撤退か、継続か、そのF1活動についてさまざまなうわさが飛び交ったトヨタが4日(火)、都内で緊急記者会見を開き、2009年限りでF1から完全に撤退することを発表した。
トヨタが発表した声明は以下の通り。
「トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2009年をもってフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)から撤退することを発表した」
「トヨタは、昨年来の急激な経済情勢の変化の中でも、豊かなクルマ文化の創造に向けた重点施策として、モータースポーツの最高峰であるF1への参戦を継続してきた。しかしながら、昨今の厳しい経営環境を踏まえつつ、来年以降のモータースポーツ活動についても、あらためて中長期的な観点から総合的に検討した結果、本年限りでのF1からの撤退を決定した」
「今後、F1に参戦していたトヨタのモータースポーツ子会社 Toyota Motorsport GmbH(トヨタ モータースポーツ有限会社)は、欧州におけるモータースポーツ活動拠点へと、事業内容を転換していく予定である」
「トヨタはモータースポーツ活動を、クルマの持つ"夢"や"感動"をお客様にもたらす大切なものと位置づけており、F1には2002年以降8年にわたって参戦してきた。多くのチームがしのぎを削る最高峰のレースへの挑戦は、トヨタのブランド認知度・信頼度の向上や、技術開発、人材育成など、さまざまな面でトヨタに多くのメリットをもたらしてくれた、かけがえのない貴重な経験であった」
「単独チームとしての参戦には多くの困難もあったが、ファンの皆様や、関係者の皆様の温かいご支援に支えられ、8年間で表彰台13回、入賞87回という成績を収めることができた」
「トヨタは今後、F1をはじめとするモータースポーツで得た経験を生かしながら、スーパースポーツ"LEXUS LFA"や小型FRスポーツなど、お客様をワクワクさせることのできる市販車の開発に邁進していく」
「また、モータースポーツ活動についても、さまざまなカテゴリーのレースへの参戦のみならず、お客様に身近に感じていただけるグラスルーツレベルのレースの支援や、気軽に楽しんでいただけるようなイベントの企画、モータースポーツの一層の発展に貢献すべく、積極的に取り組んでいく」
(トヨタ自動車 プレスリリースより)


