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注目ワード: S.ベッテル | K.ライコネン | 2012年カレンダー
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2010年ストーブリーグ最新情報

Kay Tanaka
2010年2月15日 « 4強の支配を予想するシューマッハ | ダラーラシャシー、間もなく完成? »
2010年のチャンピオンシップは26名(予定)による戦いに! © Sutton Images
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2010年シーズン開幕まで1カ月を切り、ほとんどのレースシートが確定している。今回はミハエル・シューマッハの復帰やフェルナンド・アロンソのフェラーリ移籍、小林可夢偉のシート獲得など、例年以上に新シーズンが楽しみなストーブリーグとなった。

一方で、まだ空席のシートがある。それどころか、開幕戦に何チームが参戦できるのかさえ、はっきりしていないのが実情なのだ。資金参入チームの中に資金的な問題を抱えているところがあると言われており、その動向によってはトヨタの2010年パッケージを購入したステファンGPの電撃的なF1参戦もあり得るだろう。

◎→確定済み
○→確実
△→可能性あり
?→うわさ
ドライバー名後(内)は現行契約年数(明らかになっているドライバーのみ)

【メルセデスGP(旧ブラウンGP)/エンジン:メルセデス】
◎ミハエル・シューマッハ(2012年末まで)
◎ニコ・ロズベルグ
[テストドライバー]
◎ニック・ハイドフェルド
△マーカス・エリクソン

7度の世界選手権制覇というF1史上最高の成績を残した偉大なるレースドライバーが現役復帰を果たすことになった。今年1月に41歳になったミハエル・シューマッハが、同郷ドイツの後輩であるニコ・ロズベルグとタッグを組み、新生メルセデスGPに加わったのだ。F1デビュー前にはメルセデス・ベンツの若手ドライバー育成プログラムで技を磨いていたこともあり、メルセデスとは旧知の仲であるシューマッハ。チーム代表のロス・ブラウンが直々に誘ったこともあり、すでに"チーム・シューマッハ体制"を敷いていると言えるかもしれない。もちろんロズベルグにも同等のチャンスは与えられるだろうが、シューマッハがベネトンやフェラーリ時代に培った絶対的な政治支配力を失っていなければ、ナンバー1ドライバーの称号はシューマッハの上に輝くかもしれない。リザーブドライバーにはニック・ハイドフェルドが選定された。シューマッハが復帰を決めるまで有力なレースドライバー候補だったハイドフェルドは、2000年のF1デビュー以降初めてレースシートを失うことに。しかしレースドライバーに不測の事態が生じた場合でも、ラインアップのレベルが落ちない"最強ドイツチーム"を組むことができたと評価できる。

【レッドブル/エンジン:ルノー】
◎セバスチャン・ベッテル(2011年末まで、2012年はオプション)
◎マーク・ウェバー(2010年末まで)
[テストドライバー]
◎ダニエル・リチャード
◎ブレンドン・ハートリー

早々にセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーの起用を決めていたレッドブルだが、ウェバーにとって2010年は正念場だ。2009年は勝利数だけでなく、大得意な予選ポジションでもベッテルに完敗。レッドブルがメインスポンサーを務めるシトロエンでWRCを戦うキミ・ライコネンが2011年にF1復帰を果たす可能性もあり、今年はしっかりと成績を残しておきたい。一方、チームはレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソのテスト&リザーブドライバーとして、ダニエル・リチャードとブレンドン・ハートリーを起用。両者ともに昨年12月のヘレステストでF1ドライブを行っており、数年後のF1昇格を目指して経験を積むことになる。

【マクラーレン/エンジン:メルセデス】
◎ジェンソン・バトン(2012年末まで?)
◎ルイス・ハミルトン(2012年末まで)
[テストドライバー]
◎ゲイリー・パフェット

最も新しいワールドチャンピオン2人がタッグを組むマクラーレンは、当然ながらワールドタイトル奪回を目標に掲げている。しかし、新加入のバトンに対する関係者の見方は厳しい。10年以上もマクラーレンの一員であるハミルトンが、シーズン序盤からバトンを圧倒すると大方の人間が予想しているのだ。いずれにせよ、イギリス人ドライバーがマクラーレンに所属してタイトル争いを演じるとなれば、イギリス国内におけるF1人気はさらに高まるだろう。一方マクラーレンは、14歳のニック・デ・フリースと契約を締結。チームの若手ドライバー育成を担当するアンソニー・ハミルトンがマネジャーを務めるようで、第2のハミルトンとして将来のマクラーレンを引っ張る存在になれるだろうか。

【フェラーリ/エンジン:フェラーリ】
◎フェリペ・マッサ(2010年末まで)
◎フェルナンド・アロンソ(2012年末まで)
[テストドライバー]
◎ジャンカルロ・フィジケラ
◎マルク・ジェネ
◎ルカ・バドエル

3度目のワールドタイトル獲得を目指すフェルナンド・アロンソと、チーム在籍5年目での王座奪取を狙うフェリペ・マッサがしのぎを削るフェラーリ。ジャンカルロ・フィジケラはザウバーのレースドライバー就任がうわさされたものの、結局フェラーリのリザーブドライバーをメインの仕事に選んだ。しかしル・マン・シリーズにフェラーリから参戦することも決めており、そのレースとバッティングするいくつかのグランプリではルカ・バドエルかマルク・ジェネがリザーブドライバーとして登録されることになるだろう。

【トヨタ】→撤退

クビサのパートナーにはペトロフを起用したルノー © Sutton Images
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【ウィリアムズ/エンジン:コスワース】
◎ルーベンス・バリチェロ
◎ニコ・ヒュルケンベルグ
[テストドライバー]
◎バルテリ・ボッタス

順調にいけば今シーズン中に出走回数300戦を記録する大ベテランのルーベンス・バリチェロと、ミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテルに次ぐドイツ期待の星であるニコ・ヒュルケンベルグが組むウィリアムズは、理想的なラインアップを築くことができたといえるだろう。テストドライバーにはユーロF3に参戦する若手のフィンランド人ドライバー、バルテリ・ボッタスが選定された。将来のF1昇格のために、さまざまな経験を積むことが期待されている。

【ルノー/エンジン:ルノー】
◎ロバート・クビサ
◎ヴィタリー・ペトロフ
[テストドライバー]
◎タン・ホー・ピン(董荷斌)
◎ジェローム・ダンブロジオ

なかなか決まらなかったロバート・クビサのチームメイトだが、最終的にはヴィタリー・ペトロフがシートを獲得。佐藤琢磨と交渉していることも明らかになっていたが、ペトロフが持ち込むとうわさされる多額の持参金が首脳陣にとって魅力的だったといえる。テスト&リザーブドライバーにはジェローム・ダンブロジオとタン・ホー・ピン(董荷斌)が選ばれたが、両者がルノーの株式を取得した『Genii Capital(ジェニー・キャピタル)』の関連会社『Gravity(グラビティ)』に所属していることを考えれば、当然の結果だろう。一方、絶対的なエースだったフェルナンド・アロンソの離脱は痛く、"クラッシュゲート"の影響もあって多くのスポンサーが流出した穴を埋めるのは難しそうだ。

【フォース・インディア/エンジン:メルセデス】
◎エイドリアン・スーティル
◎ビタントニオ・リウッツィ
[テストドライバー]
◎ポール・ディ・レスタ

経験もあり関係者の評価も高いエイドリアン・スーティルとビタントニオ・リウッツィという中堅ドライバーを続投させたフォース・インディア。テストドライバーにはメルセデス・ベンツからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するポール・ディ・レスタが選ばれたが、グランプリの金曜日にはレギュラードライバーの代わりにフリー走行を走ることもあるようだ。当然ながら、2011年以降のレースドライバー有力候補として期待されているわけで、今年のスーティルとリウッツィには結果が求められる。

【トロ・ロッソ/エンジン:フェラーリ】
◎セバスチャン・ブエミ
◎ハイメ・アルグエルスアリ
[テストドライバー]
◎ダニエル・リチャード
◎ブレンドン・ハートリー

セバスチャン・ブエミの残留はかなり前から決まっていたものの、そのチームメイトはなかなかアナウンスされなかった。しかし、ようやくハイメ・アルグエルスアリの続投が決定。プレシーズンテスト1回目のバレンシアテストにも参加し、初めてのフルシーズンへの準備を進めている。レッドブルと5年契約を結んでいるとされるアルグエルスアリだが、テスト&リザーブドライバーにはダニエル・リチャードとブレンドン・ハートリーが選ばれており、常に緊張感を持って戦うことになるであろう。

2010年の参戦が危ぶまれるカンポス © Getty Images
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【カンポス/エンジン:コスワース】
◎ブルーノ・セナ
?アンディ・ソウセック
[テストドライバー]
?マリア・デ・ビロタ

依然としてドライバーラインアップが確定していないカンポス。すでにブルーノ・セナの起用が決定しているが、チームメイトについてはまだ不透明だ。以前はヴィタリー・ペトロフらの起用がうわさされたもののルノー入りを決めたことから、2009年のF2を制したスペイン人ドライバーのアンディ・ソウセックとも交渉している模様。一方、スペイン出身の女性ドライバー、マリア・デ・ビロタの加入もうわさされているが、実現したとしてもテストドライバー契約になるだろう。しかし、チーム自体の参戦が危ういとも言われており、エントリーリストをステファンGPに奪われる可能性も否定できない。チームとしては、とにかくスポンサー集めに必死な状態だ。

【USF1/エンジン:コスワース】
◎ホセ・マリア・ロペス
△エイドリアン・バレス
?ブルーノ・セナ
[テストドライバー]
未定

アルゼンチン人ドライバーのホセ・マリア・ロペスが加入したが、チームメイトはまだ発表されていない。伝えられるところによれば、スペイン人のエイドリアン・バレスが持参金を持って加入するらしく、発表は間もなくとも言われている。しかし、カンポスの参戦が不可能になった場合にはブルーノ・セナの起用もあるだろう。それでも、こちらも参戦が確実とはいえないチーム状況だ。

【ヴァージン・レーシング/エンジン:コスワース】
◎ティモ・グロック
◎ルーカス・ディ・グラッシ
[テストドライバー]
◎アルバロ・パレンテ
◎ルイス・ラジア

最も準備が整っている新規参入チームがヴァージン・レーシング。いち早くマシンを発表し、グループテストにも第2回から参加している。レースドライバーはティモ・グロックとルーカス・ディ・グラッシという2007年GP2で最終戦までタイトルを争った2人。できるだけドライバーを固定したいチーム創成期に、うってつけのラインアップと言えるだろう。テストドライバーには若手2人を起用したが、F1マシンをドライブするチャンスはそうめぐって来ないかもしれない。今年の目標は新規参入チームで一番の成績を残すことで、低予算で堅実なチーム作りができるかが注目されている。

【ロータス(チーム・マレーシア)/エンジン:コスワース】
◎ヤルノ・トゥルーリ
◎ヘイキ・コバライネン
[テストドライバー]
◎ファイルーズ・ファウジー

マレーシア資本のロータスは、ドライバーにヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンという勝利経験者を起用。佐藤琢磨の加入が期待されたが、ラインアップ発表の前日に琢磨側がシート獲得失敗を明かした。テストドライバーにはファイルーズ・ファウジーが選ばれ、2月第2週にシルバーストーンで行われたシェイクダウンなどを担当。テクニカルディレクターにマイク・ガスコインを迎え、ヴァージン・レーシングを直近のライバルとして戦うことになるだろう。

【BMWザウバー(ザウバー)/エンジン:フェラーリ】
◎小林可夢偉
◎ペドロ・デ・ラ・ロサ
[テストドライバー]
未定

小林可夢偉の加入が決まり、日本でも注目度の高いザウバー。チームメイトにはジャンカルロ・フィジケラやニック・ハイドフェルドなどがうわさされたものの、2003年からマクラーレンのテストドライバーを務めてきたペドロ・デ・ラ・ロサが就任した。トップチームでの経験が豊富なデ・ラ・ロサとフレッシュな可夢偉のコンビは、中堅チームとしては理想的なものだ。テストでもしっかり可夢偉に走行機会が与えられており、マシンの素性も悪くない様子。多くのスポンサーが離脱したために資金力が低下し、シーズン中の開発力に影響を及ぼす可能性は大きいが、日本人ファンとしては最も注目したいチームの1つだろう。

※【ステファンGP/エンジン:トヨタ】
○中嶋一貴
?ラルフ・シューマッハ
?ジャック・ビルヌーブ
?ロマン・グロージャン
?ブルーノ・セナ

ザウバーと並び、日本人ファンの注目を集めるのがステファンGP。いまだにF1エントリー権を得てはいないものの、トヨタ製のマシンやエンジンを手に入れTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)で開発を進めるということもあって、バーニー・エクレストンの支援も受けている。もしもいずれかのチームに参戦不可能な状態が生じれば、真っ先にエントリー権を与えられるのはこのステファンGPだ。ドライバーには中嶋一貴がうわさされているが、TMGが技術支援と引き換えに中嶋の起用を条件としているようで、2月末に行われるアルガルベ単独テストでステアリングを握るとうわさされている。チームメイトにはラルフ・シューマッハ、ジャック・ビルヌーブなどが挙がっているが、特にラルフは2007年までトヨタに在籍したこともあって、チームには溶け込みやすいだろう。また、カンポスの参戦が難しくなった場合にドライバー市場に流出したブルーノ・セナの加入もあり得る。"スパイゲート"によってマクラーレンを解雇されたマイク・コフランや元スパイカー代表のコリン・コレスなどがチームに加入しており、新規参入チーム以上の体制規模を誇る。

【2010年2月14日更新】

© ESPN EMEA Ltd.

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