風洞をアップグレードしたルノーは、今後数週間でコース上のパフォーマンスを改善することに期待感を示している。
2戦連続で表彰台に上るという好結果で2011年シーズンを開始したルノーだが、先週末のイギリスGPでは振るわず、コンストラクターズ選手権4位の座をメルセデスGPに奪われてしまった。イギリス・エンストンのファクトリーにある風洞を改良するために12日間ほど開発ができない状態だったが、テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンは、風洞アップグレードの成果はこれから得られると自信を持っている。
「われわれのアップグレードにより、風洞で試せるスケールモデルは50%から60%に拡大した。この差は大きくないように聞こえるかもしれないが、すべてのF1エアロダイナミシストたちは大きな作業負荷が関係していると同意してくれるだろう」
「これによって風洞実験を12日間停止することになり、その間にすべての作業セクションを骨組みに戻してから新しいモデルを製作することができた。かなり資金を投じた作業になったが、12日間も開発ができなかったとしてもプログラムには影響がなかったことを誇りに思う。今回の投資により、より多くのダウンフォースを獲得できることに対しては満足しているのだ。今のわれわれの挑戦は、それらをコース上で発揮することだ」
一方でニック・ハイドフェルドは、母国レースとなるニュルブルクリンクでのドイツGPで競争力の増したマシンを手にすることを熱望している。
「ジェームズ・アリソンも認めていたように、過去数戦よりも大きな開発を投入するんだ。風洞に関する大きな作業があったから、しっかりと前進できることを期待している。(バレンシア市街地とシルバーストーンでの)最近のレースで忍耐しなければならなかったけど、ここから前進して再びトップチーム勢と戦いたいんだ」
ヴィタリー・ペトロフも、アップグレードがすぐに結果を導き出すことは必須だと考えているようだ。
「いつもと同じように、(ニュルブルクリンクでも)空力効率がカギになるよ。マシンは僕たちが理解していたほどのパフォーマンスを発揮できていないし、ここ数戦はペースが発揮できなかった。だから、僕たちのシーズンをすぐに正常に戻さなきゃいけない。予選でQ3に進むことも本当に重要だね。そうすれば日曜日の午後にもっとポイントを手にできるだろう」
ルノーが目標を達成できると自信を持っているのは、チームを率いるエリック・ブーリエだ。
「マシンに投入するアップグレードの数々が助けになってくれると考えられる。レースチームにおいては、いかなるチャンスをも失ってはならない。最近は十分な速さを手にしていないことを理解しているが、注ぎ込んだハードワークによって改善できるだろう、良くならなければならないのだ」


