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フェラーリとレッドブルがFOTA脱退

Kay Tanaka
2011年12月3日 « 複数の選択肢を持つスーティル | 琢磨、ファンイベントに登場! »
FOTAからの脱退を決めたフェラーリとレッドブル © Getty Images
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フェラーリとレッドブルはFOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)を脱退することを認めた。リソース制限協定(RRA)に関連してのことだという。

RRAについてはここ最近、F1に費やされる資金をどのように制御するかということについてチーム間で何度も会合が開かれていた。それでも、チーム間にはRRAに対する信頼性の欠如が見られており、フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリおよびレッドブルを率いるクリスチャン・ホーナーは今年初めにFOTAの運営目的に疑問を呈していた。

2日(金)にFOTAの広報担当者は『ESPNF1』に対し、フェラーリとレッドブルの2チームがFOTAから脱退したと明かし、その直後にフェラーリとレッドブルはそれぞれ声明の中で事実関係を認めている。

レッドブルは短い声明の中で「レッドブル・レーシングは、FOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)から離脱したことを認める。チームは今後もF1におけるコスト削減の解決策を見出すために尽力する」と明かした。

一方、フェラーリはそれよりも長いリリースを出し、FOTAから撤退した経緯をこう記している。

「むずかしい決断であり、このように進展することには思うことがあった。現在の状況を注意深く分析した結果、なぜこの団体が設立されたのかという核となる理由を討議し、これにはフェラーリおよびルカ・ディ・モンテゼモーロ(フェラーリ会長)も主導者として加わった。フェラーリ会長が2009年末までFOTA会長を兼務していたのはただの偶然ではないのだ」

「ここ数年においてFOTAは数々の成功を収め、FIAと関連して作業を行い、主にコスト削減という大きなチームにとっても小さなチームにとっても際立った利益がある問題を扱ってきた。フェラーリはこの分野において先頭を行くチームであり、それはFOTAが設立される前であってもF1に長期間関わることを意図して検討していた議題でもあった。しかし、FOTAは現会長のマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレンのチーム代表)の下で素晴らしい作業を行っているものの、新しい推進力を得て進む必要が生まれ、さまざまな立場からの合意に至る必要性があったのだ」

「フェラーリは今後も現在のRRA(リソース制限協定)において他チームと共同して作業を続け、コストをより効果的に効率よくコントロールすることを狙い、例えば空力分野などに力を入れながらもテストの問題といった要素を再バランス化し、現在は含まれていないエンジン分野などについても広げるよう改良していくつもりだ」

「F1は全世界と同様に重要なピリオドに進もうとしている。フェラーリとしてはすべての参加団体と共に将来に向かいたいと願っており、F1がモータースポーツ技術の最高峰であり続けることを求めている。F1は進歩的な技術リサーチにおける実験台という状況に戻るべきであり、それが結果的に市販車に反映されるべきだろう。それに加え、このスポーツは最もユーザーフレンドリーであり、公の場に対して受け入れ可能なものにしなければならないことを忘れてはいけない。さらに、いかなる練習もできない唯一のプロスポーツになってしまってはいけないのだ。テストの日数を増やすことによりドライバーたち、特に若手ドライバーたちやチームが経験を損ねてしまってはいけない。彼らにより多くのチャンスを与えることにより、観客やスポンサーへの接触機会を提供したいのだ」

FOTAの広報担当者は、「今週初めにもFOTA会議が開催され、今後について話し合いがなされるべき」との見方を示している。

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