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バレンシアレベルへの復元はフェラーリとザウバーが望まず © Sutton Images
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10日(日)朝、シルバーストーンで長時間におよぶ会合を終えてなお、F1チームらは残るシーズンに向けてエキゾースト規約の同意に至らなかった。

今週末のイギリスGPでコース上のアクションに影を落とす騒動に終止符を打つべく、各チームの技術部門を率いる代表らが集い、45分間に渡って話し合いが行われたものの、前戦ヨーロッパGPで使用していたレギュレーションに戻すという、新規約撤廃の協定に、フェラーリとザウバー(共にフェラーリエンジンを搭載)が同意せず、満場一致での合意がかなわなかったのだ。

問題はディフューザーのパフォーマンスを向上させるために排気ガスを使用している点。FIAはシルバーストーンでの一戦に先立ち、このコンセプトを禁止することに決めている。しかしながら、問題の複雑さや、各エンジンの動作方法が異なるため、公正かつ平等な禁止令を敷くのは困難だった。その結果、FIAは土曜日に全チームの同意が得られればバレンシアで適用したレベルの規約に戻す構えがあるとの意向を明かす。

マクラーレンのテクニカルディレクター、パディ・ロウは『ESPNF1』に「完全な合意には至らなかったが、私たちがただモーターレーシングを続けることができる程度には理にかなったところに近付いているように思う」とコメント。

ルノー代表のエリック・ブーリエは9日、F1にとってためになる解決策を見出す必要があると述べており、ロウもそれに同意する。

「今回の騒動で得をした者はいないし、誰を満足させるものでもない。ゆえに、たとえバレンシア(レベル)に戻したとしても適してはいない・・・誰しもがある程度の痛みを受けるのだ。それでも、自由市場の開発によってわれわれが到達していたパフォーマンスということになるので、論証上はそれが唯一公正な解決策だと思う。全員がそこにいたのだから、それをやれることは全員が理解している」

土曜日に合意に至ったとおり、イギリスGPではオフスロットル時のブロウンディフューザーが規制された状態でレースが行われ、同規約をバレンシアのレベルに戻す場合はドイツGPまでに再度、会合を開かなければならない。

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