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2012年第13戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2012年9月10日 « ハミルトン、相棒からの"学習"を否定 | V6導入は尚早とモンテゼモーロ »
トップチェッカーを受けたハミルトンとティフォシに表彰台をプレゼントしたアロンソ © Press Association
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2012年シーズン欧州ラウンド最終戦となる第13戦イタリアGPがモンツァで開催され、9日(日)の決勝レースはマクラーレンのルイス・ハミルトンが制した。

他車を圧倒的に上回る好ペースでオーバーテイクを何度も披露したザウバーのセルジオ・ペレスが2位に入り、フェラーリのフェルナンド・アロンソが3位でゴールしてティフォシに表彰台をプレゼントしている。

レース後のドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(22位完走扱い)

「マシンを止める約300m手前で問題を抱えていることが分かった。昨日の午前中と同じくオルタネーターのトラブルだ。ドライブスルー(ペナルティ)を受けたインシデントはあの通りの出来事。だからそれほど語ることはない。今日はポイントを逃してしまったけど、自分たちにできるベストは尽くせたし、僕らのペースが上位勢ほど強くなかったのは見ての通りだ。ペースが不足していたわりには良いレースだったと思う。この先のサーキットはあまり長いストレートが多くない場所があるから、そこでチャレンジできるはずだ」

マーク・ウェバー(20位完走扱い)

「レース終盤にかけてはリアタイヤの寿命が尽きかけている中で満足のいく程度にハードにプッシュしていた。ニコ(ロズベルグ/メルセデス)は2ストップ戦略でフレッシュなタイヤを履いていたから、数ポイントを手に入れるためにも僕はそのタイヤでもプッシュし続けなきゃいけなかったけれど、もしかするとあれほどハードにプッシュすべきじゃなかったかもしれない。でもそのまま走り続けたかったんだ。リアタイヤは完全にダメになっていたからアスカリシケインでコースオフしてしまった。ウオールとの接触は免れたけど、タイヤにはかなりひどいフラットスポットを作ってしまい、マシンへのダメージを心配していた。ここでは時速330kmくらいを出すし、コースが見えなくなっていたからリタイアすることに決めたんだ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「非常に残念なレースだ。ノーポイントレースに終わったのは2010年の韓国GP以来のこと。セバスチャンのマシンはオルタネーターの問題が再発したので、問題を調べて二度と起きぬようルノーと共に取り組んでいかなければならない。すでにバレンシアでの勝利に影響していたのに、今回のモンツァでも入賞を逃すはめになってしまった。残りの7戦に向けてもしっかりと対応することが重要だ。マークにとっては厳しいレースだった。残念ながらレース終盤はタイヤの寿命が尽きかけており、高速状態でのスピンでフラットスポットを作ってしまった結果、マシンのバイブレーションがひどくなってしまった。故障のリスクを犯すよりはマシだと思い、リタイアさせることを選んだ」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(リタイア)

「スタートはホイールスピンがひどくて3番手に落ちてしまい、フェリペ(マッサ)の後ろで大きくタイムロスした。彼を抜いて、間にクリーンエアを入れられたのは良かったよ。それからルイスを追いかけ始めた。彼と勝利を争うことはできなかっただろうけど、1-2フィニッシュができればチームにとっては最高だった。できなかったけどね。なぜ僕のクルマが止まってしまったのか、完全には分かっていない。燃料システムのトラブルだと聞いていて、まだ調査中だ。エンジンが停止してしまって、惰性で脇に寄せるしかなかった。時々あることだよ。ポジティブな面を探して、チームに祝福を言いたい。ここ数戦で僕らは予選でもレースでもすごく強いことを証明した。その一貫性はすごく大事。今シーズンはまだどのチームも見せていないものだから、大きな励みになる」

ルイス・ハミルトン(1位)

「モンツァでの勝利は僕のF1キャリアの中でも最高の経験になる。この場所は大好きだよ。イタリアには13歳の時からレースのために来ていて、文化も食べ物も人々も大好き。F1に来て以来、モンツァは勝ちたいと思っていたレースの1つだった――本当に素晴らしい歴史的サーキットで、偉大なレーシングドライバーたちはみんなここで勝っている。そのリストにようやく僕の名前を刻むことができてすごく誇らしいし、同時に謙虚な気持ちにもなる。クルマは週末ずっとファンタスティックだった。トラブルもなく、リラックスできて良かったよ。レース中はほとんど一人旅で、後ろとのギャップを調整するだけだった。最後はクルージングしていたんだけど、セルジオ(ペレス)がフェルナンド(アロンソ)を抜いたって聞いて、2番手とのクッションを保つために少しプッシュしなければならなかった。ジェンソンのレースは不運だったね――僕らは1-2体制で走っていて、そのままフィニッシュ出来ていたら、チームにとって最高だったのに。このチャンピオンシップは本当に予測できない――いいクルマで戦えることにすごく感謝している。カレンダーは残り7戦。今日は楽しむべきだけど、この勝利は1つのステップに過ぎない。明日からまた、シンガポールに向けてスタートだ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日のルイスはモンツァでパーフェクトなレースをし、ふさわしい勝利――彼にとって通算20勝目、マクラーレンにとって180勝目――を獲得した。53周を通して彼はレースを完全に支配しており、脅威と呼べるものは何もなかった。われわれには1-2フィニッシュも可能だったのだが、ジェンソンは燃料システムのトラブルにより、楽に手に入ったはずの2位を奪われてしまった。彼にとっては悔しいだろうし、われわれも同じだ。だが重要なのはわれわれのマシンが勝ったことだ。これで3戦連続の勝利であり、両ドライバーは最高の状態だ。ルイスはこれで、7戦を残してドライバーズランキングの2番手に浮上した。彼の今季3度目、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとしては5度目の勝利だ。勢いはわれわれにあり、王座はルイスの手の届くところにある。コンストラクター選手権の方でも順調だ。勝つことがボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのすべてだ。2週間後のシンガポールでも勝つつもりだよ」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(3位)

「チャンピオンシップにとってはパーフェクトな日曜日で、まるでハッピーエンドの映画みたいだ。再びポディウムフィニッシュを果たし、直近のライバルたちはノーポイント、2番手へのリードを広げることができた。昨日の予選でのトラブルがなければ、確実にポールスタートできたと今も確信している。今後のコースでも土曜日に同じくらいの競争力を示せれば、シーズン末にそれがすごく重要な意味を持つことになるだろう。さらに勝利を重ね、ランキングのリードを広げられるように努力しないとね。ここではベッテルに警戒していたけど、シンガポールでは2番手になったハミルトンに注意が必要だ。レース中ベッテルとバトルになり、コースを飛び出してからはクルマがどこかおかしくなっていた。グラベルを通り抜けるのは快適じゃなかったけど、どのみちその数周後には彼をオーバーテイクできた。彼が受けたペナルティについてはコメントしたくないけど、あの行為は明らかに境界線上だった。オープニングの数ラップが僕のレースの鍵になった。何台か――キミ、ディ・レスタとマイケル――を抜いて、ほとんどすぐに6番手に上がったことでレースが軌道に乗ったんだ。モンツァでフェラーリのためにレースをし、ポディウムに立つのは特別だよ。ファンが特別だから、深紅のマシンをドライブするのはひと味違う。彼らはマラネロのクルマをドライブできる代わりに断食を命じられたとしても、実行するだろう。世界中でフェラーリに対する情熱が独特とされるゆえんだ」

フェリペ・マッサ(4位)

「表彰台に上がりたいと願ってはいたけど、この結果には満足。タイヤのデグラデーションはが予想以上に激しく、金曜のフリー走行とは大きく異なっていた。残念だよ。タイヤが機能しているうちはマクラーレンのペースに対抗できていたんだ。でも僕は彼らより早くリアがダメになり始めてしまった。簡単なレースじゃなかったよ。終盤はペレスがすごい勢いで迫ってきて、抵抗のしようがなかった。僕はチームのためにフェルナンドを助けようとしたんだ。それが仕事だからね。いつだって必要な時はそうしてきたし、これからもそうする。2ストップ作戦の方が良かったとは思わない。データを見ると僕らにとっては1回ストップよりも遅くなってしまうんだ。チームがテレメトリーを失ってしまって、僕らは長い時間ラジオで話したんだ。最終的には最善の方法で状況に対処できたと思う。このレースで僕の将来の何かが変わるかは分からないけど、今一番大事なのはこのまま集中して仕事を続け、チームのためにベストを尽くすことだ」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「ポイントが与えられるのは日曜日の午後だけ、というのはしばしば土曜日の予選後に言うことだが、今回もそれを確認した。そしてもうひとつ確証を得たことがある。本当に必要とされるときには信頼性が必ず優先されなければならない。今週末はあらゆるトラブルに直面したものの、ドライバーズ選手権ではフェルナンドがリードを広げた上に、ハンガリー後に達したレベルを取り戻し、コンストラクターズ選手権のタイトル争いをさらにオープンにするほどの十分なポイントを獲得してモンツァを出発できることは私たちにとって本当に重要だ。フェルナンドはフェリペ同様に見事なドライブを披露した。5列目ではなく1列目からスタートしていれば間違いなくフェルナンドは優勝を争うことができただろうから、もちろん、ポールポジションを獲得できた可能性に対する悔しさは今も残っている。また、フェリペはわれわれに対してだけでなく――われわれはすでに熟知していることだが――皆に対しても彼が上位で戦う力のあるドライバーだということを示せたと思うし、フェラーリではチームとして取り組むので、自分たちが定めた目標を達成するため一致団結して戦った。F1シーズンの欧州戦はこれで終了。この先は2カ月という短い期間に7戦が行われる最終パートが始まる。誰にとってもこれから7レースはとても厳しくなるだろう。マラネロの全員、そしてレースの現場にいる全員が力を合わせてベストを尽くし、細部にいたるところまですべてにしっかりと注意をはらっていくつもりだ。自分たちの目標を成し遂げるにはこれが唯一の方法であり、繰り返しになるが、私たちにはその力があると思っている」

パット・フライ(テクニカルディレクター)

「今週末は情熱的な週末だったと言えば少し遠まわしだろうか。この数日はマシンに信頼性の問題が相次ぎ、さらに今日はガレージの装備でそのトラブルを抱えた。レースの重要な局面、言い換えればピットストップを控えた状況で、ピットウオールのテレメトリーもテレビモニターも真っ暗になり、マラネロのガレージとつながるリンクもない。コミュニケーション面での問題を抱えてしまった私たちは、こういった装備がなかった時代に舞い戻ったような感じだった。マラネロと電話で言葉をかわし、ピットストップの適切なタイミングかどうかを決めなければならない場面もあったのだ! 状況を管理することはできたとはいえ、朝めし前の出来事でなかったのは信じてくれていい。それから、フェルナンドがベッテルとのバトルの中でコースオフを喫するインシデントがあったが、そのときはテレメトリーが復活しており、リアに何かしら良くないことが起きているのを確認したので、最後の数周は縁石を避けて慎重に行くよう彼にお願いした。パルクフェルメに戻ってきたマシンを見たところ、ダメージが相当ひどいことが分かったと言わざるを得ない。空力にも影響していた。テクニカル面では、今日はタイヤのデグラデーションが予想よりも良かったので、しっかりデータを分析して理由を理解しなければならない。問題が発生した昨日からほぼ完全に巻き返したとはいえ、週末全体を振り返ると、ここ数日の出来事は私たち全員に警鈴を鳴らしているような気がする。勝ちたければあらゆるエリアで最善を尽くせ、とね」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ(6位)

「今日は楽しいレースだった。それは認めるけど、金曜日のパフォーマンスから言って、僕は密かにポジションを上げていけると期待していたんだ。でも、第1スティントはトリッキーだった。その後はすべてが本当にうまく進み、僕らにはペースがあったし今日ははっきりと調子が上向いていることを示したと思う。今日の午後はちょっとラップが足りなかったような感じで、レースがもう少し長ければさらに前方に向かってバトルできただろうね。それでも全体として今日はすべてを出し尽くした。今はこの流れをキープして、チーム全員がそのために熱心に働いていかなければならない」

ニコ・ロズベルグ(7位)

「7位は最近の結果からすれば向上しているし、今日はそのことに満足している。もっとできるポテンシャルがあったかもしれないけどね。第1スティントではオプションタイヤにまったくグリップがなかった。Q3で問題が生じたのと同じセットだ。最初のピットストップのあとはペースがすごく良くて、レースのファステストラップを更新できたし、いくつかいいオーバーテイクでポジションを上げていくことができた。レースウイークエンドをこれまでよりいい形で終えられて良かったし、2週間後のシンガポールではさらにいい週末を期待している」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「うちのドライバーは2人とも強力でアグレッシブかつ制御されたパフォーマンスを披露してくれた。今日はわれわれが1ストップ戦略を生かすのは無理だと分かっていたので、2回ストップする計画でレースに挑んだ。ドライバーたちが必死の走りで1ストッパーとの対決の中で(2ストップ戦略を)機能させてくれた。今日の残念なポイントは両ドライバーが最初のタイヤセットにかなり苦戦したこと。おそらくはQ3で一回以上のタイムアタックをやっていたので予選でのタイヤの使い方が要因だと思うが、他の要素が関係しているかもしれないので分析していかなければならない。そのためレースの序盤でタイムを失ってしまったが、2台のパフォーマンスは良かった。ニコ(ロズベルグ)のファステストラップは今日のわれわれのパフォーマンスレベルが妥当だったことを示していると思うし、レースの後半は彼もマイケル(シューマッハ)も一貫して最速のタイムを刻んでいた。6位と7位は完ぺきとは程遠いものの、今の自分たちの状況に適した戦略を生かせた上に、マイケルとニコが見事なドライブを披露したエキサイティングなレースだったことはポジティブに考えていいと思う」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「今日はマイケルもニコも多くの素晴らしいオーバーテイクを披露しながらバトルを繰り広げた。上位10台すべてが予選で使ったオプションタイヤを履いていたレース序盤はあまりペースが良くなかったが、最初のピットストップを終えた後ははるかに良くなっていたように思う。ルイス・ハミルトンと(チームとして)3連勝を達成したマクラーレンを祝したい。ルイスが2勝、ジェンソン・バトンが1勝だ。今シーズンは13戦中6戦でメルセデスエンジンを積んだマシンが優勝している。うち一度は中国でのわがシルバーアローの勝利が含まれている。2009年、2010年、2011年において最も多くのポイントを獲得したエンジンであるメルセデスV8は2012年も今のところ最も成功を収めたエンジンである」

ロータス

キミ・ライコネン(5位)

「ドライバーズ選手権で3位に浮上したことはうれしいけど、フェルナンドに対していくらかポイントを失ったからそれは理想的じゃない。難しい週末だったと思う。直線が遅すぎて、誰を抑えるのも本当に難しく、DRSを使っても前のマシンを追い抜くのが難しかった。1ストップ戦略だったけどタイヤは問題ない。レースは6位か7位を狙っていたから5位は今週末の僕らにできる精いっぱいだと思っている」

ジェローム・ダンブロジオ(13位)

「今日はかなり長くて難しいレースだった。6周目にKERSを使えなくなった後はずっときつくて。ここではラップあたり0.5秒くらいの価値があるからね。いいスタートを決めて、ダニエル(リカルド/トロ・ロッソ)やニコ(ロズベルグ)と争っていたのに、KERSを失ってからは彼らについていくこともできず、後退してしまった。ミディアムタイヤを履いて前が開けていた最後のスティントはわりと良かったと思う。あまり多くのミスを犯さなかったし、たぶんあと少しの運があればもうちょっといい結果だったんじゃないかな。僕の目標は完走することだったから、それを達成できたのは全体的に見てもそれほど悪くない。マシンに戻ってこられたことは最高だった。特にこんなファンタスティックなチームと一緒だしね。今週末はたくさんのことを学んだ」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「モンツァはわれわれのマシンの長所が引き立つ場所ではないため、期待はしていなかった。そのためキミの5位にとても満足している。競争力が足りないと分かっているサーキットで彼は非常に優れたドライビングをしてくれた。ドライバーズランキングで、2番手とたった1ポイント差の3番手に浮上したのは素晴らしいことだ。ジェロームはレース序盤にKERSが故障してしまい、片手を縛られた状態で戦っていたようなものだ。ここではKERSがタイムに及ぼす影響は大きい。にもかかわらず彼は確かな仕事をしてくれた。ミディアムコンパウンドでの第2スティントのペースはとても良かった。これから、われわれは本当にマシンに合ったサーキットへと向かう。フライアウェイ戦を楽しみにしている」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「この週末からこれ以上のものが望めたとは思えない。シーズン末に選手権で良い位置を確保するためには、難しい週末であっても常にポイントを取り続けることが鍵になる。キミはわれわれの期待に確実に応え、ランキング3番手に上がったのは当然の報酬だ。7戦を残してわれわれは両チャンピオンシップで上位を射程圏内に捉えている。ジェロームは困難な状況に立たされながらも見事な働きをしてくれた。KERSなしでのポイントフィニッシュはまず不可能だっただろう。シンガポール以降については、サーキットレイアウトや予定されているアップデートによって、もっと競争力を発揮できるはずだ。どのレースでもポイント獲得が可能ということになる」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(8位)

「今週末が始まったときには8位でも妥協しただろうけど、昨日の予選で僕らが見せたペースを考えればレースへの期待はもちろん高かった。燃料をたっぷり積んだスタートで苦戦し、ミディアムタイヤではまったくレースペースが上がらなかったんだ。ピットストップをしてハードコンパウンドで走っていたときに状況は良くなり、レース終盤のペースはずごく強力だったね。だけど、2ストップのメルセデスは僕らより少し速く、どうしても彼らを後ろにとどめておくことができなかった。さらに何ポイントか獲得してウィリアムズへのリードを広げられたのは良かったけど、明らかにザウバーは強そうで、多くの人たちのパフォーマンスを上回っている。今週末からポジティブな点を見つけ、事態を分析し、シンガポールまでにレースペースを改善していく」

ニコ・ヒュルケンベルグ(21位完走扱い)

「一番後ろからスタートするのはいつでもフラストレーションのたまることだし、たとえ速いマシンがあったとしてもポジションを上げていくのは難しいだろうと分かっていた。レースで何度かいいバトルをしたからその点では楽しかったけれど、1周目からロングペダルのブレーキに手を焼いたし、レースが進むにつれてさらにパフォーマンスが悪くなっていった。終盤には安全性の面で危険になってきたのでリタイアすることにしたんだ。僕にとっては特別思い出深い週末ではなかったけれど、少なくともチームはもう1台で何点か得点を挙げることができたね」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「チャレンジングなレースを最大限に活用したと思う。昨日スピードを示したにもかかわらず、序盤は前のマシンと戦うだけのペースがなかった。したがって、すべてを踏まえればポールが8位で4ポイントを持ち帰ったことに喜んでいる。1ストップ作戦はわれわれにうまく機能し、マシンはレース終盤で力を増した。いくつかのリタイアは幸運だったとは言え、その機会を最大化するだけの位置にいたということだ。ニコにとって厳しい週末は続き、彼は午後中ブレーキの問題に悩まされた。彼はレースの初期にいくらか前進したものの、ブレーキのトラブルが悪化したためにリタイアするしかなかった」

ザウバー

小林可夢偉(9位)

「まずはセルジオにお祝いを――おめでとう! チームにとっては最高の一日です。自分のレースには何の不満もありません。ただ、どういうわけかペースがなかったんです。僕は予選で使ったタイヤを履いてレースをスタートしたので確かに戦略は違っていました。金曜日にロングランができていなかったので、どちらのコンパウンドも経験が不足していたのは認めざるを得ません。いたって普通のレースだったので、特にこれといって特別なことは何もありませんでした」

セルジオ・ペレス(2位)

「本当に楽しいレースだった。ペースがあって攻めていけるレース。チームは本当に必死にがんばってくれているから、とてもうれしい。本当に素晴らしいチームだし誇りに思う。ハードタイヤを履いていた最初のスティントはそれほど楽じゃなかったんだけど、正しい戦略だったのは確かだ。タイヤが突然劣化して戦略を切り替えなきゃいけないんじゃないかと心配していたから、チームとは無線で定期的に連絡を取り合っていた。それに、どれだけ早くタイヤをウオームアップできるかもあまり分かっていなかったからね。でもうまくいった。自分たちの戦略を生かすのに必要なだけ長くコースにとどまれた。第2スティントは本気の全力アタックさ。僕がオーバーテイクしたドライバーは全員がフェアな動きをしてくれたと言わなきゃね。最低限のスペースしか残してはくれなかったけれど、それでも十分なだけは残してくれていたから。まさにそうあるべき形だった。モンツァでヨーロッパの初表彰台を記録できて本当にうれしい」

モニーシャ・カルテンボーン(CEO)

「何て素晴らしい一日で、何と最高な結果でしょうか! 私たちのマシンにとってはかなりチャレンジングなコースだと思っていたので、ある意味でサプライズだったと言わざるを得ません。ですが、今回も強力なレースペースを証明できたと思います。セルジオは何度となく最速タイムを記録しました。チームの拠点にいる皆がこれだけ競争力のあるマシンに仕上げてくれたので本当に最高です。レースチームもセットアップや戦略に関して適切な判断を下し、ドライバーたちはコース上で力を発揮してくれました。この20ポイントはチャンピオンシップの順位を上げるという私たちのゴールにとって非常に重要な得点です」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「スタートは2台とも素晴らしい発進だった。ドライバーはそれぞれ異なる戦略を採用しており、可夢偉はQ3で使ったミディアムタイヤを履いていたが、セルジオは新しいハードタイヤでスタートしている。目標は2人とも1ストップだった。しかし、可夢偉はいくらかタイムロスしたので、なぜ彼のマシンがもう一台のように速くなかったのか理由を調査する必要がある。何かがダメだったのだ。セルジオは長めの第1スティントを走らなければならなかったので最初はがまんが続いていたが、新しいミディアムタイヤを履いてからの彼はずば抜けており、これが彼の見事なパフォーマンスを説明付けている。チームとして本当にうれしい。マシンのパフォーマンスは優れていたので、それが今日の素晴らしい結果につながった」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド(12位)

「今年はポイントを獲得するのが本当に難しいから、今日の入賞を逃して本当に悔しい。最後のラップの最終コーナーまで10番手だったんだ。なのに、パラボリカの出口で加速しても何もならなくて。原因は分からないけど、あと数百メートルで1点を取り逃がすなんて本当に残念でならない」

ジャン-エリック・ベルヌ(リタイア)

「アクシデントの後、メディカルセンターに行ったけど背中と頭がちょっと痛む以外は大丈夫。何でクラッシュしたのかは分からない。覚えているのはブレーキをかけたときにマシンのバックエンドのコントロールを完全に失ったってことだけ。マシンが宙に浮いて着地したときはかなりの衝撃だった。あそこの縁石は高いから、マシンがひっくり返らなかったことはラッキーだと思っている」

フランツ・トスト(チーム代表)

「地元の一戦で難しい週末を過ごした上にフラストレーションのたまるレースだった。今週末のわれわれに優れたペースがなかったのは明らかだったので、タイヤ交換を2度行うドライバーに対してポジションを上げられるようダニエルには1ストップ戦略を採用した。ある程度は機能したと思っている。14番グリッドからスタートしてファイナルラップの最後まで10番手だったのだからね。残念ながら、彼のマシンは燃料のピックアップ問題が生じてしまい、12番手に後退してしまった。原因については調査しなければならない。また、ジャン-エリックのアクシデントについても原因を調べる必要がある」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(11位)

「タフなレースだった。特に後方からのスタートだったからね。でもマシンは優れたペースを発揮していたし一貫していた。ポイントにはわずかにとどかなかったけれど、レースで11番手までポジションを上げられたことには満足している。今は次のレースを楽しみにしている。マシンはコースにもっと合っていると思うからね。だから楽しみだ」

ブルーノ・セナ(10位)

「1ストップ戦略を機能させられるようにするのは本当にきつかったけど、成し遂げられたし、数台がリタイアを強いられたこともラッキーだったと思う。今日は入賞できるようにチームが本当にがんばってくれた。僕たちのマシンはもっとダウンフォースが高い方が合っているはずだから、この先のレースを楽しみにしている。今日の勢いを維持してもっとたくさんのポイントを取れるようにしたい」

マーク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「両ドライバーとも今日はいいスタートを決めた。ブルーノは13番グリッドから1ストップ戦略で10位フィニッシュを果たし、1ポイントを持ち帰ってくれている。10グリッド降格ペナルティを受けて22番手からスタートして2ストップ戦略を採用したパストールも、素晴らしいドライビングでブルーノのすぐ後ろ11位でゴールした」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン(14位)

「レースは全体的に問題なかったし、先週末よりは良かったけど僕的にはとてもハードなレースだった。それほど悪かったわけじゃなくて、たぶん平均って感じかな。金曜日に取り組んだロングランほどパフォーマンスが良くなくてグリップレベルも低く感じたから本気でアタックできなかったし、どのタイヤセットでも足止めされる感じだった。この後は数週間空くから、イタリアとスパで学んだすべてを確認して、ベルギーでタイムロスした部分や残りのシーズンで改善し続けられるように、明白なアイデアを確保してシンガポールに行けるようにしたい。皆が自分たちのいるべき場所に返り咲きたいと決意している。2週間後にコースに戻ってくるときには自分たちが学んだことを確認するつもりだ」

ヴィタリー・ペトロフ(15位)

「今日はずっとマシンがファンタスティックだったから、ラストラップまでチームメイトをプッシュできるようなマシンを与えてくれたチームに感謝する。ピットストップは良かったし、メカニックもエンジニアも僕がヘイキを追い続けられるように素晴らしい仕事をしてくれた。数周を残して、ヘイキと僕はフェルナンドの真後ろを走っていたんだけど、ヘイキはフェラーリマシンに接近していたからDRSを使えたんだ。それがなければ僕がおい抜けていたと思う。とにかく、僕たちがスパから改善できたのは間違いないし、これをシンガポールと残りのシーズンにつなげたい。昨日は僕の誕生日だったから友達と静かにディナーを楽しんだ。今は出かけてもう少ししっかりお祝いできるけどね。今年のヨーロッパでのレースを締めくくるにもいいことだと思う。もしかすると、レース前には必ず友達と夕飯を共にすべきなのかも。そうしたら残りのレースで今日みたいにいい結果を得られるかもしれないからね!」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ(18位)

「レースの始まりがどんな感じだったかを考えれば特に、このリザルトにこの上なく満足している。ミディアムタイヤがうまく機能しなくてスタートはラクじゃなかったけど、自分にできることをやった。ハードタイヤを使ったレース後半ではうまくいき始めたし、ピットストップがすごく良かったのがうれしい。もっとうまくやりたかったけれど僕はこの100戦目のグランプリに満足。僕らは改善を続けていかなくちゃならないし、シンガポールでは予定しているアップグレードが前進していく助けになるといいね」

ナレイン・カーティケヤン(19位)

「僕は素晴らしいスタートを切ってマルシャの2台をパスした。でも最初のコーナーで軽く接触してしまい 「最高のスタートでマルシャの2台をオーバーテイクしたけれど、最初のコーナーで軽く接触してしまい、ポジションを落とした上にフロントウイングにダメージを負ってしまった。マシンがオーバーステアで、ピットストップはフロントウイングの交換に時間がかかってかなりタイムロスしたと思う。その後は青旗が振られ始めたし、レースを完走するためにはオーバーヒートを避ける必要があったからドライビングモードを変えなきゃいけなかった。それでも、マシンのパフォーマンスは良かったから満足しているし、このままがんばり続ければいい結果を得られると確信している。これからはアジアの戦いが始まる。地元に近いシンガポールでのレースを心から楽しみにしている」

ルイス・ペレス・サラ(チーム代表)

「レースの展開には満足している。トラブルは一切なく、マシンは優れた信頼性を示した。1ストップ戦略を採用したが、しっかり機能してウイナーから1周遅れでゴールできたので、この結果は私たちのパフォーマンスが優れていたことを証明しているはずだ。コース上で前方とのギャップを縮められたことはきっとわれわれの利点となるだろう。マー(チンホワ)のデビューやペドロの100戦目など、全体的にはポジティブな週末だった。今はシンガポールを楽しみにしながら、引き続き進歩を遂げられるよう願っている」

マルシャ

ティモ・グロック(17位)

「僕としては苦々しくて残念。ターン1を問題なく通過したとは言えスタート自体はそう良かったわけじゃなく、ターン2に入るときには僕の前に少し列ができていて、ペトロフが僕のいたアウトサイドに動いた。彼を避けることができなくて、彼は僕のフロントウイングをひっかけ、結果としてダメージを受けた。それ以降はパフォーマンスを失ってマシンはドライブが"OK"なだけという状態だったから、プッシュすることができなかったんだ。さらに悪いことに、あまりに速くピットストップしたからシークエンスを外れてしまった。もっと長くとどまらなければならなかったし、最後にはデグラデーションがひどくなったからこのスティントは僕にとってすごく長かった。終盤には青旗の影響を受けたね。全体としては、僕らは実際に伝統的なモンツァのダウンフォース仕様で走ったわけではないから、すごく満足してもいいと思う。今は大好きなレースであるシンガポールが楽しみ」

シャルル・ピック(16位)

「今日のレースパフォーマンスにとても満足。チームにとってまた新たな大きな一?を示しているからね。厳しい週末になるだろうと考えながら僕らはここに来た。僕らのマシンは似たような空力特性のモントリオールでパフォーマンスがいまいちだったんだ。さまざまなセットアップに取り組んで、すごく強いマシンにたどり着いた。そのおかげで、前を行くライバルたちに対してそんなにコンペティティブではないだろうと予想していたここで、彼らとの差をさらに縮めることができた。これはいい兆候だ。レースのスタートは悪くなかったけど最高というわけでもなかったので、シーズンの終盤に向けてそれを改善してレースへの展望を上向かせるため、僕らにできる仕事がいくつかある。シンガポールにはもう少しアップグレードを持ち込むので、僕らが見てきたこの素晴らしい向上をさらに進めてくれるといいな」

ジョン・ブース(チーム代表)

「全体的には今回もさらなる改良を遂げられたものの、自分たちが望んだ位置でフィニッシュできなかったので失望なしのレースとはいかなかった。ドライバーは2人ともスタートが決まらなかったが、オープニングラップの終わりには前にいるマシンに直接挑めるポジションにつけられていた。序盤のペースは2台とも良かったものの、ティモは1周目のバトル中にフロントウイングのエンドプレートを破損してしまい、新しいウイングに交換するためピットに入らざるを得ず、それが彼のレースを事実上滅ぼしてしまったと言える。シャルルは直接のライバルのペースについていく素晴らしいドライビングを披露してくれた。彼には1ストップレースを用意していたが、リアのデグラデーション率が優れている一方でフロントタイヤの摩耗が限界だったので2ストップのレースにするしかなく、ケータハムに対するコース上でのポジションを失ってしまったと考えている。安定した進歩にもかかわらず、こういったことが起きると悔しい。それでも、モンツァに最適なダウンフォースパッケージを走らせたわけでないことを考えると、自分たちの上出来ぶりはとてつもなく励みになるし、安心感を得られる。カレンダーのヨーロッパラウンドをポジティブな形で締めくくるという目標は達成できたので、シーズンの忙しくもエキサイティングな終盤戦を楽しみにしている。モンツァに別れを告げると共に、この機会を借りてマシンパフォーマンスとチームパフォーマンスを改善させるべく必死にがんばってくれた現場の皆、そして拠点の皆に感謝の意を述べたい。今の私たちは本領を発揮しており、シーズンの現段階で成し遂げられた成果を自慢していいと思っている」

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