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  • トップ3が最も接戦だったレース

スティーブンに聞く! - 2012年2月6日

Steven Lynch / Me 2012年2月6日

ESPNの常駐エキスパート、スティーブン・リンチがファンの方々から寄せられたF1に関連する質問に回答!

6回もピットインしながら最終ラップで勝利を決めたバトン © Sutton Images
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Q: 2011年のカナダGPで、ジェンソン・バトンは6回もピットストップしたにもかかわらず優勝しました。これは、1回のレース中のピットストップ回数としては最高記録ですか?
(チャールズ・ソームズさん)

A: あの驚くべきカナダのレースでジェンソン・バトンが行った6回のピットストップというのは、そのレースの優勝者としては世界選手権史上最も多い回数です。優勝ドライバー以外による最多ピットストップ回数は7回。1993年のドニントンでのレースで、ドライバーはアラン・プロストでした。そのレース――ドニントン・パークでの1度限りの開催となったヨーロッパGP――はひどい雨に襲われました。ウィリアムズのピットを7回も訪れたプロストでしたが、それでも3位に入っています。とはいえ、勝者のアイルトン・セナ、自身のチームメイト、デイモン・ヒルからは1周遅れでしたが。ただし、記録に残っていない時代にバックマーカーがもっと多くストップしていた可能性はありますし、1950年代に世界選手権に組み込まれていたインディアナポリス500でもっと多くのピットインが行われたことは考えられます。

Q: 1位から3位までの差が今までで一番小さかったレースはいつですか?
(『Facebook(フェイスブック)』よりルーシェン・ムードレーさん)

A: グランプリ終了時に1位から3位までが最も僅差だった時のタイムは0.09秒です。1971年イタリアGPのピーター・ゲシンからフランソワ・セヴェールまでのタイム差です。これ以外にギャップが1秒以下だったレースは過去2回。1969年のイタリアGPでは、ジャン-ピエール・ベルトワーズが勝者のジャッキー・スチュワートから0.17秒差でフィニッシュしていますし、1981年にハラマで開かれたスペインGPでは1位のジル・ビルヌーブから3位のジョン・ワトソンまで0.58秒というタイムでした。

Q: これまでに、1シーズン中の成績が最も大きく開いたチームメイト同士は?
(クリス・バーロウさん)

A: この記録が今後塗り替えられるのはなかなか難しいでしょうね。昔より獲得できるポイントが多くなりました(また入賞範囲も拡大されました)から。チームメイト間で最も差がついたのは、1972年にエマーソン・フィッティパルディがロータスでワールドタイトルを獲得した年です。彼のチームメイト、オーストラリア人のデビッド・ウォーカーはというと・・・1ポイントも取れませんでした。この年は全12戦あり、フィッティパルディはそのうち8回表彰台に上がりました。一方、不運なウォーカーはスペインの9位がベストでした。フィッティパルディは61ポイント(とタイトル)を獲得してシーズンを終えましたが、ウォーカーは0ポイントに終わっています。1969年にイギリス・フォーミュラ・フォードのチャンピオンになったウォーカーでしたが、この悪夢のようなシーズンの後F1を離れ、幾度か大きなアクシデントを経験して数年後にモーターレースを引退しています。

バウムガルトナーは20戦に出場し、1ポイントを獲得した © Sutton Images
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Q: 毎年ハンガリーGPが開催されていますが、今までハンガリー人のF1ドライバーはいるのでしょうか?
(マーク・ヤングさん)

A: これまで世界選手権でグランプリを戦ったハンガリー人ドライバーは、ゾルト・バウムガルトナーただ1人です。2003年にジョーダンから2戦に出走し(ホームレース出場も果たしましたがリタイア)、2004年にミナルディに移籍しました。競争力のないマシンで苦しんだものの、インディアナポリスでは完走した8台の最後でフィニッシュし、1ポイントを獲得しています。といっても勝者のミハエル・シューマッハから3周遅れではありますが。その年のホームGPでは15位で完走しました。

Q: 2011年にピレリが復活しましたが、それ以前にピレリタイヤを履いたマシンが最後に優勝したのはいつですか?
(ハワード・ジョンストンさん)

A: 2011年以前にピレリタイヤが最後にF1で使われたのは1991年のことで、4チームに供給されていました。彼らはこの年1勝しています。ピレリを履いたベネトンのネルソン・ピケがカナダGPで優勝、2位に入ったティレルのステファノ・モデナもピレリユーザーでした。ちなみに、このレースはリードしていたウィリアムズのナイジェル・マンセルが最終ラップでマシンをストールさせてしまったことで有名なレースです。観衆に手を振っていて、誤ってキルスイッチを押してしまったといわれています。

Q: 私はアイフェラントのキャラバンを持っています。かなり昔、彼らがF1チームを持っていたような気がするのですが、私の思い違いでしょうか?
(ロブ・ムーアさん)

A: いいえ、思い違いではありませんよ。トレーラーハウスを製造するアイフェラント社の白いマシンは1972年に数戦出場しています。しかし、マシンに同社の技術が使われていたわけではなく――その年のマーチのマシンを改良したもので、ドライバーはドイツ人のルドルフ・シュトメレンでした。あまり活躍はしていません。8回スタートを切りましたが、モナコとイギリスの10位フィニッシュ2回が最高位でした。チーム名は、会社の本社がドイツ西部のニュルブルクリンク近郊にあったことから、アイフェル山脈にちなんで名付けられたそうです。

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