR30 - 1:26.237 - 38周
9. ルーベンス・バリチェロ - ウィリアムズ・コスワースFW32 - 1:28.256 - 96周
10. ファイルーズ・ファウジー - ロータス・コスワースT127 - 1:31.848 - 76周
11. ティモ・グロック - ヴァージン・コスワースVR-01 - 1:32.417 - 10周
【17時】
午後のドライコンディションはこの日のセッション最後まで保たれたが、ベッテルがマークしたタイムがこの日の最速タイムとなった。どのチームもセッション終了時刻の17時まで走行を重ねたが、ベッテルがレッドブル・ルノーRB6で刻んだ1分22秒593を更新できなかったのだ。
2番手には終盤にペースを上げたハミルトンで、1分23秒017をマーク。この日のマクラーレンは比較的静かに作業を進め、最終的に71周を走破した。
セッション最後の30分間には、この日最後の赤旗が提示。原因となったのはバックストレートでマシンを止めたバリチェロだ。それでも、シューマッハの111周に次ぐ109周を走破していることもあって、バリチェロが怒りを抱えている様子はなかった。
一方のマッサは、マシンのトラブルによって午後は長い時間をガレージで過ごし、コースコンディションが最高の状態となった時に周回できなかった。よって、この日は周回数を70周より増やすことはできず、ベストタイムは1分23秒204のまま。
2回目の雨が落ちた後にディ・レスタからマシンを引き継いだエイドリアン・スーティルは、すぐに速さを見せてディ・レスタよりも速いタイムをたたき出した。フォース・インディアはこの日、102周を走破している。
ロータスはセッション残り時間45分を残したところでこの日の作業を終えたが、チーム代表のフェルナンデスはテスト初日に満足げな様子だった。テスト2日目にはファウジーに替わってレースドライバーのヘイキ・コバライネンがT127をドライブする予定。あとは、パワステシステムの到着を願うだけだろう。
【ヘレス - 2010/02/17】
1. セバスチャン・ベッテル - レッドブル・ルノーRB6 - 1:22.593 - 99周
2. ルイス・ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-25 - 1:23.017 - 72周
3. フェリペ・マッサ - フェラーリF10 - 1:23.204 - 50周
4. セバスチャン・ブエミ - トロ・ロッソ・フェラーリSTR5 - 1:23.322 - 79周
5. ペドロ・デ・ラ・ロサ - BMWザウバーC29 - 1:23.367 - 76周
6. ミハエル・シューマッハ - メルセデスGP W01 - 1:23.803 - 111周
7. エイドリアン・スーティル - フォース・インディア・メルセデスVJM03 - 1:24.272 - 28周
8. ポール・ディ・レスタ - フォース・インディア・メルセデスVJM03 - 1:25.088 - 74周
9. ヴィタリー・ペトロフ - ルノーR30 - 1:26.237 - 55周
10. ルーベンス・バリチェロ - ウィリアムズ・コスワースFW32 - 1:28.256 - 109周
11. ファイルーズ・ファウジー - ロータス・コスワースT127 - 1:31.848 - 76周
12. ティモ・グロック - ヴァージン・コスワースVR-01 - 1:32.417 - 10周


