
エイドリアン・スーティルは30日(月)午前に、弁解のため出廷する。
フォース・インディアの元レースドライバーであるスーティルは、昨年にルノー(現ロータス)の幹部であるエリック・ルクスに対して暴行を働いたとの理由で裁判を起こされたが、その公判が2日間にわたって行われることになった。
報道によると、昨年4月に中国・上海の『M1nt(ミント)』というナイトクラブで事件は発生。VIPルームからスーティルを追い出そうとしたルクスは、割れたシャンパングラスによって首を切ったと主張している。
『Bild am Sonntag(ビルド・アム・ゾンタック)』紙によると、30日の公判にはルクスも出廷するとのこと。
現場には当時マクラーレンのテストドライバーだったペドロ・デ・ラ・ロサもいたようだが、デ・ラ・ロサは何も見ていないと強調している。
ビルド紙の報道では、今回の事件は店内の防犯カメラに収められているものの、その映像はかなり低画質で白黒だという。
また、ルクスに近づく直前のスーティルはルイス・ハミルトン(マクラーレン)と向かい合ってソファに座っていたとのこと。
その後、スーティルの右手が前方に伸びるが、ルクスが離れる様子も残されている。ルクスは再びスーティルに近づくが、スーティルはルクスを押し、その後警備員が割って入っている。
事件を近い場所で見ていたのがハミルトンだが、今週マクラーレンの新車発表が予定されているために、公判には参加しないとのこと。
ビルド紙によると、ジュニアフォーミュラ時代からの親友であるものの、スーティルはハミルトンとの連絡が取れなくなっているようだ。
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