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ピレリに賞賛と非難の声

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2012年4月27日 « エクレストン婚約! | アルグエルスアリ、11月にロータスを断っていた »
それぞれのマシンによってタイヤの機能するタイミングが異なっており、タイヤのパフォーマンスがレースを大きく左右している2012年のF1 © Getty Images
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2012年のF1が予想もつかない展開を見せていることについて、ピレリに賞賛――と非難の両方――が上がっている。

開幕から4戦で4つの違うマシン――マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、レッドブル――が勝ったのはここ30年ほどで初めてのこと。これ以外にもロータスやザウバーが勝てるポテンシャルを示している。

「その理由はピレリだ――タイヤだよ」とスイスのコメンテーターで元F1ドライバーのマーク・スレールは『Servus TV(セアヴスTV)』に語った。

「誰がそれを使いこなせるかということが鍵になっており、そのためには多くの要因が関係している」

例えば、いくつかのマシンはペースを発揮するまでにタイヤを十分温め、激しく動かすことが求められるのに対し、中には低い気温でしか"スイートスポット"を見つけられないマシンもある。

だが、大部分のチームにとってタイヤの働き方はいまだ謎に包まれている。

「(バーレーンで)遅かったのは分かっている。でも、どうしてだか分からない」とメルボルンのウイナー、ジェンソン・バトンは打ち明けた。

マクラーレンのようなチームは、公には"ショー"の盛り上がりを歓迎している。だが、本心ではブリヂストン時代を懐かしんでいるかもしれない。

「ブリヂストンはレースを通して寿命が続く優れたタイヤを作っていた」とスレールは続ける。「唯一、緊張したのはトップ2がピットに入る時だった」

「今はタイヤメーカーが生み出したストレス要因があり、時にそれは過剰ともいえるほどだ」

HRTの元レースドライバー、ビタントニオ・リウッツィはスレールの最後の指摘には賛同しない。ピレリがF1タイヤへのアプローチを再考すべきだというミハエル・シューマッハの主張にも賛成できないという。

「タイヤはブローしているわけじゃないし、ブリスターも出ていない。ドライバーとエンジニアにとって、マシンを適切にセットアップし、ベストを引き出すのは当前のチャレンジだ」

「トリッキーな状況というわけだ」と彼は『gocar.gr』に語った。「ピレリの働きには賛辞を送るべきだよ」

リウッツィのいう"トリッキー"な状況という点には、F1チーム代表らも同意見のようだ。

「いかにタイヤを使いこなすか、いかにマシンをセットアップするかがチャレンジになっている」とメルセデスのノルベルト・ハウグは述べた。

レッドブルのクリスチャン・ホーナーも同意する。「今年はタイヤがパフォーマンスを支配しており、その働きを理解することが不可欠といえる」

「それははっきりしている」とロータスのエリック・ブーリエ代表も付け加えた。「パフォーマンスの鍵を握っているのはタイヤだ」

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