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BMWザウバーの新車C29を披露するペドロ・デ・ラ・ロサと小林可夢偉 © Sutton Images
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31日(日)、バレンシア近郊にあるリカルド・トルモ・サーキットにてBMWザウバーが新車C29をお披露目した。2月1日(月)より始まるプレシーズンテストに先立ち新車を公開したのはBMWザウバーが3チーム目。

2005年にBMWにヒンウィルのチームを託したペーター・ザウバーは昨年F1撤退を決めたBMWから再びチームを取り戻した。

フェラーリエンジンが搭載される新車C29は金曜日にお目見えしたマクラーレンのMP4-25同様、エンジンカバーのシャークフィンが拡張されている。BMW時代と同じようにネイビーと白が特徴的だが、新スポンサーのため、やや白色の領域が増えているようだ。

「この数カ月は本当に精いっぱい取り組んできた」と語るのはチーム代表でオーナーのザウバー代表。

「まず、われわれはチームの存続を確実にするために戦わねばならず、その次に今後に向けて強力なセットアップを配置することに集中した。だが、あらゆる混乱の中でも、2009年の春以降、計画に基づいて2010年型車の技術的な準備は途切れることなく続けられている」

ザウバー代表は2010年のドライバーラインナップにベテランと若手のコンビを起用する。マクラーレンで長らくテストドライバーを務めてきた38歳のペドロ・デ・ラ・ロサからはその豊富な経験が、昨シーズンの後半2戦でティモ・グロック(当時トヨタ)の代役としてF1グランプリデビューを果たした若手の23歳、小林可夢偉からは若さがもたらされることだろう。

ザウバー代表は「われわれには若手と経験豊富なドライバーのコンビを採用するという長い伝統がある。そして、それは多くの成功をもたらしたアプローチでもある。ペドロ(デ・ラ・ロサ)はトップチームのひとつで技術的に最高レベルの場所で長年にわたって働いており、われわれはチームとして彼の経験から利益を得られるはずだ。また、若い可夢偉もわれわれに多くのことをもたらしてくれるだろう。とりわけ、昨年のアブダビで私を感動させてくれた彼だからね」と述べている。

さらにデ・ラ・ロサは「ようやく再び正式なレーシングドライバーになれた気分」と明かし、こう続けた。

「コース上での競争が本当に恋しかったんだ。でも、それと同時に、僕はたくさんの技術的なことやシステム面のことを学んできたし、これからはその知識をチームに持ち込んでいきたいと思っている」

そして初めてのF1フル参戦を果たす可夢偉は次のようにコメントした。

「ペーター・ザウバーが僕を本当に信用してくれたことをとても誇りに思っていますし、彼をガッカリさせたくはありません。僕の目標は最後まで今と同じように彼が僕のことを誇りに思ってくれるようにすることです」

BMW自体はすでにF1を去ったものの、いまだチーム名称を継続するBMWザウバーは月曜日から同サーキットでテストプログラムを開始する。

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