News

  • フラビオ・ブリアトーレ

ブリアトーレ、ピケ親子を提訴する方針

Kay Tanaka
2010年1月7日 « メルセデスGP、リザーブドライバー決定を急がず | トロ・ロッソにボルトロッティ? »
さまざまなドライバーのマネジメントを担っているブリアトーレ © Sutton Images
拡大

フラビオ・ブリアトーレは、ネルソン・ピケJr.とその父親であるネルソン・ピケを提訴する構えのようだ。ブリアトーレはFIAから科せられたモータースポーツ活動禁止令を不服としてフランスの大審裁判所に訴えていたが、5日(火)に出た判決はブリアトーレを支持するものであった。

ルノーのチーム代表を務めていたブリアトーレはパット・シモンズと共に、2008年シンガポールGPでピケJr.に故意のクラッシュを命じたとしてFIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)から制裁を受けていた。この"クラッシュゲート"が発覚した最大の理由は、2009年シーズン途中にルノーを解雇されたピケJr.がFIAに事件の真相を明かしたこと。その後、ブリアトーレはピケJr.とその父であるピケ・シニアを訴えると発言したが、先に訴訟を起こしたのはピケ側だった。

ブリアトーレはその後、FIAの判断が不当なものだったとしてパリの大審裁判所に訴え、同裁判所は5日にWMSCが与えたペナルティは「正しくない」と裁定。ブリアトーレが受けた制裁がこの後どうなるのかはまだ決まっていないものの、FIAの控訴は受け入れられない可能性もあるようだ。しかしブリアトーレは、今度はピケ親子に対して法的措置を講じるようだ。

ブリアトーレはイタリアのスポーツ日刊紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に対し、「(ピケ親子が)私に対して働いた悪事は、忘れがたいものだ」と発言。また、FIAから下された厳しい処罰の最大の要因は、元FIA会長であるマックス・モズレーとの関係が苦いものだったことだとも語っている。

「与えられたペナルティは、モズレーの復讐(ふくしゅう)だった。モズレーは常にFIAを管理し、WMSCは彼の個人的機関となり下がっていたのだ。当初、彼は私に対して、WMSCのメンバーは私が何もしていないということを知っていると話し、安心させようとした。しかし、裁定結果はあのとおりだ。18年間もF1に携わってきたが、最も不名誉なことだった。モズレーは以前にも、私からワールドタイトルを奪おうとしていた。最初はシューマッハ(ミハエル・シューマッハ/当時ベネトン)、その後はアロンソ(フェルナンド・アロンソ/当時ルノー)からね。そして最終的には、私を壊滅させようとした」

ブリアトーレは5日に、これまで携わってきたドライバーマネジメントプログラムを継続する構えであることを発表。WMSCの裁定では、この活動を行うことも禁止されていた。ブリアトーレは、ビジネスの一環であるこの活動においても法的措置を講じると発言している。

「コバライネン(ヘイキ・コバライネン/ロータス)とディ・グラッシ(ルーカス・ディ・グラッシ/ヴァージン)を除いては、私とドライバーたちの関係は決して変わらない。私との契約を破棄した人物に対して法的措置を講じることを弁護士と検討しており、今は状況を精査している段階だ」

© ESPN Sports Media Ltd.