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2014年に新たな頭部プロテクション導入か

M.S.
2012年9月3日 « アクシデントは安全性への警鐘とウィットマーシュ | タイヤがメルセデスの頭痛のタネ »
頭部保護にさらなる手段が講じられる © Sutton Images
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マクラーレンテクニカルディレクターのパディ・ロウはドライバーの頭部を保護する何らかの手段が次に大幅なレギュレーション変更が控えている2014年に追加されるのではないかと考えている。

ベルギーGP決勝のスタート直後に起こった多重クラッシュでロータスのロマン・グロージャンのマシンがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の頭上をかすめ、F1レースに使用されるオープンコックピットの危険性が強調された。コックピットの安全性に取り組むF1エンジニアグループの一員であるロウは2014年に何らかの策が講じられるだろうと『BBC』に話している。

「われわれは1年前にプロジェクトをスタートしており、2014年は期限として意図されてきたと思う。大きな問題なので、何らかの対応が不可避だと個人的には考えている。いったい何度、今日のようなことを見てラッキーだったと思ったことだろう? 運はいつか尽きるかもしれず、われわれは手をこまねいてそれを見ているだけ。何か手を打たねばならないのだ。一方でオープンコックピットのフォーミュラであるため、それを維持したい面もある。しかし、技術的には何らかの方法で実現できるはずだ」

一つの案がコックピットキャノピーだが、何らかの前方ロールストラクチャーの方がより可能性が高く、すでにFIAがテストを行なっている。

「テストピースを作成し、さまざまな衝撃を用いてホイールを衝突させ、構造的なテストを行った。これは成功裏に終わっており、必要とされる角度やピースの強度についてはいくらかの理解を得ている。次に進行中なのは視認性の評価だ」

「もちろん、ドライバーの前には何もないのが理想だが、ロードカーにはピラーがあり、昔のワーゲンバスにはセンターピラーがあった。それには慣れていたわけだろう? 意識はうまくそれを処理しており、そのことをシミュレーターで発見した。ピラーが大き過ぎない限り、それになじむことができる。受け入れ可能なピラーサイズについていくつかのパラメーターが分かっており、さらに適したデザインを生み出すのが次の課題。現在のテストピースは非常に見た目が良くないが、強さを決定するためのごく初期段階のプロトタイプだ」

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